第7話 騎士爵

 バルが騎士爵になって帰ってきた。


「やったぞ騎士爵になったぞ!領地も貰ったぞ!引っ越しだ!」


 なんと領地までもらってしまうとは。


「わーいパパすごーい!」


 無限収納から馬車とゴーレム馬を出した。


「これで引っ越ししてね」


 引っ越した。近かった。


「なんだこれは、魔法を覚えてたのか。俺も覚えよう」


 バルが全属性覚えるようだ。


「家が広くなったから使用人を雇わないといけないな」


 使用人ならあてがある。無限収納。


「メイドロボ~!」

「はーい」「はい~」


 人間にしか見えない二人がカーテシーを決めた。


「彼女らはなんなんだ。無限収納から出てきたようにみえたけど」

「彼女らはロボットです。人間じゃありません。それと強いです」

「名前をきめましょう。メアリーとアンでどうでしょうか?」

 

 ウルザが名前を決めた。


「メアリーですよろしくお願いします」

「アンですよろしくお願いします」

「はいよろしく。じゃあ晩御飯作ってね。そのあとお風呂!」


「今日はコロッケにしてみました」

「うん美味い!」

「美味しい!」

「美味しいわ!」

「メイドさんは食べないの?」

「私たちが食べるのは魔石です。人間のご飯は滅多に食べません」

 

 魔石って魔物からドロップするあれか。無限収納にもあるし放出。


「これ食べて!」

「あら、ありがとうござます」


「お風呂が沸きましたよ」

「じゃあ私はメイドさんに洗ってもらう!」

「あらあら」


 二人に洗ってもらうと速くて楽だった。


「パパたちも洗ってもらうといいよ!」

「ええ?じゃあ早速…」

「パパはダメよ。じゃあ行きましょう」

 パパはメイドさんとお風呂入れないようだ。

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