020 女王代行からの呼び出し再び

     四・巡回の日




「全く……もう少し手順を考えたらどうなのかしら。これだから社会不適合者は困るわ。強くなるだけで未熟な部分は成長していないなんて、最悪よ」


 教導員コーチとして騎士エスト候補生達を受け持つ発端になった城にまたも呼び出されたレグは、前にも通されたフランベルの政務室で昨日のことについて一通り話した。

 その結果、呆れ顔で言われたのが先程のセリフだ。

 呼び出し理由が『担当する候補生達の怪我について』というものだったので、怒られるんだろうなと思ってはいたレグだが、そこまで言われる程酷いことをやったつもりはない。


「オレだって一応、考えてやったんだぞ。死なせることはないよう、いつでも剛魔獣ヴィストを止められる準備はしていたしな」

「考えが浅すぎるわ。青の剛魔獣ヴィストとはいっても、土属性の物理タイプでしょう? あの子達には不利な相手じゃない。勝ち目なんて、二十に一つくらいしかなかったはずよ」

「ま、そんなところだろうな。上手く連携してチビと槍女が牽制、王女様が地面と足を凍らせて逃亡阻止する運びなら、天才児の一撃で倒せていた可能性があるくらいか」

「……つまり、一応は勝てる相手を見繕った、と言いたいの?」

「違う。と教えるつもりだった」


 レグの言葉に、フランベルは小さくため息を吐く。文句が出なかった辺り、流石は虹星練武祭アーヴェスト・サークルを制した一人だ。よく分かっている。

 騎士エストが巡回で剛魔獣ヴィストに出会す確率は、あまり高くない。剛魔獣ヴィストがあまり縄張りから出ない性質だから、というのもあるし、巡回ルート付近で出現の兆候があれば討伐隊が警戒活動をするからだ。

 なので一年間剛魔獣ヴィストに出会さない運の良い騎士エストもいる。そして――たった一度の遭遇で、命を落とす騎士エストもいる。


「基本的に巡回で出会す剛魔獣ヴィストは周辺を縄張りにしているヤツだが、全く予期していない剛魔獣ヴィストが縄張りを越えてやって来ることもある。そいつ等は殆どの場合、剛魔獣ヴィスト。縄張りを気にせず来るんだから、まあ当然だな」


 ミレイの姉が遭遇した剛魔獣ヴィストも、付近では事前の目撃証言が全くなかった。彼女が戦わなければ避難の準備の出来ていなかった近隣の村がどうなっていたかは、激戦の跡と落ちていた薄らと赤い魔晶核フォーンが物語っていた。

 虹星練武祭アーヴェスト・サークルに出る騎士エストは候補生が多く、対人経験はあっても剛魔獣ヴィストとの実戦経験がない者が多い。そして年間十数人の帰らぬ人となる騎士エストの内、半数以上は初遭遇での戦闘結果だ。

 それをレグもフランベルもよく分かっている。倒れてしまえば勝ち負けが決まる対人戦とは訳が違うのだと。

 ……とはいえ、


「でもね、だからといって剛魔獣ヴィストを連れ込んでいいはずがないでしょう? 町の近くで同じことをやったら、罪人として処罰するところよ」

「オレだってあんな郊外に訓練地が用意されてなかったらやらねぇよ。それに二人の怪我も大したことなかっただろ?」

「今日はまだ体が怠いでしょうね。でも、明日には完調になっているはずよ。だから予定通り、騎士エストの巡回に同行させるわ」


 フランベルの伝える決定事項に、レグは苦い顔をするしかない。

 ――或いは、数週間は安静にする必要のある重傷を負うまで様子見する、という案も考えはした。だが、巡回で剛魔獣ヴィストに出会す可能性は、十に一つ程度しかない。それに同行する騎士エストもいる。

 無事に終わるのであればと、虹星練武祭アーヴェスト・サークルへの道を完全に絶つのを躊躇ってしまったから、あのタイミングで強制終了にした。時間についてはちゃんと百秒を超えていたから、最低限の条件はクリアしていた。

 ミレイの目的を聞いてしまった影響が出ている辺り、甘いなと自分でも思う。安心して送り出せないなら行かせないのが、先達として正しいはずなのに。


「……オレも付いていけるなら問題なかったんだけどな」

「無理よ、前に実地訓練のことを教えた時に言ったでしょう? この訓練を必須項目として組み込んだのは騎士エスト団顧問のゲーティスだもの。他のチームが教導員コーチの帯同をしない以上、あの根暗が私の希望を通すはずがないわ」

