Ep 3. ハイレカの街

翌朝


ーーーツヴァイsideーーー

バタンッ!

「おはよう、健二!」

「ぐすぅ、、、すかぁ、、、」

「あ、れ?寝てた?朝だぞ?」

「あしゃにゃのね?ふわぁ、、、」

「噛み神!?」

健二こんなに寝起き悪いの?!てかこれはひどくない?!

「ふぇ?おはよ、、、」

健二がようやくベッドから立ち上がって、、、ふらふら、よろっ

「うわぁぁ?!」

ドテンッ!

(ぱちくりぱちくり)

「んんん、んんんんんっ?(健二、大丈夫?)」

あれ?なんで声出ないんだろう?この唇の感触は、、、、まさか、、、

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

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、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、




二人、出会って2日でキスをする(事故)



「「・・・・・・」」

すごい気まずい空気になっちゃった、、、

「さ、さっきはごめんね?」

「いや、こっちこそ」

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・」」

「そういえば、部屋の机の上にあった紙は?」

「あー、あれか。スマホの動力源を作るものさ。こっちって鉄をひき寄せる石ってないか?」

「マグニティス石のことかな?あるにはあるんだけど、、、」

「値段が高いのか?」

「いや、めったに出回らない。そんな石に頼るくらいなら非接触動作系魔術を使うからね。どうしてもその石じゃなきゃだめなの?」

「そうなんだよなー。ハイレカの街は腕の立つ鍛冶はいるのか?」

「まあ、今日行ってみよう、、、ふ、二人で、、デートみたいだね、、、、もうキスしちゃったし、、、、」

「あれは事故だろぉ?!」

「そ、そうだけど。じゃぁ 、ボクに付き合って?って言われたら?」

「??( ゜д ゜)??えっ?」

「えっと、、そのっ、、、一回しか言わないからッ、、、ボクと付き合ってくださいッ!」


ーーー健二sideーーー


「えっと、、そのっ、、、、、、ボクと付き合ってくださいッ!」

え?コイツ今なんて言った?聞き間違いかな?つきあってくれっていったような、、、

「だ、ダメ?」

聞き間違いじゃなかったーーーー!

「い、いいよ?」

「やたーーーーーー!健二、大好き!」

ドテンッ!

あ、、、、

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」



二人、恋人になって数秒で二度目のキスをする(事故?)



今の状態、ツヴァイが俺を押し倒してキスしてるように見えるんだが?早くどいてもらわないと、、、、

ガチャ

あ、ツヴァイのお母さんではないか。

キィーーーーーカチャ

ちょっと【私は何も見なかった】反応やめてもらいます?せめてこう、反応を、、

「何やってんのォーーーーー?!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「「すみませんでしたーーー!」」

「もうっ!ほんとに心臓が止まるかと思ったわ!」

「「ごめんなさいーーーーー!」」

「別に、誤ってもらいたいわけじゃないんだけど、、ふぅ、もうっ、、、街に行きたいんだって?」

「うん、健二がこっちの世界のものを見てみたいって」

「そう、まずは朝食を頂いてからね。もう、朝から大変だわ。」

「ツヴァイ、なんかお母さんとの仲が悪くなった気がするんだけど、、、(ヒソヒソ)」

「大丈夫。たぶん帰ってくる頃には忘れてるから。」

「そうなのか?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「じゃぁ行ってくるねー?母様。」

「気をつけるのよ?」

「分かってるって。んで健二、どこらへんに行くの?」

「とりあえず、商業区のほうかな?いろいろ見てみたいし。」

「あー、マグニティス石探したいって言ってたもんね。」

歩いてでも、10分ぐらいのとこにハイレカの街はあった。

「すごい壁だな。」

「昔、王様がこの商業都市が襲われないようにと作ったって聞いたけど。」

「とりあえず門くぐるか。」

門番が寄ってきた。

「身分証明書はお持ちに?」

「あ、そういや、そういうのないや。どうしよう?」

「健二はボクのこ、恋人だよ!だから、大丈夫!」

な、何大声で言ってやがる!

「へ、へい。ツヴァイ様の、、、そうでございますか。では、どうぞ(ギロっ)」

なんか今俺のこと睨んだよね?気のせいかな?

「どうした、健二?商業区はこっちだぞ?」

「ああ、すぐ行く。」

ハイレカの商業区は、商業都市なだけあってすごく広かった。

「うーん、どうしようか。マグニティス石どこにあるかな?ここで一番有名の鉱物の商会行ってみる?」

「まあ、そうしようか。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「鉱物と魔鉱石の専門店、イーロン商会へようこそ。さあ、何がいる?」

「マグニティス石を探してるんだけど、ここにはある?」

「マグニティスかー、珍しいから本部の方に行けばあるかもだけど、ここにはないな。」

「そうかー、もし買うとして、値段は?」

「そうだねー、君の拳一個ぐらいので大体1万メルケかな?」

一メルケ=一円ぐらいなので、

「一万円?!高っか!」

「そうでもないよ?貴族のボクたちにとって。」

「やべぇ、貴族の金銭感覚に追いつけねぇ。そういやおっさん、そこの明るい黄色の鉱石はなんていうの?」

「これか?これはズルフ石だな。」

「ズルフ?」

ズルフ、スルフ、サルフ、サルファ、、、サルファーsulfur? 硫黄?ってことは、、、

「これどこで取れたんだ?火山か?」

「まあ、火山だが、どうしたのかね?」

火山で合ってる?だとしたら、、、、、、、

「黒色火薬つくれるぜぇぇぇぇぇぇーーー!!!」

「健二、どうしたのいきなり?!」

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