第014話 √0-7B 『ユウジ視点』『↓』
軽い山林を抜け墓地の区画に突入する。
色々な事情あって、この墓地には特に仕掛けなどはしていないらしい。
それでも夜の墓地というだけで雰囲気は満点だ、これで仕掛けようものなら人によっては失神しかねない。
途中でクラスメイトペアことユキと福島とすれ違ったが、ユキは涙目で福島はユキに腕を抱かれながら何故か笑っていた。
まぁ割と頑張った仕掛けにシチュエーションが相まって本格的に怖い感じになってたからな、夏だったらもっと雰囲気が出てヤバかったかもしれない。
んな俺でさえ内心ビクビクだったのだから、手を引いている姫城さんもまた怖がっていた様子だった。
そうしてどうにか目印の一つの寺の前までやってくる、目印で神石方面への案内があるのはありがたい。
その寺には誰も常駐していないのか人気こそないものの、廃れた印象はなく定期的に手入れされていそうな印象の外見だ。
もっともそこそこに大きな風貌に灯り一つ付いていない寺は迫力満点ではあるが。
何もないとは思うのだが早歩きで寺を右折し、しばらく直進すると――
「ユ、ユウジ様着きましたね」
「あ、ああ」
そうして着いたのマサヒロの言っていた神石の前で、高さ二メートル幅ニメートルの大きな石がどすんと木々を除けて居座っていた。
懐中電灯で照らしてみると、その石の上部に太い縄が巻かれている……なんだか確かに神石っぽい。
「これが台か……」
……一応神様の貢物にして、お供えものの台がみかんダンボールの上にベニア板というのはどうなんだろうか。
神様期限損ねたりしない?
「まぁ……早く貢物置いておこう」
「そ、そうですね」
そう答えると姫城さんは布から小刀の模造刀を取り出し、俺はお揚げの入った汁入りタッパーのフタを開けた。
そして置かれていた即席の台に二人の貢物を乗せる、これで俺たちは目標達成なので踵を返してリターンして肝試しは終わり……のはずだったのだが。
その時のことだった――
『わ、好物のお揚げだ♪』
何処からか、闇空の下ミスマッチな声域高めの少女の声が耳に響いてきたのだ。
嬉しそうに、何かに喜びを見い出してはしゃぐような声音であり――そしてこれが彼女「神様」とのファーストコンタクトだった。
しかし……この声に聞き覚えはなく、桐の猫かぶり声でもない。
いわゆる桐の脳に直接語りかけて来る感じ「逢坂チャンネルをみるのです……」のような。
「ユウジ様どうかしたのですか? そんな高い少女のような声を出して……?」
「いや、なんで今この状況で俺が高い声を出す必要性があるんだ……俺じゃないぞ?」
「では一体……」
現実的に考えればこの場にいるはずのない少女の声であり、ましてや俺の知り合いでも姫城さんの知り合いでも無さそうなのだ。
『あ! 聞こえてた? うん、我は我だよ!?』
「!?」
また聞こえてしまう。
やはり聞きなおしても桐とは声質が異なった声だ、なんというか……猫かぶり桐よりも、ちょっと大人びているというか――
うーんどう表現したらいいか……ああ、俺の表現力の無さが恨めしい。
『じゃあそっちに行くねー!』
「来るのか!? って、うお!?」
一瞬にして神石が発光し始めた、なんだこのゲームみたいなノリ……ってゲームだったわ。
その突然の出来事に俺は反射的に目を瞑ってしまった。
そして深い黒に染まる夜を、その光はそれを打ち消した。
「よっこいしょー」
高い女子の声が聞こえる、目蓋の外の光が弱くなったことを理解し、俺はゆっくり慣らすように目を開いた。
「!」
目の前には少女が立っている。
床に引きずるまでに長い黒色の髪を持ち、大きな緑の瞳が特徴的な美少女に分類されるであろう顔つき。
背は中学生程あり桐とは大分印象が異なり、服は何故かセーラー服を着用していた。
少女は今僅かに残る光を背にしている。
そのせいもあって彼女をスレンダーな体格や表情が引き立ち、何故か神々しい……。
「なんで我の好物を知ってるの?」
「え? これか?」
「そう! あなたの持ってるそれ!」
好物って……お揚げ? 俺の持ってきたものはお揚げの入ったタッパー。
ドンベートッピングのあまりなので、持ってきた訳だが……正直俺としては姉貴のお供えを見て投げやりすぎかと思ったほどなのだ。
しかしまさかこのお揚げに食いつくとは……。
ちなみに左隣に居る姫城はまだ目を瞑っている、無理もない。
「我の好物はお揚げなんだよー」
この子の好物はお揚げらしい……ええと、一応答えた方が良いのだろうか?
