君のために、お前のために、あなたのために――生きた者たちを、私は記す。その本の名は。

(異フ)18.竜記伝~その竜たちは晦夜(かいや)に吼えて~(作:Win-CL 様) ※完結お疲れ様でした※

『第11話 館での惨劇、激突の二人』について感想書いてく


(作品URL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882907468

(エピソードURL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882907468/episodes/1177354054882907853


 竜に片腕を喰われた少年同士のエピソード。

 テリオに同行するキビィが、彼を導くような役回りになっている。それにより、テリオが「目的に向かって突き進む」様子がより引き立てられていると感じた。


>「……それでも幼馴染なんです。一緒に育ってきた家族なんです。だからこそ、俺には義務がある。暴走してしまった家族を、殴ってでも――義手でない方の腕を切り落としてでも連れ帰る義務が」


 テリオの強い決意が滲み出たセリフ。

「それでも」の一言に、家族の絆を感じた。その想いは届くのか。

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