第39話 心が折れないために
みなさん、コロナのワクチン打ちましたか?
私は一回目が終わり、二回目が九月です。
大規模接種会場でワクチンを打ったのですが、受付などの流れの中でどのタイミングでワクチンを打つのかわからず、会場で早々ライダースを脱いでしまい、めっちゃ寒かったです。
それなのに、アナウンスでは「熱中症になられる方がいらっしゃいますので……」と。本気か? よくみんな半袖でいられるな。なんて思っていたえーきちです。
皆さま、いかがおすごしでしょうか?
テレビをつけてもコロナコロナ、ネットを見てもコロナコロナ。もういい加減にしてもらいたいのですが、マスクをするのが日常化した世界は、今後変わっていかないんだろうなというのが私の考えです。
世界は変わりましたね。
たぶん、レジや飲食店のアクリル板もなくらならいんじゃないかな?
そう考えると、例えばマスクが日常化した十年後、物語の中のキャラも当たり前のようにマスクをしているようなお話が出てくるんでしょうかね?
嫌ですね。口を表現できないのは。
目だけで表情を書かなきゃいけないなんて、考えたくもありません。
* * *
先日、二作投げていた児童文学の小説賞で玉砕しました。
児童文学は難しいです。一度も一次を通過したことがない。
まあ、あまり傾向と対策を練っていないのも原因だと思いますが。
とにかく落選は嫌なものです。その作品に込めた情熱が大きければ大きいほど、落選した時のショックが大きいと思います。
しかし、いつまでも落ち込んでなんていられません。
何をすれば落ち込んだ気持ちを復活させる事ができるのか。また、何をすれば落ち込まないでいられるのか。
正直、まったく落ち込まなくなるのは難しいと思いますが、それを軽くする方法はあります。
私は昨年まで、公募と言えばつばさ文庫小説賞一本でした。
つばさ文庫小説賞の〆切に向けて早い段階で書き始め、ここ何年かは複数作書き上げ、一か月以上という長いスパンで推敲する。
つばさ文庫小説賞に応募するためだけに半年があるような感じでした。
これだと、落ちた時のダメージが計り知れないです。
前にも書いたように、一次を通過しなかったからつまらない作品、ではありません。カテエラやレーベルカラーの違いもそこに含まれます。
一次の落選は特に、なにが理由で落ちたのかなんてわかりません。
どの小説賞でも一次すら通過していないのならば、書けていない可能性もありますが、何度か一次を通過したことがあれば書けてはいるという事です。
そのわからない理由のために落ち込むのはひどくモヤモヤしますよね。
何が悪かったんだろうと考えたところで明確な答えはないワケですし。
ならば、気持ちを分散させてみてはどうかなと思います。
私の今年の目標は常に結果待ち、常に執筆中です。
今年の頭から、結果待ちをしていない日はありません。と言うか、いちいち待ってはいません。常に執筆中なので。
これをやるとだいぶ気持ちが楽になります。
たとえ落選してもまだ別作品は結果待ちですし、他の小説賞に出す用に執筆もしているので。
出してしまった作品も気にならなくなります。
なのであまり後悔もしません。
〆切すぎてからの自作の読み直しほど無駄な時間はありませんしね。
出してしまったら、あとは神のみぞ知る、です。
自分が書いた作品は、自分が一番面白いと思う。その考えは間違っていないと思います。自作に自信がないまま公募に出す人もいますが。
私は自分の作品が好きです。自分が好きな事を好きなように書いて公募に出しています。
でも、次から次へと書いていれば好きという熱意も少しは薄れるんじゃないかなと思います。
好きじゃなくなるとかではなく、自作に冷静になれる。
今書いている作品への熱意の方が強いんですね。
熱意がないと自分の時間を削って書けないと思うので。
なので、今年は落ちてもダメージは少なくなりました。
ただ、このやり方は、たとえ選考通過しても喜びまで少なくなりますけどね。
別に受賞したワケじゃないし、と。
あと使い回しですが、私は使い回せるならどんどん使い回せばいいと思います。
ただ、使い回しは自作に対する愛着なので、落ちた時のダメージが大きいです。
やっぱりダメなのか……と。
なので、使い回しは万が一くらいに思っていた方がいいです。
使い回しで受賞しようなんて考えず、使い回しは新作を出すついでくらいにしておくと、落ちた時のダメージが少ないかなと思います。
これはそこかしこでよく言われています。
新作を書き続けることを前提にして使い回し作品を出せ、と。
ちなみに、そっちの方が芽が出る確率が高いそうです。
* * *
こんな事を書くと、落ちる前提で言っているように思われるかもしれませんが、そうではありません。
振り返らずに常に前を向いて行こうという、ただの精神論です。
それによって自作に対する向き合い方が変わるのではないかなと思います。
選考通過できるようになるとか、そういう技術的話でもありません。
一次通過できる力があるのなら、どんどん新作を書くべきだ、と思います。
ちなみに、つばさ文庫小説賞は明日が〆切ですね。
私は八月の半ばには応募完了して、今は青い鳥文庫の作品を書き上げて、一か月かけて推敲する予定です。
〆切は九月末なのですが、その間にプロット大賞のプロットも何作か出せたらいいなと思っています。
それでは皆さま、暑い中の執筆は大変ですが頑張りましょう!
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