「そ、そうなのか」
「うーん……その印象を見ると偶然持ってきたのかな?」
「ああ」
今時お揚げが大好物とは珍しい……というか自分でも思うけど、単体で食べるものじゃありません。
「……まぁいいや! 持ってきてくれたのには変わりないし!」
そう言いながら彼女はじゅるりと涎を手で拭きながら……キラキラ目を輝かせて、お揚げの入ったタッパーをガン見する。
「……食うか?」
「え、いいの!? わぁ、ありがとー! じゃあ遠慮なくいただくねっ!」
タッパーを開けた状態で渡すと、すぐにタッパーに手を突っ込んでつまみあげ――る、ことはせずにセーラー服から取り出した割り箸で摘んで食べた。
「うぅぅん、おいしい! やっぱこれだね!」
「……」
……ナチュラルな流れで神様へのお供えあげちゃったけど、どうしたものか
「それで……君はこんなところで何を?」
神石の前でこの子は一体何をしていたのだろう。?
それにこんな辺鄙な場所でこの夜だ。
最近の子供は夜遊びが常識になりつつあるとは聞くが、見たところ一人のようだし――
「えーと……眠ってたの」
「……こんなところで?」
この石を指す……そこで寝てたら骨痛めそうだな。
「こんなとは失礼なっ! 我が祭ってあった神聖な石だよ!」
「神聖な石ねぇ……」
…………え? ちょっと巻き戻して脳内で確認しよう――
「今”我が祭ってあった”って言ったよね?」
「うん! 我こそ美桜山の農作物を護る神!」
…………。
「……えーと、君は神様なのか?」
「うん! そうだよっ」
あー、うん「うん! そうだよっ」凄く軽く返されたんだが。
「そして我の名前は”ホニ”だよ!」
ホニ……ほに……ほにほにいつも噛みあわない。
「でも……我の姿が見えたということは……」
さっきまで笑顔を絶やさなかった少女は、今になって突然に寂しそうな表情を見せた……?
表情がコロコロ変わる、というか普通に可愛い……素性が分からなくてちょっと怖いけど。
「決めた! ねえ! あなた! 我をここから連れ出して!」
つ、連れ出して!?
「ど、どういうことだ?」
「あなたたちが私の元に来る→あなたがお揚げを持っていた→頂く→恩返し」
「お、おう……で、本音は?」
「下山して現代を見てみたい!」
素直な子、俺は嫌いじゃない。
「一人で下りるってのは出来ないのか?」
すると、首を横に振り。
「我、土地神だから……何かに憑かないとここを離れられないんだよね! だから守護神に昇格して下山するんだ!」
それ神様的には昇格なのか……?
「ねぇ、お願いお願い!」
どうしたものか……ユイはともかく姉貴には聞かないといけないよなあ。
『(お主、こやつを連れて行った方がいいぞ)』
うわ、出た。
『(人を化けて出たように言うでない。そやつが神様にして新ヒロインじゃ)』
「えっ?」
「どうしたの?」
「いや……」
桐のテレパシーに反応して声が出てしまい、このホニさんというのが首をかしげて聞いてくる。
少し冷静になって間近で見るとほんと可愛い、桐の百倍ぐらい。
『(聞こえておるぞ……まぁともかくそやつを連れ帰って住まわせるのじゃ)』
いやいやそんな無茶振りされても。
今のご時世、夜道に迷っていた子供を悪意なく保護しても誘拐扱いにされてしまうぐらいだぞ。
俺がタイーホ不可避だ。
『(そこはわしが調整しておくから、あとでミナへの説得をするだけで良い。そやつ少なくとも――家事スキル的にはわしよりも役立つぞ)』
自分で言うなよ。
「で、そのホニさんは下山して何処に住むんだ?」
「あなたの家がいいな」
そういう流れになるよな。
「我が出来ることはするから! お願いっ!」
桐が言う通りなら、家事が出来るというのだ。
しかし今は姉貴が自分で取り仕切っているしな……。
「えと、神様……は、本当に帰る場所とかないのか?」
仮に、この子がちょっと夢見てか遊びの一環で俺をからかっているのだとしたら。
ギャルゲー世界だから有り得てしまうのが恐ろしくはあるものの、普通に考えれば遊ばれているようにしか思えない。
そうすればこの子は一体どこに住んでいるのだろうか、少なくともこの神石周辺に民家などないはずだ。
ここは山中であり、寺にも生活感はないことから住んでいるとも思えない。
「うん……ないよ。我はここに一人、ずっと一人だよ」
気づけば彼女のセーラー服も土がところどころ擦れたのか汚れているし、ヨレヨレで制服そのものも痛んでいるように見える。
彼女の言うことが本当なら、彼女は実質的に……ホームレスなのか?
