第38話 日本の夏、公募の夏

 雷が鳴っている。

 さっきは光と音がほぼ同時に落ちてきました。

 家からざっと半径100メートルといったところだろうか?

 夏になると高い気温で温められた湿度が上昇して雲になり、それが原因で夕立になりますね。

 夏、本番と言ったところでしょうか?

 雨は大嫌いなのですが、実は室内にいる時に降っている雨は嫌いじゃありません。むしろ、少しばかり興奮気味な私がいます。

 えーきちです。

 皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

 今年も昨年に引き続きコロナ禍ということもあって、休みに遠出はできそうもありません。

 夏=引き籠り、です。

 外は暑いですしね。外出時には絶対にライダースを着ているんですけどね。

 そこはあまりツッコまないでください。



 *    *    *


 さて、夏と言えば……ですが、他にも公募の夏、があります。

 や、皆さまからすれば、公募と夏はイコールでつながらないんでしょうけど、私は毎年つばさ文庫小説賞に出していますからね。

 受付開始で夏の始まりを感じ、〆切で夏の終わりをしみじみ思う。

 私にとってはここ何年もの夏の風物詩みたいなものなんです。

 ただそれは、つばさ文庫に限定している事であって、児童向けの小説賞は一年中あります。

 毎年、つばさ文庫以外にも挑戦したいなとおもいつつ、今まで一度も出したことはありませんでしたが、今年の私は違います。

 去年までの私ではありません。

 取りあえず、出せる児童向け公募には全部出してやろうかという勢いで出しています。もちろん、使いまわし(改稿済み)も多いですけど。

 今、児童向けがアツい。

 これはよく聞くお話です。

 なぜなら、児童向けで商業デビューすると次の作品につながる可能性が大きいからではないでしょうか?

 各小説賞で受賞した作品は、複数巻出せる事も多いです。

 なので、このエッセイを読んでくださっている皆さまも、児童向けを書いてみてはいかがでしょうか?

 え? ライバルを増やしていいのか?

 何の問題もありません。

 児童向け公募は他社児童向け作品を出している作家さんも応募しますからね。

 年齢性別プロアマ問わずのガチンコ勝負。

 それで落ちるようなら売れない作品だった、ということです。


 ということで、簡単に各小説賞のレギュレーションと〆切をご紹介しておきます。

 あくまで今年のであったり、一番最近のなので、必ずしも次回も同じとは限りません。ですので、出してみようかなと思われた方は、リンクは貼りませんのでご自分でご確認ください。



 *    *    *


『つばさ文庫小説賞』

 カクヨムから応募可能。WEB応募、郵送応募もあり。

 制限文字数は郵送の場合、40字×28行で70ページ以上100ページ以内。

 カクヨム、WEB応募は7万字以上11.2万字程度。

 一応、つばさ文庫の体裁(40字×28行)にしたときに、70〜100ページになっていればOKとのことなので、文字数が下回っていても体裁に入っていれば問題なし。

(ここがいつも微妙なのですが、体裁をオーバーしていても11.2万字までならいいのかどうか。よくわかりません。質問も受け付けてもらえません。ただ、昨年は大丈夫でした。つばさ文庫の体裁で書くと大体8万文字くらいだと思います)

 カクヨム以外は800文字程度のあらすじが必要です。

 〆切は八月末。


『青い鳥文庫小説賞』

 WEB応募、郵送応募。

 制限文字数は40字×28行で20ページ以上80ページ以内。

(この体裁だと、文字数はだいたい上限5.5万文字くらいだと思います)

 400文字から800文字のあらすじが必要です。

 〆切は九月末。


『みらい文庫大賞』

 WEB応募、郵送応募。

 制限文字数は40字×28行で50ページ以上70ページ以内。

(この体裁だと、文字数はだいたい上限5万文字くらいだと思います)

 800文字程度のあらすじが必要です。

(データを送るときに悩んだのが、800文字のあらすじを体裁に含むのかどうか書いていなかった点です。なので私はあらすじを含めて体裁に納め応募しました)

 〆切は一月末くらい。 


『小学館ジュニア文庫小説賞』

 WEB応募、郵送応募。

 制限文字数は40字×28行で50ページ以上85ページ以内。

(この体裁だと、文字数はだいたい上限6万文字くらいだと思います)

 800文字程度のあらすじが必要です。

(こちらは本文とあらすじは別ですと表記がありました)

 〆切は三月末。


『ポプラキミノベル小説大賞』

 こちら、エブリスタからの応募になります。

 制限文字数は5万字以上10万字程度。

 ピュアラブ部門とファンタジー・ミステリー部門があります。

 〆切は八月一日(明日!)



 *    *    *


 ざっと、こんな感じでしょうか?

『野いちごジュニア文庫大賞』なるものも今年から始まったのですが、出していないので割愛します。

 他にも『みらい文庫一章だけ大賞(今年もやるのかな?)』や、『青い鳥文庫プロット大賞』なんかもあります。

 特に児童向けを書いたことがないという皆さまにオススメするのはプロット大賞ですね。

 こちらはプロットのみです。

 どういう文章なのかとか、極論文章が書けるかなんて関係ありません。

 アイデア一本のみ。

 ただ気をつけなければいけないのは、あくまで児童向けだということです。

 あまり複雑なプロットは難しいんじゃないかな? と思います。

 こちらも入賞すると担当がつくそうなので、一本話を書く自信がない方は、アイデアだけの応募をしてみてはどうでしょう?

 サイトの児童向け小説のプロット例を、仲よくしてくださっている作家様が書いているので、私も一本は出してみようと思っています。

 ただし、こちらはNOVEL DAYSからのみの応募になりますが。


 私はつばさ文庫用作品を書き上げ、明日からは青い鳥文庫用の執筆にかかります。

(青い鳥用は使いまわしを一本改稿済み)

 そのあとは来年のみらい文庫用かなぁ?

 カクコンに出したいアイデアもあるのですが、どうしても時間を取られてしまうので今のところ長編を書くことはないでしょう。

 皆さまの健闘をお祈りします!

 私も頑張ろうっと! 

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