20 贈られた馬の扱い
人からいただいた馬を、ただちに人に預けるようなことはしてはならない。まして、人に与えてはいけない。一日だけでも自分の厩舎に立てて、翌々日くらいにでも、人に預けるべきだ。厩舎に立てたと聞けば、贈り主は使者の報告を聞いて喜ぶだろう。また、馬を見ずに、そのまま厩舎に引き入れることはしてはならない。贈った馬は、お気に召しただろうか、と問われて、使者が、ただちによその人のところへ連れていかれました、などと答えたとしたら、がっかりして、この殿様にはどんな贈り物をしたところで、まったくご存じないのだろう、と思われて、怨みを残すことになる。
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