顔や腕に目を向ければ、決して肉付きがいいとは言えず細身でガリガリ一歩手前ともいえる。
警察は何をやってるのかと、こんな小さい子を放っておいて――
「なら……自称神様さん、俺の家に来るか?」
「……え、いいの?」
「いや、本当はよくない」
このもしかすると犯罪の臭いのする彼女は警察に引き渡すべきだ。
常識で考えればそうする、しかしこの世界に今は常識が通用しないことは分かっている。
「ええっ!? 連れて行ってー」
ぐいぐいと、俺の服を引っ張る少女。
神様というのも俺たちをひきつけるための云々なのだろうか。
やっぱりギャルゲー的な少女の出会いなのは分かっても、彼女が神様かどうかは信用出来ていなかった。
「というか神様って言われてもな……なんか神と分かるようなことってあるか?」
「うーん……あっ! ええと、ね! すーはーすーはー……よし! ふぬぬぬ……」
深呼吸したかと思えば少女が力み始めた……どうしたのだろうか?
「ふぬぬぬ……えいっ!」
ぽんっ、という何か空気の抜けるような間抜けな音が響いた。
「……何か変わったか?」
……少女に変わった様子を一見しては分からない、周辺にも影響はない、なぜに力む意味があったのだろうか?
「変わったよ! ほら頭見てあ・た・ま!」
若干興奮気味に自分の頭を指す少女。
「え? ……なになに」
そう促されるままに少女の頭を見ると――
「……耳? ……耳!?」
耳だった、それも獣耳だ。
人の顔の両端に付いている耳ではなく、頭の髪の毛の中に溶け込んで一体化したような、ケモノの耳。
「……なんの耳なんだ?」
「狼だよ!」
「…………」
狼か……少女の全貌を改めて見ても、狼の獰猛さは皆無だった。
いや、妥協しても犬じゃないかね。
「というか、これ本物なのか?」
ぐいぐい、と少女の頭に付いたネコミミを引っ張ている。
「いたっ! いたいっ!?」
ほ、本物なのか……直に生えてるってことなのか?
「い、いたい……」
「す、すまん……どうも信じられなくて」
涙目で自分のケモノ耳を押さえてる……なにこれ可愛い。
「ひどいよー! でも……お揚げくれた人だから許しちゃう!」
おお、お揚げ万歳!
「ということは、君は狼を母体とした農作物を司る神……ってこと?」
「うん! 今は人の体をしているけど、れっきとした狼の体も持っているんだよ!」
「じゃあ、なんで狼の体じゃないんだ? そっちの方が威厳あるだろ?」
「さりげなく、今の我がバカにされた気がするけど……狼の体は今の我には維持するのが難しくてあまり持たないの、それと人の中に溶け込む為かな!」
「へぇ……まぁ君が神様ってことは仮定するとして」
「確定してよ!」
しかし、俺としてはやっぱり――
「それでも、警察に君のこと連絡するのは――」
「それはだめ!」
「理由を聞いていいか?」
「それは…………ヨーコが嫌がってるから」
「ヨーコ?」
ヨーコ、と聞こえたが一体誰だろうか。
この子の母親、とか……それは違う気がするな――
「とにかく! 神様に餌付けしたんだから責任取って!」
「おおう……」
なかなかいい性格をしている。
確かに野良ネコや野鳥に餌をあげるなら責任を取れとは常々思いはするが……野良神様ってどうすればいいの、見た目完全に女の子なんだけど。
「本当に……お願いだよ……」
その声音には必死さと切実さがあった、例えそれが演技で俺は騙されていたとしても……これを聞いて見捨てられるほど、俺は鬼じゃない。
実際桐が言ったことだからな……ギャルゲーのシナリオで考えれば神様に違いない以上、連れて帰った方がよさそうだ。
というか、本人がそれを望んでいるし俺も実のところ別にいいかなとも思ってきた。
聞いたところ悪い子じゃなさそうだしとにかく可愛いからな……うん。
それにいずれ警察に引き渡すとしても、色々と聞けることがありそうだ。
「……じゃあ戻るか、姫城と……その神様」
「あっ! えっ、はいユウジ様」
いきなり呼びかけ、呆気にとられる姫城。
実はさっきまでしゃがんで耳を塞いで震えていたのだった、なんだか放置してすまない。
「え、うん! ……でも我のことはホニでいいよ!」
ホニ……ね、神様だからな。
神様と仮定するまで失礼極まりないことばっか抜かしてたとは言え、少し呼び捨ては気が引ける。
あと、なんとなくさん付けしたい衝動に駆られたのだ。
「あーじゃあホニさんで」
「”さん”はいいってば! ……そういえば、あなたユウジサマって言うの?」
どうやらホニさんは俺を姫城さんがユウジ”様”と呼んでいることを聞いて、サマまで名前の一つだと誤解してしまったらしい。
「いや、サマは違う。俺は下之ユウジって言うんだ」
「シモノユウジ……じゃあ、我のことさん付けするならユウジもさん付けする! ユウジサン! ユウジさんっ!」
なぜだろう、俺の名前を連呼されるだけでこんなにも耳が幸せなのは。
すごくフレンドリーな神様で、接しやすくていいなぁ……どこぞのエセ妹なんてもう目も当てられないね。
「ええと、ユウジ様! これは一体……なにがどうなっているのです!? その子は誰なんです!?」
え、今頃っ!?
