最終話 ジャスティ

「私達の力を見せ合うには、この舞台は少々手狭に過ぎるか……」


 えぐられた土塊や断崖が四散する中、デイライズはジャスティが不意に背を向けて水平線の向こう、太陽の昇る青空へと飛行していくのを見る。


「なるほど、海の上ならどこにも迷惑はかからんという事か……苦肉の策だな。まあ、死に場所くらいは好きに選ばせてやろう」


 デイライズは後を追い、ジャスティを射程へ入れるが早いか背中の黒い翼を両脇から水平に射出する。

 ジャスティも振り向きざまに剣を突き出してそれらを打ち返し、飛散させるが――翼達はすぐに中空でとどまり、円運動をしながらも驚異的な急加速を続ける。

 その一枚はわずかに海面をかすっただけで海底まで真っ二つにし、また一つは軌道上にあった小島を砕き粉塵に変えながらも勢いは落とさず、霧状のシャワーの中を不規則に旋回しつつ飛来してくる。

 ジャスティは空中を八の字に飛び回って避け、コースの甘い一枚は見向きもせず剣の柄で叩き落とし、残りは無視してデイライズへ弾丸のように急接近した。


「ふふ……かかったな!」


 デイライズの背中から、今度は白い翼が飛び出して来た。しかし黒とは違って直接ジャスティを攻撃せず、傘のように本体を覆って防護している。

 ジャスティは意にも介さず斬りつけた。

 が、その瞬間見えない膜か何かに当たったような奇怪な感触を覚えた途端、凄まじい光が発生したかと思うと、腕から力が抜けるようにして剣が止まってしまう。

 吸収。力がこの白い翼に吸い取られたのだ。

 直後、取り込まれたエネルギーが剣のようなおびただしい衝撃波となり、反射するようにジャスティを襲う。

 反応の遅れたジャスティの身を衝撃が十重二十重に突き刺し、弾き飛ばしていた。

 しかも追いついて来た黒い翼の対処に追われ、接近するデイライズの察知に一手遅れる。

 二つの黒い剣がつばぜり合いとなり、ジャスティとデイライズの距離はゼロと等しくなる。


「楽しいな……愉しいぞ……! この命のやりとりが、削り合いが! 求めてやまなかった我が花道――血がたぎる、肉が湧き躍る! さあ、もっと私を奮わせろッ!」

「お前を楽しませるために俺は来たんじゃない。お前さえ、お前さえこの星に来なければ――!」

「悪の根源のように言ってくれるのは嬉しいが……一つ訂正させてもらおう」


 口づけせんばかりに顔を寄せたデイライズの吐息が、ジャスティの鼻先をくすぐる。


「人は女神が送り込む勇者による浄化作用に頼り切っていた。どれだけ状況がひどくなっても、どこかに勇者がなんとかしてくれる、という怠惰たいださがあったのは否定できまい。その結果自立をおろそかにし、細かな悪の芽を見落としていた事もな」

「なんだと……!」

「最初から強い種ならサンティーネとて干渉などしなかったろう。だが女神が正義という概念になってやらなければ、人類という種はもっと早く絶滅していたのは間違いないとも」


 艶美な微笑を浮かべるデイライズを、ジャスティがありったけの怒りをもって睨み上げた。


「だから自分の行いを正当化するのか? 助けてやったのに期待通りに事が運ばないから、全部壊して、一からやり直して、生きるも死ぬも自分の思い通りになるべきだなんて――」


 歯を食い締める。総身が打ち震える。ジャスティは剣を押し込み、一息にデイライズを後背へ押しやっていく。


「ふざけるなよ、そんな事のためにユーシュリカは……ユーシュリカは……ぁあ――あぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」


 空間が爆砕した。加速をつけて空中を滑空し、寸時に間合いを殺して剣を振りかぶる。

 だがデイライズは再び白い翼を展開し、もろとも跳ね返そうとした。


「ユーシュリカは哀れだったが、自業自得ではないか? 奴の辿った悲惨なありようこそが、人の原罪の重さを何より証明――」

「お前がその名を口にするなああぁぁぁぁぁぁぁッ!」


 剣を両手持ちに切り替えたジャスティが、逆に防壁ごと真正面から両断し、木っ端微塵に破断してのけたのだ。


「何っ……!」

「おおおぉぉぉぉぉぉッ!」


 その勢いのまま剣を振り落とし、デイライズをはるか下方の海面へ叩きつける。

 竜巻が噴き上がっていくのにとどまらず、デイライズは海溝の奥深くまで押し込まれるが――ただちに体勢を立て直し、落下したよりも数段速いスピードで真上へ急上昇、旋風を纏いジャスティの元まで特攻をかける。

