第三章 第4話 襲来
翌日。
待ち合わせ時間の一時間前、午前十一時に又川バベルに到着した。
約二十日ぶりだ。異常に敷居が高い。
オフィスの入り口の前でうろうろしていると、
「てっちゃーん!」
桜梨子さんがドアをぶっ壊す勢いで開き、後ろから抱きついてきた。
そういえば。この人は俺とみのりが初めて来たときもこんな風に迎えてくれたっけ。
「相変わらず集合時間をトゥーマッチなほど守るねえ」
「なんで俺が来たってわかったんですか?」
「足音でね。人によってオトが違うんだよ」
「すごい敏感さですね」
「昔三人のストーカーに同時に狙われたことがあったからね」
「……早くいいカレシ見つけて下さい。こんな風になんとも思ってない男に抱きついたりするからダメなんですよ」
桜梨子さんは「辛辣だな……」と苦笑した。
「あの。ごめんなさい俺――」
「あー! やめとこ! 今はその話は! それよりさ、今日のイベントに集中しよ!」
ハラに巻かれた腕にぎゅっと力がこもる。さすがにちょっと照れくさい。
そのままの体勢で会議室に向かう。
いちゃいちゃしながら入ってくる俺たちをライチが呆れた顔で迎えた。
「みのりちゃんも呼んでるんだけど大丈夫? ケンカしたって聞いたけど」
ケンカなんかしてませんよ。と回答しておいた。
「そんなことより。いつ来るんですか。件の彼は」
「しらーん。午後に来るとしか聞いてない」
「アバウトですね。範囲十二時間ですか」
「まあ普通に考えれば二時か三時ぐらいじゃないの? とにかく対策を考えないと」
と言っても。一体なにについて考えればよいか。さっぱり見当もつかない。
なにも身のある話が出ないところに内線電話の音が響いた。桜梨子さんが受話器を取る。
「しもしも~。社長でーす。えっ!? ウソっ!? はっ!? イミわかんないファック! ああ。わかった。とりあえず通して」
受話器を置いた。
「まさか……」
「来たって。まさか十二時間の範囲すら守らないとは」
地下の駐車場にド派手な赤いボディのベンツが停まった。
まず真っ黒なスーツを着たいかつい男が後部座席から出てくる。
彼はいわゆるSPというやつだろうか。
そしてその後ろからSPよりもさらにゴツい男が姿を現す。
(でけえ。近くで見るとまるで壁だ)
「お、お初にお目にかかります」
桜梨子さんがさすがに緊張した様子で最敬礼をする。
「泉田大臣」
「お!? まあまあエロい顔してるじゃないか! ロシアの女社長って聞いて、どんなゴリラみたいなクソババアが出てくるかと思ったわ!」
ガハハハ! とカラダをのけぞらせて笑った。高そうなスーツがはちきれそうである。
「ん? この少年は?」俺の方に視線を向けた。「見たことがあるような……どっかで会ったことあったっけ?」
「たぶん。両国国技館ではないでしょうか?」
客人の名は。元・大関 泉岳山、現・児童福祉大臣 泉田公望。
来客用の応接室に彼を案内する。
「なんだ。小さいイスだな」などとホザきながらどっかりとソファーに座った。
あンたがでかいんだよ。と心の中で突っ込む。
「しつれいします」
ライチがトレイにコーヒーを乗せて給仕役として部屋に入って来る。
完全な人選ミスだが、社員が他にいないので仕方がない。
「おまえたちも座っていいぞ。とっとと始めさせろ。早く帰りてえんだ」
(現役時代から不遜で有名だったらしいが。噂以上かもしれない)
俺と桜梨子さんは泉田の対面に腰を下ろした。
SP二人を後ろに従えて、足を組んで座っている姿は非常に威圧的だ。
なぜかこちらサイドもライチが我々のSPのごとく後ろに立っている。
「じゃあいきなり本題に入るぞ。長丁場の取り組みは苦手だからな」
机に置かれた灰皿を自分の所に引き寄せ、ケースから取り出した葉巻に火を着ける。
「結論から言うとだな。この会社。ツブす」
桜梨子さんがコーヒーを口から噴き出した。
俺も思わず「はぁ??」などと声に出してしまう。
泉田はそんな様子を見てまたガハハハ! などと大笑いをしている。
「大牟田茂人って知ってるか。あの総理大臣とかっつってエラそうにしてる奴。あいつが言うんだ。おたくの所の『ブッコロセラピー』について査察してこいって。あのハゲ、みっともない失敗ヅラの癖に人使い荒いんだよ」
なんたる言いぐさであろうか。こちらはただポカンと口を開くよりしようがない。
「なんか、おたくが最近始めた『ぶっ殺す青春』だとかいう学生向けのサービスがさ。青少年の暴力性、凶暴性を高める懸念があるから調べてこいだって!」
葉巻の煙を吐き出す。毒ガスを吐く怪獣かなにかのようなすごい量の煙である。
「俺も動画で見たんだけどさ。ありゃあヒドイな。暴力どころか殺戮してるじゃねえか。まあまず営業停止はまぬがれんな」
あまりの急展開にアタマがついていかない。
「確かに若者たちのストレス対策は急務ではあるがいくらなんでも――」
ボウっとしたアタマのまま、桜梨子さんの横顔を見ると――
(ひっ!)
