その蒸気で、何を為す?

(異フ)43.ボクっ娘ライネ、蒸気鎧を纏って魔術師と共に巨悪と戦う(作:キロール 様) ※完結お疲れ様でした※

『第6話 バンカー内の攻防』について感想書いてく


(作品URL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885188279

(エピソードURL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885188279/episodes/1177354054885250794#p35



 襲撃のエピソード。

 普段は軽い感じの男に強い殺意が表れる。


>ボクは炉が温まるのを待ちながら、状況にやきもきしていた。漸くアルジャーノンの内部に蒸気が回り始めるのを外部のメーターで確認して、急ぎ背面のハッチを開けるハンドルを回す。ワット型と違って背中から引きずり出され難くしてあるアルジャーノン型は、蒸気の力でハッチを開閉する仕組みまで持っていた。それは、普段であれば心強いんだろうけれど、こんな急な襲撃には不利になる。一長一短だ。



 蒸気鎧という、作品の世界観にマッチしたキーアイテムの描写。

 スチームパンクを執筆した経験が少ないので、こういう設定を考えられるのは羨ましい。

 冒頭の頃を思うと、主人公のライネはだいぶ成長したことがうかがえる。

 全体を通して、戦闘開始の緊張感が伝わってくるエピソードだった。

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