第9話 パーティ
ボルツモア子爵のパーティにお呼ばれした。ウルフムーン騎士爵の寄り親だ。
「この馬車は全然ゆれなくていいね」
「ゴーレム馬は速いわね」
ゴーレム馬は好評のようだ。それでも到着に2日かかった。
「レイラ・フォン・ボルツモア子爵令嬢です。今日はようこそ!」
「カタリナ・フォン・ウルフムーン騎士爵令嬢です。今日はありがとうございます」
レイラと挨拶をした。俺と同じぐらいの年齢だろうか?大人たちは大人たちで社交をしてるようだ。なおドレスは無限収納から出したものである。
「キーラ・フォン・マッカラン男爵令嬢です。よろしくおねがいします!」
「アイシャ・フォン・ダイナモ準男爵令嬢です。よろしくおねがいします!」
「カイン・フォン・バリアン騎士爵令息です。よろしくおねがいします!」
子供たちと挨拶した。同じ年齢らしい。みんな可愛い。ご飯も食べよう。おなかペコペコだよ。
「ねえ君が救国の英雄バル様の娘さんだね?」
「お父さんの普段の様子は?」
「婚約者はいるの?」
大人に囲まれた。バルのことが聞きたいらしい。
「パパは普通だよ。婚約者はいないよ」
「うちの息子なんて婚約者にどうかね?カインていうんだが…」
さっきのカイン君か。私はまだ婚約者は考えたくないな。
「申し訳ないですけど、まだ婚約者のことは考えたくないです」
ご飯食べながら断る。
「そっか、邪魔したね」
去っていく大人達。
元おっさんてのもあるけど男の子と婚約ってのはちょっと考えられないな。私の人生どうなっちゃうんだろ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます