人物に寄り添う細やかな描写。感情移入したい人向け。

（異フ）３．銀のムテ人　＝第二幕＝（作：わたなべ　りえ　様）　※完結お疲れ様でした※

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＞その言葉を聞いたとたん、フィニエルはなぜか櫛を巫女姫の頭に突き立てたい衝動に駆られた。

　少し前に『香り袋が、なぜかずしりと重く感じる。』と描写されている。こういう細かな雰囲気の演出というか、描き方は結構好きだ。

　全体としてしっとりとした空気が伝わってくると感じる一話。言葉を連ねなくてもこの雰囲気が出せるのは凄いと思う。

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