財布
ヒロシ「あ、金歯が携帯電話をジュースの自動販売機に向けてなんかしている! あれが噂の『おさいふ携帯電話』か!」
マルぼん「そのようだね」
ヒロシ「僕も財布以外の用途が山ほどある財布がほしいよ!」
マルぼん「そんなもんねえよ」
ヒロシ「あるだろ、ほら、だせよ」
マルぼん「ないよ。こら、さわんな。きもい!」
ヒロシ「にげんなよ。いいだろ、なぁ!」
マルぼんとヒロシはしばしの間、街中でおいかけあい。
マルぼん「しつこい。よし、あの路地裏に逃げ込もう」
ヒロシ「させるかよ!」
2人は町の繁華街の路地裏に入りました。そこでは。頭から血を流して倒れている女性と、血のついた鈍器のようなものを持っている男性がいました。
男性「み、みのがして…みのがしてくれ!」
マルぼんたちの口に札束をねじ込む男性。
ヒロシ「もぐもぐ。なるほど財布以外にも人間以外の使い道がある『お財布人間』か! 」
なんだかしらないけれど、マルぼんは色々絶大だと思いました。
男性「……なんか一生、金をたかられそうな気がするな」
ヒロシの頭を鈍器のようなものでぶん殴り、続いてマルぼんに攻撃を加える男性なのでした。
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