「……見てなかったのか?」
「はい……何故か光の辺りから記憶が曖昧で、更に今の今まで目を瞑って妄想に耽っ……あの光はなんなんですか?」
何を妄想してたのだろうか。
「……まぁ見てない、知らないなら気にしなくていいんじゃないか」
説明すると面倒だからな……知らないなら知らないでいいだろう。
「ど、どういうことですかっ! あの、ユウジ様!」
「……色々あったんだ、最近」
「意味深すぎます! 本当に何があったんですか!? その子とユウジ様との関係はっ!?」
「いや、そこで出会った」
と、ユウジは懐中電灯を神石に向け、その場を指す。
「その石の前で、ですか!?」
驚愕する姫城、まぁそうだよな。目を瞑っている間に一人女子が追加されてれば。
「ちじょうっ、ちじょう、ちじょうぅっ♪ 八百年ぶりのちじょうぅっ♪」
ホニさんは嬉しそうに連呼する。
本当に嬉しそうだ、なんかこうまで嬉しそうなさまを見せつけられると頑張りたくなっちゃうのが男の性。
なぜに神様が女子中学生大の容姿で、美少女でセーラー服を着ていて、農作物を司る狼の神様なのかもわからないけども。
いや、あれ? ん? ちょっと待って!
「今ホニさん八百年ぶりって……?」
「うんっ! 我がこの山を下りるのは八百年ぶり! だからどんな風に変わってるか楽しみだなー」
「ええええええええええ!?」
さらっと衝撃の事実をバラすホニさんに心から驚いてしまう、そしてホニさんの声音からして冗談を言っているようには思えなかった。
ははは……これは完全にギャルゲの設定ですわ、なるほどこれはギャルゲーのヒロインだ。
『(はぁ……真夜中なのにお主らは賑やかじゃな)』
うるささではお前も負けてないぞ、と内心で思うと『(ならリメイク前と同じように付き添えばよかったのう!)』とブチ切れていた。
だからリメイク前ってなんだよ。
そうして姫城さんとホニさんを連れて肝試しの開始地点に戻るのだった。
戻ってみたはいいものの、状況的には――
「友人のユウジ氏が肝試しに行ったと思ったらロリっ子を連れてきたでござる」
第三者目線ことユイから見ればそういうことである。
マサヒロに関しては携帯を手にしながら「お前やっちまったな」的な顔をしている、やっちまってないから携帯しまって。
そして姉貴はと言えば「……警察に連絡した方が」と、ごもっとも! ごもっともなんだが!
しかしこれはどうしよう、ギャルゲーのシナリオだなんて言えるわけもない以上完全に俺が”やっちまった”風にしか見えない!
「仕方ないのう、わしが人肌脱ぐとするか」
そうして桐が一歩出て皆を前にするようにし、注目が集まる――
「能力発動”既成事実”――困っている子を見たら連れて帰る、
桐が二十持つとか抜かしていた能力とやらを発動したらしい、俺はちょうど桐の隣なのでいまいち何が起こったのか分からなかったが――
「「そういうものだよね」」
全員一致でそう呟いた。
俺以外のここにいる皆がアニメとかで見るような洗脳風の目をしている……そういう能力なの?
それ普通にヤバい能力じゃん、キチ<規制>に刃物かよ。
「これからお世話になりますっ!
しかしホニさんに悪意はないのだ、俺はお手上げだったとはいえ桐も「それは違うよね!?」的に皆を論破していくかと思いきやのごり押し洗脳。
もうちょっとソフトにならなかったのかね……。
「えーと、名前は何ていうのかしら」
「ほ、ホニです」
「ホニちゃんね、じゃあユウくん達と一緒に帰りましょうか」
「う、うん!」
姉貴も無事洗脳されたようだった……なんだこの罪悪感、すまねえ姉貴。
こうしてまた俺の家に同居人が増えたのである。
「よろしくね、ユウジさん!」
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