第3話 父の帰宅
あれから5か月が経過して俺の食事は母乳から少しずつ離乳食に切り替わっていった。
そろそろ無限収納の中のものも食べられそうかな。
でも食べたら匂いとかでウルザにバレるだろうな。
バレたとして何か問題があるかな…?
それがわからないからまだ止めておこうか。
「カタリナ~、ママって言ってみて!はい、マ~マ!」
「マ~マ!」
「きゃー!カタリナは天才ね~!5か月でお喋りできるなんて!」
「あい~マ~マ!」
「それでいて私に似て超絶美少女だもの!将来は貴族様になれちゃうんじゃないかしら!」
ウルザ母さんとお喋りも始めたが、5か月の赤ん坊ならこれぐらい喋るだろ?…ウルザは親バカだな。
「はぁ…バル…早く帰ってこないかな。ぐずぐずしているとカタリナが育っちゃうわよ。ねーカタリナ?」
「ねー」
ウルザは寂しそうに言うが俺が相槌を打つとごきげんになった。
それから数日後、バルが帰ってきた。
「ウルザ、ただいま」
「バル!お帰り!って酷い怪我じゃない!」
バルは片足を失くしていた。
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