思わず声を上げそうになり口を手で抑えた。俺が恐怖したのは彼女のその目。
青色に輝く瞳を笹の葉のように鋭く細め、白目を真っ赤に充血させていた。
美しい。しかし美しさと同じくらいの殺気を放っている。
(やっぱりカタギじゃないのかな。以前酒の席で十代の時は暗殺者だったとか言ってたけど……)
「大臣。ひとつ伺ってもよろしいでしょうか?」
桜梨子さんはその眼光を真っすぐに泉田に向けた。ヤツはまったく怯んだ様子はなく、アゴをしゃくって話を促した。
「それを告知するために、どうしてわざわざ大臣自らこちらにおいでになられる必要があったのかなあと思いまして」
――確かに。
「ああそうそうそれな!」泉田は突然、顔全体に子供のような笑顔を浮かべた。「やってみたくてさ! ブッコロセラピーってヤツ!」
俺は驚きに口を半開きにする。桜梨子さんはニヤりと笑った。
「やはりそうでしたか」
「バレてたか! ガハハハハハ!」
大口を開けた泉田の口から大量の煙が噴き出した。
「しかしですね大臣。わざわざご足労頂いて恐縮なのですが。実は今我々どもの方で富裕層向けのハイクオリティーサービス『スーパーハイソサエティーメガセレブ・リアル石油王の気持ちコース』というものを企画しておりまして。大臣には是非ともこちらのサービスを提供させて頂きたいと考えております」
初耳だ。俺が辞めたあとに立ち上がった企画だろう。ただ以前から経営黒字化のためのビッグプロジェクトがあるという話は聞いていた。恐らくこれがそうなのだろう。
泉田は葉巻を灰皿に押し付けながら回答する。
「ほう。まあそれでもいいぞ。急ぎってわけでもない」
「ありがとうございます。その場合ですね。大変申し上げづらいのですが、なにぶん経費がかかるもので……」
桜梨子さんはわざとらしく申し訳なさそうな顔を作ってみせた。
「料金払えってか? いいよ。どうせてめえらの税金から払うから。いくらだ?」
葉巻に火をつけて邪悪な表情をたたえる泉田を、桜梨子さんはより以上に邪悪な目付きで見据えた。
「料金は。一億。通常料金一億円となっております」
泉田は煙を鼻から噴き出して咳込んだ。
「ゲホッ! ふざけるなよ! なに考えてやがるキサマ! そんな予算があるか!」
「『通常料金』と申し上げました」
「は?」
「条件によってはもっと安く。ってゆうかタダでご提供させて頂きます」
泉田は深い息をつく。
「回りくどいな……条件ってなんだ」
「もし。大臣が『スーパーハイソサエティーメガセレブ・リアル石油王の気持ちコース』にご満足頂けた場合、営業停止をテイシして頂きたく」
「おまえ。人の話聞いてるのか? たったの一回の満足のために総理大臣の不興を買えと?」
「いえいえ。一回とは申しません。VIP待遇でなんどでも無料で提供させて頂きます。大臣が総理にプンプンされてでも残すだけの価値がコロセラにあると判断して頂いたら、営業停止の取りやめをご検討頂ければと考えます」
泉田は天井を見上げる。なにかを思案しているようだ。
「大臣ご自身の満足のこともありますし、先ほど急務だとおっしゃられていた『若者のストレス対策』の切り札になりうると判断頂けるかもしれませんよ。なにせいまの若者が抱えているストレスは並大抵のことでは――」
「気に入らん!」
泉田が桜梨子さんの言葉を遮ってテーブルに拳を叩きつけた。
「な、なにがですか」
「その条件! そっちのメリットがバカでかいわりにデメリットが無さすぎる!」
「満足させることが出来なかったら会社がつぶれるというデメリットがありますが……」
泉田のあまりの剣幕に桜梨子さんも少々うろたえた様子だ。
「そんなもの、元々は営業停止が既定路線なのだからデメリットとは言わん!」
なるほど。暴論だが間違ったことは言っていない。
「それでは。なにかデメリットを持て、『賭け』に負けた場合なにかを差し出せとおっしゃいます?」
ヤツは口元をだらしなくゆがめ、
「まあ負けて会社を奪われたアンタに差し出せるのは。せいぜいその身ぐらいだろうな」
などとホザき切った。
(と、とんでもない野郎。そういえば相撲時代から性豪で有名だったが……)
しかし。桜梨子さんはそれを聞いてニッコリと微笑んだ。
「そうですか。こんなものでよろしければ差しあげますよ」
と両手を広げて見せる。泉田は身を乗り出して彼女の瞳をまっすぐに見つめた。
「二言はないな」
「もちろんです」
二人は顔を触れそうなくらい近づけて、十数秒ばかり見つめ合った。
