第30話 指摘するということ
いよいよ寒い季節となってまいりました。
皆さま、コロナにかかっていませんでしょうか?
えーきちです。
一時、コロナも安定して、GOTOやらGOTOやらGOTOで、印刷業界も息を吹き返すかと思ったのもつかの間、いよいよ第三弾でヤバくなってきました。
最近のエッセイではコロナの話題で始まる確率が高い事、高い事。
印刷業はイベントありきなので、世の中が自粛ムードだと仕事がガクンと減ってしまうんですね。
で、代わりに売り上げがのびていくのがアクリル板。
私の働く印刷会社もそうですが、アクリル板印刷の仕事を持っているところは、紙の印刷よりもこっちが売れるんですね。
要するに、アクリル板が売れ出したら世間が危機感を覚えている、と思えばいいのです。
いつまで続くんでしょうね、こんな生活。
他にも大変な思いをされている方はたくさんいると思いますが、頑張ってください。
* * *
カクヨムは作者が多いとよく言われますが、本当にそうなのかどうかはさておき、作者同士のお付き合いが多いとは思います。
要するに、小説を読む方も感想を書く方も作者が多い。
私の所は読み専さんが少ないので、読み専さんがコメントをくれるのかどうかは実はよくわかっていません。
自主企画でも、作者同士の企画が多いのではないでしょうか?
読み専さんいらっしゃいとか、歓迎とか、書いてはありますけどね。
で、私が昨年より参加している筆致企画というのがあります。
正確には『筆致は物語を超えるか』ですね。
『第24話 筆致企画は最高の遊び場』を読んで頂ければ、それがどんな企画なのか理解して頂けると思います。
で、この企画は参加された作家様方々による『指摘しあって良い作品を目指す』というのが主になってきます。
指摘ありき、で自分の作品を発表する企画なんですね。
なので、読んだ作品には必ず感想を書きます。
これは『第23話 感想を書く』でも書いてあるように『正直な感想』です。
で、これも書いてあるように『あくまで私の感想』です。
先日Twitterにて、如月芳美様とこの話になったのですが、この辺を誤解されている方がいる、と。
実際にいます。
指摘はしますけど、それを直して頂く必要はありません。
直した後の作品を読みに行く事はまずないですから。
私の感想が『あくまで私の感想』であるように、直すも直さないも作者様の自由です。直さなきゃな、なんて思う必要もありません。
自分もその意見に納得して、初めて直せばいいんです。
納得できなければ直さない方がいい。
それがコンテストや公募作品ならなおさらです。
私が面白いと思った作品は、やはりあくまで私が面白いと思った作品です。
それが編集部と一致しているのなら、とっくの昔にデビューしています。
自分がデビューできていないのに、他の作家様のコンテストや公募なんて責任持てませんからね。
指摘にしても、誤字脱字や、設定に不備があったり、整合性が取れなかったり。他には文章がよくわからなかったりとか、そんなところです。
ストーリーの根幹にはなるべく踏み込まないように心がけます。
ストーリーの根幹はあくまでそれを書いた作家様のものであり、私が面白いと思うものとは違うかもしれませんからね。
それを押しつける事はしません。
これはプロの作家様が言っていることですが、沢山の意見を聞いて、それを取り入れる事も必要だ、と。
しかしこれも、そのプロの作家様の意見でしかありません。
別のプロの作家様は違う事を言うかもしれません。
ただひとつ、これだけは確実なのかなぁと思われることがあります。
とある編集様が言っていたのですが、「プロならともかく素人の意見は聞かなくていい」らしいです。
編集様がつくようになったら、極力編集様の意見は聞きましょう。
自分が納得いかなくても、編集様は作品を売るために意見します。
簡単に言えば、売るためのプロです。
プロの意見は聞くべきだと思います。
たまに、トンデモナイ編集様にあたったなんて話もちらほら聞きますが、その時は黙って従うのではなく、だまって拒否するのではなく、納得がいくまで話し合ってみればいいのではないでしょうか?
意見をくださる作家様が多いと言う事は、その指摘も作家様の数だけあると思った方がいいです。意見が食い違う事だってあります。
ひとりがこう言ったからと直さなくてもいいですし、沢山の人がこういったからと直す必要もない。
大切なのは、自分が信じた道をゆけ、です。
読んでもらえようがもらえまいが、評価がもらえようがもらえまいが、自分が信じた道なら、失敗しても納得がいくとは思いませんか?
指摘なんてその程度でいいと思います。
* * *
明日からカクコンが始まりますね。
私はまた終了寸前に新作短編でも投げようかなぁなんて思っています。
あとは既存作品を数点。
カクコンに通過するとかしないとかではなくて、たまたま読みに来られた方が楽しんでもらえればいいかなぁの精神で。
読む方は……暇があれば。
なので毎年湧いてくる、無差別評価とか、応援ボタン乱舞なんてしても無駄ですからねー。
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