「言いたくないが、女王派と仲が悪すぎだろ。どうなってんだ、この国の上層部は」

「嫌われているのはレグ、貴方もよ。あれが大臣を追われた切っ掛けは貴方にあるんだから」

「何だよ逆恨みかよ。あのハゲ、子飼いの貴族が密輸に絡んでいたのが悪いんだろうが」


 レグが任務の一つが原因だと聞いて、思わず舌打ちする。他国との許可されていない売買に、任務内容を誤魔化して自分に護衛させた節穴が全部悪い。予定と違うルートを行くもんだから問い詰めたら金で抱き込もうとする辺り、馬鹿の手下は馬鹿揃いだと痛感させられた。

 まさかあの時わざと任務失敗したことがこんな形で後を引くとは、予想なんて出来る訳が無い。こんなことになるなら、もっと暴れてやれば良かった。


「あのハゲ、次に見かけたら残り全て毟ってやる……んで、あいつ等の巡回先は? まさか北部の渓谷付近とか南西部の蜘蛛の巣砂漠とかじゃないだろうな?」

「あんな危険地帯、そもそも巡回なんてしないわよ。たまに調査隊を送って、危険の兆候があったら討伐隊を送るだけでしょう?」

「……気のせいか、その危険地帯に調査も何もなしに単独で送り込まれたことが何度もある気がするんだけどな?」

「覇星騎士エスト様ならそれくらい容易いでしょう? あの子達の巡回ルートは、他のチームと比べて少しだけ剛魔獣ヴィストが出やすいくらいね。ただ、誤差の範囲内だから文句は付けられないわ」

「ちっ……事前に目撃報告でもあれば、オレが先に潰して回れるんだけどな」

「あらあら、随分と過保護になったものね。無愛想なレグでも教え子は可愛い?」


 茶化すようなことを言うフランベルを一睨みするが、効果はまるでない。これだから昔からの知己は厄介だとつくづく思う。

 意味の無い威嚇を止めたレグは、仏頂面でイスに足を組んで座り直し、


「ったく、こんな面倒なことを押しつけやがった張本人の癖に……」

「無職の貴方に仕事を回してあげたお礼ならもういいわよ。結果で示してくれれば、ね」

「うるせぇ。その結果を求めるのがまだ早すぎる、って言ってるんだよ。ちゃんと時間掛けて育てれば、あいつ等全員予選くらいはまず勝てるだけの能力があるんだからな」

「……その大事な苗木に無理させたくない、って気持ちは分かるわ。残念なことに、本人達が今年の虹星練武祭アーヴェスト・サークルに出たくてたまらないみたいだけれど」

「そこを我慢しろ、って言うのも違うしなぁ……」


 強くなるのに才能は大事だが、一番必要なのは本人のやる気だ。餓えるような向上心が一番の栄養剤だと、レグ自身が証明している。

 問題なのは、とにかく時間がなさ過ぎることだ。特に剛魔獣ヴィストと戦うのはまだ早すぎる。


「……同行出来ないのは分かったが、近くの村に待機しておくのはいいんだよな?」

「貴方はお休みの日だもの。騎士エスト団の邪魔をしないのであれば、国内のどこに行こうと自由よ。止める権利は誰にもないわ」


 白々しく言いながら、フランベルは『困った子ね』と微笑ましそうな表情をする。

 効果が無いとは分かっていながらレグは睨みを利かせ、誤解している旧友に

「言い訳じゃないが」

と前置いてから話す。


「例年に比べると今年は剛魔獣ヴィストの出現位置が絞りきれていないんだよ。予想外の場所に予想外の個体が現れている。昨日捕らえた剛魔獣ヴィストも、あのタイプが多い南部の山の中にはちっとも見当たらなくて、諦めて戻ろうとしたら街道近くの岩場なんかにいやがった」

「……へぇ。そんな報告、騎士エスト団からは上がって来ていないわよ?」

「色々と被害が出ているからな。揉み消す為に報告していないんだろ」

「――ちょっと待って。そこまでいくと話が違ってくるわ。レグ、貴方は誰に聞いたの?」


 顔色を変えたフランベルに、ようやく優位な立場になったレグは気分が良くなる。


「仲良くして貰っている商人や、害獣退治を頼まれた知り合いのおっさん達からな。流石に証拠はないが、ちょっと調べれば証言くらいボロボロ出て来ると思うぜ。まだ死人は出ていないから大人しくしているけど、家畜や作物に被害は出ている。騎士エスト団から……って名目で、恐らくはハゲの私費で損害を賄っているみたいだが、騎士エストの巡回ルートから外されたり護衛の騎士エストに集られたりして、不満を抱えているヤツは多いぞ」