 が、大気圏外まで昇っていたジャスティはそれを待ち構えていたようにまたも剣を振り下ろし、デイライズを今度は斜め下に宇宙軌道上から叩き落とす。

 摩擦熱で高温になったデイライズは火の塊と化し、海中をかなりの規模で蒸発させ――立ち上る蒸気の中、テンションが最高潮になったのを物語るような狂笑を張り付け、ぼろぼろになった衣装を振り乱しジャスティを仰ぐ。


「正義とは何だ。悪とは何だ。――そんなものに意味などない。しるべなどなく、渇望だけが増していき、なお安息にも至らないならば……私が与えてやる。私が満たしてやる」


 ごぽごぽと泡のような――あるいは穴のような黒点がジャスティの周囲の空隙をくりぬいていく。大小の大きさに差異はあるものの、そのいずれも底がなく、どこまでも終わりのない破滅を想起させる気配を醸し出していて。


「だから私を見ろ……私を魂へ刻みつけろ、永遠にッ!」


 泣くような笑うような壊れた叫びと同時、ジャスティの周りで黒点が爆発的に膨れ上がり――発せられた超熱量に、ジャスティは呑み込まれていく。

 空を埋め尽くす星の数ほどの斑点は矢継ぎ早に数とサイズを増大させ、その数秒間、星に届く光源は遮断された。

 やがて黒点は消え――目をすがめたデイライズは愕然と息を呑む。

 火傷を負ってはいるものの、何事もなかったかのように急襲して来るジャスティを肉眼で捉えたからだった。


「墜落しろ、堕落しろ、失墜しろ……払暁の凶星メテオ!」


 デイライズの呼び掛けによって空が一際輝いた。異変を感じ取り、上方へ目線をやったジャスティは慄然と顔色を変え、すぐさまデイライズから離れる。

 蒼穹から一転、暁のように明るくなった天――その上にある宇宙空間から、黄昏色の光陽を纏う隕石群が降り注いでいた。いちいち数えるのも馬鹿らしい、光があれば全てが星。

 自分めがけて軌道を修正しながら急降下してくる極度の質量を、ジャスティは合間を縫うように躱し、かいくぐり、小型のものなら体当たりするようにしながら剣で破壊し――しのぎきろうとした矢先、逃げ場を潰すように特大の隕石が視界を覆う。


「ぐ……あああああぁぁぁぁぁ――ッ!」


 ジャスティは剣を掲げ、その隕石を両腕で押しとどめた。

 たちまち身体が押されて海水が蒸発し、のみならず地層までをも歪曲されて水平線へ斜めの乱れが生じる。

 それでもジャスティは全身全霊の力で耐え、間際にて上空へ押し返し始めていたのだ。


「ふん……」


 高高度まで舞い上がったデイライズがその光景を見ながら指揮棒のように剣を振るうと、まだ地表へ衝突していなかった隕石、海中へ沈んだはずの大量の隕石諸々が残らずジャスティの元へ一極集中し、ありとあらゆる方向から押し潰しにかかった。

 が――ひとかたまりとなった巨大隕石を内側から食い破るように螺旋状の剣閃がこれでもかと走り抜け、一呼吸後には小石程度にまで縮まった破片となって粉砕されてしまう。


 しかも気づけば眼前にまで、剣を握り直したジャスティが追い迫っていたのである。


「くっ……!」


 デイライズは片頬を引きつらせて黒い翼を全部射出するが、ジャスティが無遠慮に一閃した剣圧によって余さず破砕。突き上げるような一撃が、デイライズの喉元を狙う。

 皮一枚。すんでのところで剣を合わせ刃先を逸らすが、間合いを取るジャスティを見つつ、デイライズは片手を首筋へ這わせ――べったりと手のひらに張り付く血糊を確認する。


「……ふ。……あはは……はははははははは! 今……私は死にかけたのか? ああ、まずい、ダメだ、昂ぶりが止まらない――こんなに追い詰められたのは九垓年前、魔星うじむしどもに追い落とされて以来だ……!」


 ぞくぞくと背筋を震わせ、両手で肩を抱くデイライズの双眸には退廃的で狂気じみた昂揚がありながら、愛しいものでも見るように瞳を潤ませ、ジャスティから視線を外さない。


「デイライズ、お前の目的は何だ……? 世界を変えて、その先に何を望む?」

「察しが悪いな……人類種の作り替えなど、あくまで私が高密度のエネルギーを得るための通過点に過ぎない。いずれはこの星を船に宇宙へ漕ぎ出し、全ての星を悪に染め上げる事こそ我が宿願……!」

「追放された復讐のために、他の星にもここと同じような真似をするつもりか!」

「復讐ではない、全ては法則の変革がため。――連中はその高い知能に反し、何も学ばず考えず、白痴はくちか、癇癪かんしゃくを起こした赤子のような知性しかない。だから制する何かが必要なのだよ……悪という至高の思想が」


