旅立ち

「特訓するぞ」

「えっ?」

「神の力まだ、宿してないだろ」

「特訓しないと宿らないんですか?」

「あぁ、死闘じゃないとダメだ」


それから、場所を闘技場に移動した。


「特訓ってなにするんですか?」

「実践だ」

「いや、俺死ぬだろ」

「殺しはしない、が殺す気で行くじゃないと意味がないからな」

「お手柔らかにお願いします!」

「始めるぞ」

俺は剣を構える。


キングは殺気を放つ、ジンは動けなくなる、キング歩いて近づき、拳で殴る。

俺は吹っ飛び、気絶した。


キング呟く「長くなるな」


1年たった。


闘技場ではいつものように俺が倒れている。


「よし、特訓は今日で終わりだ」

「なんで?俺、まだ一回も勝ててなのに」

「俺に勝つ?1000年早い。特訓の目的は神器開放を使いこなすことだ、お前は十分使いこなせている、それに、そろそろ限界だ。」

「何が?」

「俺は魔法でここにいるんだ、魔法を維持するには魔力がいる。その魔力は20歳の時から毎日、あの本に魔力を貯めてきたから1年も魔法が維持できた。」

「また注げばいいのでは?」

「そんなに都合のいい魔法なんてないよ。それに地上の事も気になるしな」

「あ~確かに、でもこっからどう出るの?」

「俺が創造魔法で足場を途中まで創る、そこからは神器開放してお前を持って飛ぶ、最後にお前が神器開放して飛ぶ。これで出れなかったらどうしようもない、」

「最後に俺、どうやって飛ぶの?足場ないのに」

「俺がいるだろ」

「えっ?キングでなくていいの?」

「あぁ、俺の役目は終わりだからな。10分後に始めるからな」

「はいよ」


10分後


「始める前にこれ返しておく」

それは、テレスに貰ったペンダントだった、キングが言うには、このペンダントが奈落に落ちた俺は助けてくれたという、付与されてた魔法は、持ち主のステータスを大きく上回る、攻撃から一度だけ守ってくれる魔法だそうだ。

これのおかげで、落下ダメージを受けずに済んだ。ありがたい

が、もう一つの付与されていた魔法は奴隷化魔法、これは要らない。

キングに奴隷魔法を解いてもらい、ペンダントの付与も全部変えてくれた。


ペンダント

破壊不可・絶対鑑定・全能力大アップ・状態異常耐性大アップ


「始めるぞ」

足場がどんどん上がる、数分でミュトス王国が見えなくなり、更に上がり続け止まった。キングは【神器開放】して俺を持って飛ぶ、勢いが無くなって来たので結界魔法を出し、壁蹴りで上がって行く、光が見える。

そして、上がり続け、限界が来たのでジンを上に投げる。

キングが言う「行って来い」

俺は神器開放をしてキングの腹を足場にし飛ぶ、


「あぁ、行って来る、今までありがとう」


一瞬でキングが見えなくなり、上がる。様々な魔法を使い、上がる

そして、やっと地上出る。

青く澄み渡る空、まぶしく光る太陽、風の匂いその全てが懐かしい。


俺は地面に大の字で倒れ、そして、叫ぶ


「出れたぞーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

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