世界の終わりを感じるのに悲惨な気がしない。
しゅわしゅわっていう言葉が軽く感じるのかもしれないけど、そこにいる人たちが穏やかだからなのかな
自分たちの運命でさえ、しゅわしゅわって表現になるとそれでもいいのかな(良くないはずなんだけど)そんな気になってしまいそうでした。
作者からの返信
空音ココロ様
お立ち寄りくださりありがとうございます。レビューも嬉しいです。
こんな物語ともいえないような物語を作ってみましたが、どちらかというと私は世界の終わりや破滅のことを考えだすと夜眠れなくなるタイプだったのですよ。
そこから「どうせ滅亡するのが確定したなら、なるべく綺麗で悲惨じゃない方がいい」という風な考えがうまれ、こういう形に現れたのかもしれません。
コメントでははじめまして。
個人的には初期稿の余剰感ある文章がどストライクだったんですが、レギュとの兼ね合いあるとむずかしいですよね、しょうがないね。
ただ、文章が整理された分、滅びのあっけらかんとした明るさとそこからくるシュールな味わいみたいなものはさらに引き立っている感じがして、やっぱりこの雰囲気好き~、って思いました(好き)
作者からの返信
myz様
こちらこそ初めまして、コメントにレビューありがとうございます。とても嬉しいです。
短すぎて伝わるのかと不安だったのですが、気に入っていただいて何よりです。
初期稿の雰囲気要素を削がなきゃいけなかったのは自分でも残念だったのですが、おかげで思い切って削ることの大事さもわかったので得たものはそれなりにあったように思います。
編集済
最高にして最後の夏休み。かわいらしいしゅわしゅわという響きとは裏腹の終末譚。
生存のためのらんちき騒ぎに加わることなく、終わりを迎えるふたりはどこか清々しく、人生を満喫しながらしゅわしゅわしていったのだな、と感じるラスト。
滅びの美学とは違う、爽やかな余韻がありました。
猫が気になって出て行ってしまうお姉さんは、気持ちが分かるだけにちょっとだけ物悲しい。
作者からの返信
うぉーけん様
お読みいただきありがとうございます。
本作は何も考えずにキーボードの上に指を走らせてできてものです。その分、最期の時は満足して迎えたいという常日頃の願望といいますか、一種の死生観がでたような気もしますね……。
実際に世界の終わりに直面するとみっともなくあたふたするタイプではありますが。
お姉さんにとっての猫が、一緒にしゅわしゅわの瞬間を迎えたい相手だったんでしょうね、きっと。