 両腕を開き、夢見るように説くデイライズの眼に、けれど失意の光が一瞬だけよぎった。


「そんな事ができるものか……お前一人で宇宙の支配だなんて!」

「できるのだよ。これまでしようとしなかっただけで、私だけにはそれが可能なのだ。そう……サンティーネが忌み嫌い、決して行使しようとしなかったこの力なら!」


 デイライズが宣告した直後、天空に明けの明星が転移され、黄金の光が満ちていく。


「少しばかり使いものになるからといっていきがるなよ、ジャスティ……? 正魔法などつまるところ、我が力のひとかけらに過ぎん……劣化コピーですらない」

「なに……!」

「これが、これこそが果ての空を堕とす一番星。その輝きに魅入られ、なけなしの生命を貪り尽くされるがいい――!」


 途端、明けの明星より発せられた凄まじいまでの光炎が地表を灼いた。

 福音のようであり、審判のようでもある、この世の黄昏。

 周辺にあった島や岩礁はその光を浴びただけで寸刻にして分解、生物も植物も魂までもをイド・マテリアルへと再構成され、黒い糸を紡ぐようにして明けの明星へと吸い上げられていく。


「金の瞳は生命を奪い、刃の歌声は全てを魅了する――憎悪と死と、そして呪いが覆う業のたま……お前もろとも、銀河へ飛び立つ我が供物としてくれよう!」


 太陽が落ちてきたかのような光景にジャスティは防御姿勢を取ったが、やがて自身も光の中に呑み込まれて蹂躙を受け、コンマと経たぬ猛烈な勢いで分解されていく。


「まだ、だ……!」


 しかし、ジャスティは黄金に彩られた上空のデイライズめがけ、己が夜剣を差し向ける。


「――夜禍ネメシス・神剣カタストロフィ!」


 呼び声に応え、宇宙空間に存在する、この星を中心とした天体が動き出す。

 輪を作るような軌道を描いて回転し、やがて剣身を彷彿とさせる幾何学的な配列へと収まると――未知なる超エネルギーが汲み上げられ、万物を終焉に導く破魔の光撃を地上へと発射した。

 その極彩色の極光は太平洋上へと直撃、それまで発せられていた明けの明星の光輝ごとジャスティとデイライズの両者を呑み込んだ。


「う……おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」

「がああぁぁぁぁぁぁぁぁ――ッ!」


 何も見えない。音もない。ただ熱い。たとえようもない熱さが平等に二人を焼き、あぶり、潰し、砕き、切り裂き――天から地をつなぐ一本の光の柱は星をもどこまでも穿ち、その勢いは収まる事を知らない。