「よろしい」泉田はソファーに再び腰を下ろした「自分で言った言葉を飲み込むような女の目ではないな」
「そちらも。満足したのに『しなかった』と言う方ではない。とお見受けしました」
「当然だろう。大物だぞこの俺は」
またもやガハハハハ! と豪快に笑う。
「よし! ではそちらの要求を呑むとしよう。そのナントカ石油王コースとやらでこの俺を満足させられたら。営業停止は取りやめにしてやってもいい」
桜梨子さんはホッと安堵の溜息をつき「ありがとうございます!」と頭を下げた。
「で、いつできるんだ? そいつは」
「へ?」
「あんまり遅いとそのまえにツブさなきゃいけなくなっちゃうなー」
「く、九月末には」
「よろしく頼むぜ」
泉田は歯をムキ出しにした、ワルガキのような笑みを浮かべた。
コロセラのオフィスが入っている又川バベルには屋上がある。
ヘリコプターの発着所のようなまん丸い形をしているが『なるほどサンデーじゃねえの』などといった形でヘリが着陸している所は見たことがない。従って用途は不明だ。
俺は仕事中に気分転換をしたくなったとき、一瞬のひとりの時間が欲しくなったときなどにこの場所を勝手に利用していた。
(またここに来るとは思わなかった。今回が本当の最後かな)
屋上の真ん中に仰向けに寝っ転がり、さっき一応貰っておいた泉田のサイン入り手形の色紙を太陽に透かすようにして見上げた。
桜梨子さんやライチたちはさっそくなんたら石油王コースの企画、設計、実験に着手しているらしい。
(まあなんとかなるだろう。あいつらだけで)
俺がいたところで元から大して役に立たない。それに。泉田と桜梨子さんはなんというか、波長が合っているように俺には感じられた。例え泉田を満足させることができず、彼の愛人になったとしても桜梨子さんは結構幸せになる。そんな気がする。
(そうなると。俺は……これからなにをしようかな)
いや。なにも考えることなんてない。
学校に行って、クラスの奴とテキトウにダベって、ちょっとコンビニでバイトでもして、帰って勉強をして、相撲や格闘技の中継を見て、息抜きにヒロムとゲームをして、ヤツが寝ちまったら違うイキヌキでもしてりゃあ時間なんてあっという間に過ぎる。いままでだってそうしてきた。
そうと決まれば。こんなところに長居をする必要はない。
俺は素早く立ち上がった。七・八歩ばかり歩き出入口のドアに手をかける。
ふう……と息を吐きゆっくりとドアノブを捻った。すると。
「こんにち」
そこに立っている奴がいた。
長い茶髪をだらんと下ろして、赤いメガネをしている。
怒るでもなく悲しそうな顔をするでもなく、ただ穏やかに微笑んでいた。
無表情でその顔を見つめていると、
「えいっ」
などと右肩に掌底を喰らわせてきた。屋上に押し戻される。
「痛えなぁ」
「お話しようよ」
「ゃなこった」
「金網の前で並んでに立ってさ、ときに金網を握ったりしながらしゃべりたいな。青春っぽくない? 夕陽が出てればもっと良かったけど」
「おまえ図々しくなったな。なんかキャラもヘンだし。前のクソメガネダサモサJKのほうが好きだった。今のおまえは嫌いだよ」
みのりに背を向けて反対側に歩く。すると自殺防止用の金網に突き当たった。
一瞬ののち、みのりが俺の隣に立つ。
こちらをイタズラっぽい笑顔で覗きこんできた。思わず舌打ちが出る。
「まあいいじゃない。ちょっとは話聞いてよ。このところ夜もあんまり眠れずにキミになんて話すかばっかり考えてたんだから」
フン。と鼻を鳴らしてやった。
「それとね。『好き』とか『嫌い』とか言わないで。どっちもウソだって分かってても、心がぞわぞわするから」
なんとコメントをしていか分からず、その言葉を無視した。
しばらくの沈黙のあとみのりは、
「なんでバイト辞めちゃったの?」
などと突然ふところに切り込んでくる。人との距離感が分からない奴だ。
「コロセラの仕事が楽しいんじゃなかったの? やりがいがあるって。これをやっていれば俺は輝いて生きられるかな? って私に聞いたじゃん」
あのときのちゃんこ雑炊の味が口の中に広がる。
「きっとさ。テツヒトにとってコロセラの仕事は『生き甲斐』になりつつあったんだよ」
その言葉を聞いて、
「ハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
俺は笑い袋のような、抑揚のない笑い声を発した。
