Ep 7. 意外な出会い

前回のちょこっとあらすじ〜

・ツヴァイが雷を怖がった

・毎朝なにか起こるんじゃないか(鋭い推理)

・異能者組合へ行(r


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〜ハイレカの街 某所〜

蝋燭だけの薄暗い場所に二人はいた。

「レナ、新しい報告だ。『智の学会wissenshaftler』に新たな動きが。」

「そう、なのね。だけどこっちも前回のようには行かせないわ。私だって強くなったし、新しい《愚者》が現れたしね。」

「それは?」

「健二刑部という、異世界人らしいわよ。」

「それは、信用していいのか?」

「フッ、私の『眼』が言ってるのよ?」

「なら心配いりませんな。しかし、同じ年代に二人も、、、、実力の方は?」

「これからよ。だけどステータスがすごいのよ。まだレベルは低いけど『眼』も持ってるし、電撃魔術はLv.8だし、、、一応あの子の恋人よ。」

「ほう、それはそれは。では、期待できそうだな。」

「ええ、私も頑張ってその子を鍛えるから、あなたも頑張って頂戴。」

「あの恩を忘れたつもりはありませんよ?」

「そうね、じゃあ、よろしく頼んだよ?《戦車》」

「こっちこそ頼んだよ、《節制》」


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「あら、少し遅くなってごめんね?」

「大丈夫だよ、母様。今登録書を持ってくとこ。」

「そう、じゃあ私が登録と発行してくるわね。」

「おねがい。これで異能者組合の一員になったね。」

「そうだな、これからは頑張って力を伸ばさないとな。」

「健二なら最初に体力づくりだね。」

「だ、大丈夫だよ。一応これでも運動してた方だし。」

「だけど健二君、多分もっと伸ばさないとだめだと思うの。魔術で補えるからって、大切よ?」

と言ってレナさんは所長室の方へ行った。

「うげぇ、、、」

「そ、そんなに辛くないと思うよ?」

「その言葉を信じたい、、、」

そんなこんな話しているうちに、レナさんが所長室から戻ってきた。

「はい、これがあなたの分のペンダント。この中に会員としての情報があるから、なくさないように。」

「わかりました。」

そういったところで、入り口のほうがうるさくなってきた。

「酒屋の方のお客さんかな?」

「ううん。あの声は、、、」

「カレさんおはよう!新入りがいるみたいだな。」

「ああ、そうだ。他の奴らはどうした。」

「ちゃんといるって、新入りの紹介してくれよ?」

「はぁ、めんどくさいやつだ。紹介するから、上に上がれ。」

カレンドさんはめんどくさそうに頭をかいた。


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「えーと、今日新規登録した刑部健二といいます。能力は《愚者》で、、、これから頑張りますので、よろしくお願いします。(こんな感じでいいのか?)」

隣にいるツヴァイに話しかける。

「うん、大丈夫だよ。ボクも最初は緊張したし。」

「はい、質問。二人はどんな関係なの?」

私は《力の杯》のリンだよ、と言って質問した。ってなに質問してんの!

「「「えーと、それは(そのことは)、、、」

「あら、二人は恋人じゃないの?」

うん。レナさん、ナイスフォロー、、、、、、、、

「それは、なんか、そうだな。おめでとう。」

みんなからそれっぽいこと言われた。

「まあ、いいじゃないか、俺なんか異世界ってことで期待したがそんな現実は甘くなかったんだから。」

「そうですね、、、異世界、、、、?」

「おっと、自己紹介忘れてた。《戦車》のライネルだ。見た目は子供、心は大人なんちゃって。本名は二宮あける、精神年齢53の体は19だ。お前と違って転生したからな。」

「ん?なんでそのことを知ってるんです?」

「それはレナから、、、(ドスッ)あ痛っ、、!何すんだ」

「それは言わない約束でしょ!せっかくっ!」

「わかった、わかったからー」

俺なんか聞いちゃまずいこと聞いたのか?

「なんか仲良さそうだねあの二人。」

「ボクもそう思う、、」

なんかこれからも色々とありそうだ。

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