第34話 目的地はどこなのか?

 春、それは新たな季節。

 冬の間沈んでいた気分も徐々に上向きになってきています。

 つい先週まで朝早くにバイクのシートが凍っていたかと思ったら、今は日中24℃超えですからね。

 まだ大丈夫だと思っていた庭のタラの芽が気づけばもう食べごろを過ぎてしまって、かなりブルーなえーきちです。

 皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

 今年から順次児童向け作品をカクヨムから撤退させて、アンダーグラウンドで公募に挑もうと思っています。

 と、先日も一次は通過したんですけどね。

 やはや、なかなか思うようにはいかないみたいです。



 *    *    *


 少し前にTwitterで話題になったのですが、書籍作家が小説賞に応募するのはどうなんだ?という意見で賛否両論が飛び交っておりました。

 そして、実際問題この話題は作家様それぞれのデリケートな考えになると思うので、あらかじめ言っておきます。

 これはあくまで私の考えであり、それを他の作家様にオススメしたり強要するものではありません。

 また、私の考えについて反論があったとしても、それはその方のご意見なので、私は否定いたしません。

 で、結論から先に述べますが、私はどんどん応募していいと思います。

 書籍化された事がない作家様には厳しい意見かもしれませんが、作家の世界だって弱肉強食です。

 デビューが目標という考えがいけないとはいいませんが、もっと上を目指すつもりで書かないと生き残れないと思います。

 や、争ってないし。と思った方は、公募の本質を考えてみてください。

 公募は絶対評価ではありません。

 これも、某作家様がおっしゃっていたのですが、公募と言う競争の中で受賞したり振るい落とされたりする相対評価な訳ですからね。

 そこに現役作家様が参入したらどうですか?

 作家デビューが目的じゃないんです。

 商業作家様を食ってやるつもりで書かないといけないんです。

 もちろん、そのつもりで書いたからと言って、物語が面白くなる訳ではないんですけど、比べられる相手はプロだぞと思って挑んだ方がいいかと。

 そうじゃないと、どこの小説賞も商業作家様にかっさらわれますよ。

 現にあの小説賞もあの小説賞も、最終選考に商業作家様が残っていますし、あの小説賞の入賞作家様はあの小説賞で入賞してデビュー確定していますし。

 と、まぁ、この辺はぼかしてみました。

 カクヨムの「5分で読書」短編小説コンテストの入賞者様にも書籍化作家様がいますよね。

 応募総数2,825作品、最終選考対象作品:66作品、大賞:3作品、優秀賞:9作品の中にですよ。

 何人かいる訳ですよ、商業作家様が。

 商業作家様だって、その世界で生き残らなきゃいけないんですから。

 それを不公平だと思っている方は、仮にデビューできても生き残れないんじゃないかと思います。


 あまり高い目標は立てない方がいいって言いますけどね。

 デビューした後にもっと高い目標を立ててもいいですけどね。

 最初から高い目標を持っていた方が思いっきり書けると私は思っています。

 蚤の理論ですね。

 自分の体長の千倍以上ジャンプできる能力を持っているのに、小さな容器の中で生活させると、そこまでの高さしかジャンプできなくなってしまうっていう、アレです。

 え? 私にはそこまでの能力はないから安心しろ?

 いやいや……商業作家、かかってこいやー!

 私の目的地はもっとずっと上だからなー!

 ぜってぇ、負けねぇ!


 はい、そんな事を考えながら、公募作をちまちま書いております。

 


 *    *    *


 公募以外にも人気が出る方法ってありますよね。

 いわゆるバズるってヤツです。

 これがまたものすごくて、一度バズり始めると雪だるま式に人気が出ます。

 先日はTwitterの相互さんがバズって、10万イイねをもらっていましたね。

 これがWEB小説の世界でも起こります。

 今、ゆあん様の筆致企画からのお付き合いの作家様がバズっています。

 いつも私の新作を読んでご意見をくださる作家様なので、私もちょっとお邪魔しようと思ったら、とんでもなくバズっていました。

 読み始めたら、これがまた面白い。

 私が読み始めた時は24万文字くらいだったんですけど、三日で最新話に追いつきました。


『酔っぱらい盗賊、奴隷の少女を買う』新巻へもん様

https://kakuyomu.jp/works/1177354054918377471


 昨年の八月公開で、現在☆4800、フォロワー数8200。

 私が読み始めたのが二月の頭で、二か月で星もフォロワー数も1000増えてます。

 とどまるところを知りません。

 バズっているけど、さらに応援するつもりで紹介させていただきました。

 桁違いのバズりって凄いですね。

 これも面白いからだと思います。

 とにかく展開が早い。

 必要ないと思えば次へ次へと話を進めてしまう思い切りの良さ。

 これは見習うべきだなぁと思いました。

 よろしかったら、読んでみてはいかがでしょうか?

  


 *    *    *


 今後、カクヨムでの活動は短篇が中心になると思います。

 今のところ筆致企画は皆勤賞なので、自主企画が開催されたらまた書きたいななんて思っています。

 ただ、それ以外の短編の公開は不明なので、あまりページが動かないと思いますが、カクヨムには読みにきていますので、皆さまこれからもよろしくお願いいたします。  

 

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