湧き上がって来る感情によるものが半分、みのりへのあてつけが半分だ。
「人を生かすこともできねえのに『生き甲斐』もないもんだ」
みのりのムリに作った微笑みがあっというまに崩壊する。
「無意味なんだよブッコロセラピーなんて」
「お父さんや、貴音さんのことで自分を攻めてるの?」
「……おまえな。少しは言い方ってもんを考えろ。土足で突っ込みすぎだ」
みのりは「あ、あ、あ、あ」などと狼狽した声を漏らす。
「結局な。ブラック企業様には敵わないってことだよ」
どういうこと? と問うてくる。
「いくらストレス解消の方法があったって。元を断たない限りヤツらは、ストレスってヤツは蛆虫みてえに無限に湧いて来やがる。だからイミがねえんだ!」
「やめなよ」
みのりは金網を握りしめた。ぐにゃりと内側に歪む。
「私たちがやってきたことを、全否定するようなセリフ。言うのやめなよ」
涙を堪えたような震えた声。俺の心臓がずきずきと音を立てる。
「前から思ってたんだけどさ。テツヒトは繊細というか、完璧主義的すぎるところがあるね。私たちにはさ。世の中のストレスを全て失くすことなんてムリだよ」
「当たり前だ」
「でも。できることはあるよ」
みのりは再びムリヤリ微笑みを浮かべた。
「今回やろうとしてる『石油王の気持ちコース』ってさ。政治家さんとか社長さんとか、すっごいエラい人が相手なんでしょ?」
ガキみたいな表現だが別に間違ったことは言っていない。
「もし彼らの荒んだ心を少しでも癒すことができたとしたらさ」
俺の目をまっすぐに見つめる。
「ちょっとだけ。ほんの少しは。世の中から不幸な人が減るかも」
「よくわからねえけど……」
ヤツの言うことはもっともだという考えと、頑なに凝り固まった気持ちが交錯する。
「そもそも。コロセラに俺なんか必要ないんだ。俺のアイディア全然採用されないし」
みのりはプッと小さく噴き出した。
「ははは。そんなこと気にしてたの? たまに可愛いよね。そういうところ好き」
などと言いながら肩に下げていたトートバッグに手を突っ込む。そして。
「でもウジウジすんなあああああああああぁぁあぁ! このドヘタレ野郎――――!」
突然ブチ切れた!
なにか冊子のようなものを俺のアタマに叩きつける。パーン! という小気味のよい音。
「いってえなあ! 殺すぞてめえ!」
「黙れバカ! ホレ! これ見てみい!」
みのりの手に握られていたものは――!
「『火の玉相撲オーディション資料」!?」
「オーディション受けることになった! 今セリフ練習してる!」
左手を腰に当てて右手でピースサインを出した。
「ねえ。キミがあのとき私に『台本』をわたしてくれてからここまで頑張ったよ。貴音さんやライチちゃんだって今必死で頑張ってるんだよ。テツヒトはどうする?」
それを聞いて。
(親父がもしかしたら俺のことを見ているかもしれない)
そんな風にも思った。
「でも。俺おまえと違って才能ないし」
「そんなことないって! そのチンピラのくせに繊細でウジウジしてて女の腐ったような絵に描いたようなヘタレ童貞野郎なところ! かゆいところに手の届くセラピーの考案にうってつけ!」
「てめえケンカ売ってんのか! この大スケール鬼ブスクソ野郎! あああああー! むしゃくしゃするわあああ!」
アタマを掻きむしりながら屋上の床を思い切り踏みつける。と。
「じゃあ。暴れてみる?」
突然、みのりのものとはまるで違う、ハスキーで色っぽい美声が聞こえてきた。
出入口の方をみやると、桜梨子さんが腕を組んでかっこつけて立っていた。後ろにはライチの姿もある。
「キミたち若造がやりがちなことだけどね。大事な決断っていうのは落ち込んでたり、感情が高ぶってる時にするもんじゃないの。すっきり爽やかな気分のときにやらなくちゃ」
風が桜梨子さんの髪の毛をピンク色に流した。
「わたしもね。当時付き合ってたクソ彼氏に強烈な別れのビンタをブチかまして、最高の気分のときにこの会社を作ることを決めたんだ」
それは。本当に最高だったのだろうか。
「だからさ。いっぱつブッコロステージで暴れてみたらどう? 特別にタダでいいよ」
俺は右の拳を左の掌に思い切り打ちつける。そして叫んだ。
「おもしれえ! 俺がやるとなったら遊びじゃすまねえぞ! ブッコロステージごと! いや! このボロくせえビルごとぶっ壊してやる!」
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