第4話 エリクサー

「戦争でドジこいちまってこの様だ」

 ベッドに座り暗い顔で呟くバル。


「俺はもう終わりだよ。次の男を探したほうがいいウルザ」

「何言ってるの?バルと私はずっと一緒よ?もちろんカタリナも」


 どうやらバルはメンタルが参っているようだ。


 そうだ無限収納にエリクサーなかったかな…。あった。


「パパ、これ飲んで。エリクサー」


 バルはエリクサーを見つめて、


「カタリナ、嘘だったら怒るぞ」


 バルはエリクサーを受け取ると飲み始めた。


「んんっ、おいしい!ああっ!足が生えてきた!」

「やった!パパこれでお仕事復帰できるね!」

「よかった、バルの足が治って…うう…」


 これで無限収納のことが親にバレてしまっただろうが今回のことは仕方ない。

少しずつ無限収納の中身を出していくとしようか。

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