第43話 あっという間に終わってしまった一年
年々、時が過ぎるのが早くなりますね。
ついこの間年が明けたと思ったら、もう大晦日です。
今年はなんとなく、ダラダラと書いているえーきちです。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
今月の頭くらいまで「今期は温かいよね」なんて言っていたのに、急に寒くなって本日は雪でした。
先日も積もっていたんですけど。
冬の長さにうんざりします。わたしは夏が好きなので。
* * *
今年は新作&改稿で色々な公募に出したのですが、結局なんにもつながりませんでした。一次通過だろうが、二次通過だろうが、優秀作品に選ばれようが、受賞しなければなんの結果にも残らないというのは、なかなか辛い話だと思います。
あちこちの公募でTwitterのフォロワーさんが受賞され喜ばしいのですが、さて自分はなにをやっているのやら、と落ち込みもします。
や、公募って簡単じゃないですよね。
受賞される人はほんの一握りですし。
結局、出版社が何を求めているのかなんて考えたところでわかりっこないわけですし、変に色々考えるくらいなら新しい話を書いた方が建設的なんだと思います。
ひとつだけ言えることは、出版社は「面白いアイデア」を求めている。ただこの一言に尽きます。
文章が書けるかどうか。物語を書けるかどうか。面白いアイデアさえあれば、極端な話、そんなことは二の次です。
小説を書いたことがなくてもいいんです。文章が下手でもいいんです。そんなのは後からどうにでもなる。
だから、プロット大賞や一章だけ大賞というものが生まれるんですね。
ネタだけ買って、あとは編集と二人三脚で頑張りましょうっていうアレです。
経験でカバーできる範囲は、文章だったり、構成だったり、表現だったり。
わたしもそれなりに上達はしていると思います。
ずっと文章にはコンプレックスがあったんですけど。某選評の文章、表現の評価にAをいただけるくらいにはなりました。
でも、それでは入賞につながりません。書いて成長するものはあくまでトータルバランスです。最終的にはアイデア。
こればかりは、書けば成長するというものでもないので、やっぱり公募って難しいですよね。
成長するワケではないアイデアは、それではどうやって考えるのか。
ここからは確率論になります。
一作面白いアイデアを考えたところで、それが出版社や読者に認めてもらえるアイデアかどうかはわかりません。
そもそも受賞したからと言って、それが売れるのかどうかわからないのも同じです。一作、では。
これが例えば十作、五十作だったらどうでしょう?
その中にひとつくらいは出版社も読者も引き込む作品が生まれるかもしれません。
何が面白い話なのか、何が受賞できる話なのか、何が読者に受ける話なのか、わからなければそれなりの数を書くしかありません。
これはプロットでも同じです。
ひとつのプロットで書き始めるのなら、五十作のプロットを考えてその中から一番面白いと思われる話を書いた方が確立が上がります。
プロットを五十作考えるのは骨ですけど。
どうすれば面白い話を書けるのか。
どうすれば入賞できるのか。
もうそんな考察をしたところで時間の無駄かなとさえ思います。
誰しも考察して受賞できているのならとっくに商業作家になっていますって。
なっていないから考察するのではなく、じゃあ物語を考えて書こう。
単純にこれが一番手っ取り早いのかな、と思った一年でした。
* * *
さてカクコンもいよいよ残り一か月くらい。
今年は全然読みに行けていません。
自分の執筆が思うように進んでいなくて、ゆっくりみなさんの作品を読むことができないんです。そんなこんなでもう約一時間後には新年ですし。
それでも一作紹介しておきましょう!
『いつしか、キミが、ロリになる』ゆーすけ様
https://kakuyomu.jp/works/16816700427867864546
最新話で阿呆な名前のキャラクターが出てきていますけど、思った以上にシリアスです。ハッキリ言って、ゆうすけ様らしくない。でも、面白そう。
流れ的に今のところ完全に秘密が割れている訳ではないので、あくまで「面白そう」で。今後の展開に期待します。と言うか、これで五万文字超えてるんだ。物語があまり動いていない気がするんだけど。
私も短編を書こうと思っていたのですが、さて今のところどうなることやら。
皆さま今年一年色々お世話になりました。
来年もより一層裏での活動になりますけど、たまには浮上できたらいいなと思っております。
児童向けはカクヨムにアップしませんけど、それ以外の短編は今のところカクヨムしかアップする気はないので。
それでは、よいお年を。
来年もよろしくお願いいたします。
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