第6話 魔法を覚える

 バルが戦争に行った。本当に戦争が多い。だけど私が出した装備があるから大丈夫だろう。


「今日は魔法を覚えよう」

「魔法?私は教えられないわよ?」


 無限収納から魔導書を出した。読めば覚えられるやつだ。


「ママこれ読んで。魔法覚えられるから」

「えっ?そんな簡単なの?」



 魔導書で生活魔法から初級魔法、中級魔法、上級魔法まで覚えた。全属性でだ。


「次は魔力桃を食べて魔力最大値を増やそう」

「魔力桃?じゃあ剥くわね」


 魔力桃はこの世界には無い魔力最大値を増やす果物だ。その味は美味だとか。


「おいしい!この桃美味しいわ!」

「美味しいね」


 さて、魔法の試し打ちをしたいが、ウルザと裏山にでもいこうか。


「ママ、魔法の試し打ちしたい。裏山に行こう!」

「裏山は危ないからだめよ。生活魔法だけにしておきなさい」

「ぶー」


 生活魔法だけお許しが出た。まあでもいいか。


 1か月ほどしてバルが帰ってきた。


「ただいまー!大手柄だ!将軍の首を討ち取ったぞ!出世間違いなしだ!」


 バルは大活躍したようだ。叙爵もあるかもね。


「やったー!パパー!」

「これで農作業しなくていいのね!」



 しばらくして王都から使いがあり、叙爵のためにバルが王都に行くみたいだ。


「私も行きたい!」

「カタリナはまだ3歳だからダメだ。もうちょっと大きくなったらな」

「ぶー」


 3歳だと何もできないんだな。まあしょうがない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る