 レグが知っている内容はわざわざ調査して回ったのではなく、単に付き合いのある人達から世間話の一環として愚痴を交えて聞かされたものだ。それも全然関係の無いルートから、複数の件が一致していた。

 女王が静養という名の役目放棄をしてから数年、女王派の権限は縮小し多少なりとも国の腐敗は減っているはずだが、それでもこうした事態はいくらでもある。

 それを良しとしないフランベルの表情から見る見る内に温度が失せていき、『紫剣の氷姫アイスダガー・プリンセス』にピッタリの怖い顔になった。


「………………全く。少し手綱を緩めすぎたかしらね」

「いや全然だろ…………女王派が聞いたら憤慨して倒れかねないぞ……」

「私からすれば反発を抑える為にかなり手心を加えたつもりよ。貴族の利権を取り上げなかったのも、王位継承権を放棄したのもね」

「……んで、その結果騎士エスト団が腐り出した、か?」

「そこは時間の問題だった気もするけれど。どこかの誰かが虹星練武祭アーヴェスト・サークルで活躍してしまったから、それを切っ掛けに男性騎士エストが不満を爆発させて騒動になったでしょう? 沈静化はしたものの、あれが原因で辞めた騎士エストもそれなりにいるし、残ってはいても燻ったままの騎士エストもいる。正常化しないままトップ交代があったのだから、問題が起こるのも無理はないわ」

「なるほどな。そこまで分かっていたのに内部調査もしないとは、珍しいな?」

「順番が後回しだっただけよ。来年には取りかかるつもりだったのだけれど……ゲーティスが失点隠しで私財まで投じていただなんて、読めなかったわ。騎士エスト団予算か他の国費の中から流用していたら気付いたのに」


 悔しげに言うのならまだ可愛げがあるが、表情を変えず冷淡に言うから余計に怖い。怒っている時ほど無感情に話すのがフランベルの癖で、分かっているからこそレグは自分へと怒りが飛び火してくる前に本題に戻す。


「悪いが政治が絡む問題はそっちで片付けてくれ。とりあえず、三日後の実地訓練であいつ等はどこの巡回に組み込まれる予定なんだ?」

「……東側の、ロディン地方よ。街道から森林地帯にかけて往復する予定ね」

「ってことは、拠点は森近くにある町と……確か森の中に村が一つあったな?」

「ええ。それから、川の近くにも集落が一つ。二十人程度が暮らす小さなもので、村に売る魚と川底で採れる石の加工で生計を立てている人達がいるわ」

「そんなことまでよく覚えているな……んじゃ、オレは村の方に行くか。その規模の集落だと知らないヤツが長居するだけでも面倒だろうし」

「いいけれど、当日は大人しくしておいて。下手に貴方が動いて巡回の邪魔をしたとこじつけられたら面倒だから」

「分かってる。あのハゲを張り切らせるような隙を与えるな、って言うんだろ」


 そんなこと本当なら分かりたくもないが、十三歳という若さで騎士エストの頂点に立った身なので、否応なしに様々な人達の思惑に巻き込まれてきた。この城にだって嫌な思い出がわんさかあるから、本当なら近寄りたくもない。

 純粋に生き抜く強さを求めてきたレグにとって、王城を中心とした貴族政治の世界は濁りすぎていて触れたくない領域のものだ。

 そんな場所に身を置き日々戦っているフランベルが、昔と変わらず冷徹だけれど澄んだ目を細め、


「付け入る隙を与えたら終わりよ。何しろゲーティスは前回の会議で、『やはり予選会はなしにしよう』と言い出したの」

「……んだと? あのハゲ、この期に及んでまだそんなこと言ってんのか」

「私を含めて何人かが反対したから当然通りはしなかったわ。ただしもう一つあの男が言い出した『予選会の結果だけでなくこれまでの実績も考慮すべきだ』という内容には賛同する人が多かった」

「は? いつもなら勝ち抜いたチームで決定だろ?」

「『一発勝負でたまたま勝ったチームを代表にしたからこれまで不甲斐ない結果ばかりだったのではないか』、だそうよ。何が面倒って、強ち間違った意見じゃないことね」

「……正しいとも思わないけどな。能力の高さや経験値なんて、それこそ虹星練武祭アーヴェスト・サークルでは基準にしかならねぇよ。。十に一つしか勝てないのにその一つを掴み取ることが出来る強さってのが、虹星練武祭アーヴェスト・サークルには一番必要になるしな」


 その辺のことは実際に勝ち抜いた者や現役の騎士エストならば全員納得するはずだ。特に騎士エストは、自分より強く経験があるはずの騎士エスト剛魔獣ヴィストによって無惨な結末を迎えるのを目の当たりにすることもある。そして勝ち負けや生死が決まるのは魔力の量や錬技スキルの破壊力ではないと、身を以て知る。