 それでも、それの――罰の終わりは来た。

 光は嘘のように失せて、雲一つない青空が戻って来る。

 赤金の渦巻く空ではない。大気圏外に位置する明けの明星はその煌めきをかすかなものまで弱らせ、また全体に裂け目が入り、ぱらぱらとしずくのような欠片をこぼしていた。

 海上も似たり寄ったりで、海面はほぼ干上がって底のない大穴を広げ、星そのものが傷を埋めるように、そこへ絶え間なく海水を流し込んでいる。


「う……はぁ、はぁ……っ」


 デイライズは荒く息をつく。仮面は剥がれ、髪飾りもなくなり、姿は見る影もなく、また身体もひどく焼け焦げ、無事な箇所はない程だった。

 だがジャスティはどうしてか剣を下ろし、何かを迷うような目でデイライズを見ている。


「どうした……戦いを続けるぞ。さっさと構えろ……」


 ふらふらと頼りなく浮いているだけの青息吐息だが、デイライズはのろのろと剣を再生成して、切っ先を向けた。

 しかし、ジャスティは動く気配を見せない。


「今さら……仏心でも生まれたか? お前らしくもない……悪には容赦するなと、サンティーネから教わらなかったか……? くく……っ」

「……今の俺に……悪を裁く資格はない」


 ジャスティは目線を落とし、小さくこぼした。


「この戦いを仕掛けたのだって、確かな信念を持ったからじゃない……今のお前の姿を見ると、そう思える。――これは、ただの暴力だ。醜い八つ当たりに過ぎないんだ……!」


 するとデイライズは息も絶え絶えながら、くつくつと肩を揺らし笑って見せる。


「それでいい。怒りに心を委ね、憎悪の炎に身を焦がし、その剣を突き立てろ。どちらが勝っても、新たな悪は生まれる。それが嬉しくてたまらないんだよ……!」


 至極楽しそうなデイライズの言葉に、ぎり、とジャスティは歯をきしませる。


「そうとも。私とお前はよく似ている。その強さも、抱える矛盾も。ただ一つ違うのは、私が勝てば、確固たる悪意を持って、この星を破壊し尽くすだろうという点だ」

「デイライズ……お前……!」

「私を改心させられると思ったら大間違いだ。私は絶対に悪をやめないし、どこまでも真実、貫き通す。我が生命の続く限り、この世に終わらぬ楽園を生み出す!」


 ジャスティはそこでようやく、険しい目で剣を正眼に構え直した。


「そうだ……それでいい。決着を……つけようか」


 けれど、そこでジャスティは言った。


「……俺達はよく似ている。俺もそう思う。お前の声が聞こえる。思いが響くんだ」

「なに……?」


 デイライズがわずかに目を見開き、ジャスティは真っ向から視線を見交わせた。


「……今まで、色んな悪と戦って来た。戦って、戦って、その一つ一つの思いを、エゴを、この剣に響かせて来た。だから分かる……過ぎ去りし時から続く、声なき声が」

「知った風な……口を利くな。貴様に何が分かる……何を知ってる、答えてみろ……ッ!」


 初めてデイライズは顔を歪め、激しい憤りを覗かせる。


「分かるさ……何にもなれない、何一つその手へすくいとれなかった、寄る辺なき無力への慟哭を感じ取れるんだ。ユーシュリカと二人……必死で生きた、二人分の生命セーフティがある限り、今の俺は一人じゃないから」


 だから、と鏡合わせのようにジャスティは相対し、同時に全速力で距離を詰めていく。


「誰よりも平和を求めて、そして苦しんだユーシュリカのために、今だけは……今だけは」


 無力では何も成しえない。語る事さえ許されない。貫く事も、届ける事も。

 それならば力を。彼女の望んだ、絶対なる正義に。そう。


「星のように輝く、世界で一番強い正義に――なってみせる!」

「ぬかせ……卑小で、弱小で、矮小な貴様が――貴様らごときがッ!」

「行くぞ、デイライズッ!」


 星から降り注ぐ滝のような煌めきの中、二つの影が交差し、そしてぴたりと静止した。

 デイライズの手から、剣が消失する。

 その狙いは外れて――反対に、ジャスティの剣はかの者の胸を貫いていた。

 その、心の臓を。両手で握った柄と鍔まで、しっかりと刃を背中まで突き抜けさせて。


「あ……」


 デイライズの表情から憑き物が落ちたようにあらゆる色が抜け、ぽかんとしたように胸元を見下ろすと、ずるずると剣を引き抜くように後ろへと倒れかかり、そのまま下方へと転落していく。

 どこまでも口を開けている深淵へと、浮き上がる余力もなく落下する。

 指先や足先から、イド・マテリアルがこぼれ出し――肉体が崩壊を始めているのが分かった。

 明けの明星もほどなくして地へ堕ち、跡形もなく溶けて消えゆく事だろう。

 白く薄れ行く意識の中、デイライズは断片的な思考をさまよわせる。



 なぜだろう。何も感じない。

 悔しさすらない。……なんだ、この虚無感は。

 ああ……ジャスティの言っていた通りかも知れないな。私は結局……何も、一つも成しえる事はできなかった。

 勝利も、変革も……正義も、悪も。何かを残す、事さえ……。


 もういい。自嘲さえむ程の虚無に辟易して、デイライズはまぶたを下ろす。

 これで終幕だ。巨悪は滅び、正義の指標も取り除かれた。

 人が自分だけの力で歩めるかどうかは分からない。だが今思えば、その時点から『悪』は始まっていたのかも知れなかった。本来、神はこの世界には不要だった――。


 その時。


 緩慢に水の中を漂い、そして沈むように大穴へと堕ちていくデイライズの手が――何かに掴まれた。

 うっすらとまぶたを開け、霞がかかる視界に驚くべきものが映る。


「ジャス、ティ……?」


 思わず放った自身の声も、さりとて相手の言葉ももう聞こえない。

 どんな表情をしているのかさえも分からないけれど、確かにすぐ近くにあって。

 デイライズの手を掴み、懸命に――ただ一心に、引き上げようとしていた。


「どう、して……」


 ああ……そうか……これが。


「お前の、いや、お前達二人で押し通した、正義、か……」


 デイライズはこそばゆそうに小さく微笑み、少しだけ、ジャスティの手を握り返した。


「……誓約は果たされた。今こそ返そう。奪ったものを――そして命を」


 今しも消散しかかるデイライズの身体から光があふれ、それが握られた手を通してジャスティの元へと伝っていく。

 それを見てジャスティはかぶりを振りながら、何かを叫んでいた。


「これでいい……お前は役目を完遂した。悪の首領を制し、世界を救ったのだ……」


 光の粒子となって、身体が霧散していく。

 けれど不思議と、あれほど身内に巣くっていた虚無感や、悪への執念は消えて、どこかすがすがしさが胸にあった。


「願わくばその道の行く先に星の導きと、そして加護があらん事を……」


 そして――。


「……ありがとう」

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