 だから偶然だろうが奇跡だろうが、予選で勝ち抜いたチームを代表にすべきだとレグは強く思う。フランベルも同意見のはずだ。


「会議に出ている貴族の殆どは実際に虹星練武祭アーヴェスト・サークルに出たり剛魔獣ヴィストと戦ったりしていないもの。だから頭で理解出来る正しさで決めようとしている」

「……あのハゲ、どうしてそんなことを言い出した? あいつは虹星練武祭アーヴェスト・サークルに出て無いが、仮にも騎士エスト団顧問だろ。なのに――」

「その方がゲーティスには都合が良いからよ。本命チームには彼の子飼い貴族の子弟が交ざっているし、何より万が一があったら困るもの。予選会当日にたまたま本命チームが全員体調不良だとか、対抗チームが予想外に強くなっていたとか、或いは――大嫌いな誰かさんの教え子が何かの間違いで勝ってしまうとか」

「………………やってらんねぇ……」


 心の底からの感想を呟き、レグは天を仰ぐ。

 虹星練武祭アーヴェスト・サークルの結果は国力に大きな影響を与えるとはいえ、そこに政治を持ち込んでくる馬鹿が、選りに選って騎士エスト団顧問という現実の最悪さにだ。


「実績も考慮されるのであれば、予選会で勝ち抜いたとしても辛勝では代表に選ばれない可能性が高くなるわ。何しろチーム全員が予選でさえ初挑戦で実績はゼロだもの」

「……つーか、それだといくら頑張って勝ったところで無駄にならないか? 政務全体ならともかく、騎士エストに関することなら騎士エスト団顧問のハゲとその一派の勢力が強いだろ?」

「そうね、だから求められるのは圧勝になるわ。……あの子達には来年以降の活躍を期待していたから、今年の選考に関してはそこまで力を入れてなかったのが悔やまれるわね。あの子達には余計な負担をかけて申し訳ないわ」


 つまりフランベルとしては今年が駄目でも構わないはずだった。それがわざわざ悔恨の言葉を漏らしたのは、訓練に剛魔獣ヴィストを使った件を話す前に、レグの口からミレイの企みを伝えたからだ。

 女王代行という立場からすれば外交問題になりそうな行動を企むミレイには釘を刺すか、或いは予選への出場を取り止めるくらいの沙汰を言い渡してもおかしくない……が、そうしないのはフランベルも気持ちは同じだからだ。

 ミレイにとっては姉で、フランベルにとっては親友。違いはそれだけで、生存を期待しているのは変わらない。


「……三チームでの予選会、本命チームはシード扱いになるそうよ。他の二チームで戦って、勝ち残った方が本命チームと戦う運びね」

「分かり易い贔屓だな。んで、一試合目と二試合目はどれだけ日を空けてやるんだ?」

「勿論、同日よ。一試合目が終わって小休止を挟んだらもう二試合目ね。魔力の回復はほぼ無理、傷の手当てと体力の回復が出来るかどうか……そんなところかしら」

「……やっぱあのハゲ、物理的に叩きのめすべきだったな。後先考えずに周りのゴミと一緒に吹き飛ばせば良かった」


 思わず本気で後悔するが、今更だ。それに当時は直接的な恨みはなく、むしろ向こうから恨みがましいことを言われてそこで初めて敵意を持って以来、顔を合わせていない。

 うんざりして髪を掻き毟るレグに、フランベルが諭すような静かな口調で、


「つまり、あの子達が代表に選ばれるのは最低でも予選会で勝ち抜くことが求められるわ。そこに圧勝という要素か……もしくは勝ち抜いたことが偶然ではないという実績、或いは証左が必要ね」

「あのハゲを黙らせるだけの結果、か……ったく、昔の因縁がここまで足を引っ張るとは難儀すぎる。しかもそのとばっちりをあいつ等に受けさせるなんて、性質が悪すぎるっての」


 気ままな隠遁生活をしていたはずがこうも面倒なことになって気が重い……が、残念ながら投げやりにもなれなかった。身から出た錆だし、ここまでされて黙っているのも性に合わない。何倍にもしてやり返さないと気が済まない。

 それに――教えている未熟すぎる騎士エスト候補生達を、見捨てるわけにもいかない。

 ミレイを始め、どいつもこいつも前しか見えていない連中だ。しかもそこには壁やら岩場やら大穴やらと難関ばかりなのに、ろくな準備もせずガンガン進んで行こうとする。

 まるで昔の自分の姿を見せつけられているようで……だからこそ、レグには放っておけなかった。

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