第25話 今年もアツい夏がやってくる

 ご無沙汰しております。一ヶ月ぶりの更新です。

 えーきちです。皆さま、お元気ですか? 私はいつでも元気です。

 暑くなってきましたね。それでも相変わらず革ジャンなんですけどね。

 今年は梅雨入りすぐに雨が続いて、心の底からテンション下がってます。

 雨、イヤですね。ジメジメして、色々なところがカビてきそうです。

 雨の描写の勉強になれば、とも思うのですが、雨を見ているとなかなかそういう気分になりません。

 私は暑いのは平気なんですが、湿気と太陽が苦手なので……って、湿気と太陽をのぞいたら暑くないやんけ! と言うツッコミはしないでください。

 けど、夏は大好きです!




   *    *    *


 前回のエッセイでちょこっと触れましたが、夏はつばさ文庫小説賞の季節です。

 もう毎年恒例になりつつあります。それだけ落ちている、という事なんですけど。

 カクヨムからつばさ文庫小説賞に応募するのは今年で三回目になります。三回目ともなると、知った名前の作家様もそこそこいる訳でして、つばさ文庫小説賞に応募する作家様との交流もよくさせて頂いております。

 カクヨム内だと交流と言っても応援コメントやレビューくらいなのですが、Twitterでは普通にコメントのやりとりもできますからね。


 毎年公募作品を書いていると「もうこれ以上の話なんて絶対に書けねぇ」って思うのに、翌年にはなんとか新作を書いている自分がいる。私、頑張ってるよね?

 と、Twitterに書いたところプチバズりまして、いいねが80ついたと言う。

 これって、同じように考えている作家様がいっぱいいるって事ですからね。みんな、前の自分の作品以上の作品を引っさげて、公募に挑むという訳です。


 カクヨムやTwitterで交流している作家様は、みなとても素敵な作家様ばかりです。しかし、ライバルですからね。これは忘れてはいけません。

 もちろん応援はしますよ。頑張って欲しいとも思います。それは、自分が選考を通過したい事とは別問題だと思うのです。

 純粋に自分の書けない面白い話を読みたいですし。

 別にカッコイイこと言うつもりはありませんが、自分の書く作品だって面白いから、他の作家様がどんなに面白い物語を書いてきても負けねぇ!なんて思いながら、公募用作品を書いてます。

 皆さん、そう思ってますよね?

 大賞取るつもりで書いてますよね?

 もっと言えば、もう活躍している作家様を食うつもりで書いてますよね?

 たくさんのライバルの作家様たちには、それくらい思って欲しいかなぁ。


 でねでね、交流の一環でえーきちはツイキャスデビューしちゃったんですよ。

 ツイキャスとは動画やラジオのライブ配信サービスの事です。皆さま、知ってましたか? しゃべっちゃたんです、私。

 昨年、つばさ文庫小説賞の公募で知り合った文屋律様という作家様のツイキャスにゲストとしてお呼ばれしてきました。

 ちなみに、カクヨムでは告知しておりません。恥ずかしいですから。

 声だけですけど、めちゃ恥ずかしいです。緊張もしましたし。

 後から自分の声を聞いて「気持ち悪っ」ってなったくらいです。

 しゃべったのは主に、つばさ文庫小説賞のことや、公募のこと。

 一次しか通過していないヤツが何を話とんじゃーとか思われるかもしれませんが、無駄に長い公募歴を生かしまして、そこそこ為になるであろう事をお話ししました。

 多分……そんな感じだったと思う。

 つばさ文庫小説賞に応募する作品の話もしたかな?

 で、ツイキャスでも話したのですが、七海様のカクヨム文章読本のコメントにも書いた公募の拾い上げについて、少しだけ書いておきます。

 あくまで私の考察なので、それが正解とは言えませんけど。


 編集部の拾い上げには2パターンあると思われます。

 まず、作家が編集部に買われるパターン。

 これは最終選考まで到達した作家様におこなわれる拾い上げです。編集部に作家として買われているので、たとえ入賞を逃したとしても拾い上げされる事があります。

 七海様は最終選考まで2作品通過しているので、このパターンになります。最終選考2作は、よっぽど作者が買われていないとあり得ないと思うのです。今回、七海様は選考委員の先生方の評価も勝ち取り金賞受賞されたわけですが、仮に入賞を逃したとしても編集部的にはデビューは確定していたと思っています。

 ただこれにはひとつ問題がありまして、最終選考へ進んだ作品が入賞を逃した場合、拾い上げがあったとしても選考委員の先生方の手前、その作品でデビューする事は非常に難しいと思います。安芸咲良先生がそうでしたね。最終選考へ進んだ作品とは別の作品でデビューになりました。

 なので次のパターン。

 作品を買われた場合です。

 この場合、最終選考まで行かなくても拾い上げがおこなわれます。むしろ、最終選考へ進ませないかもしれません。

 その作品を編集部がどうしても出版したい。しかし最終選考で落選してしまったら出すわけにはいかない。というワケです。これは地図十行路先生のパターンですね。

 この年、地図十行路先生は二次まで、安芸咲良先生が最終選考まで進んでいました。で、出版されたのが『世にも奇妙な商品カタログ』です。これが二次通過作品でした。

 とは言え、どちらにしろ編集部が認める素晴らしい作品を書いてこそなので、私はまずそこを目指さなければいけないのかなぁ。


 と、まぁこんな話もツイキャスでした訳です。

 つばさ文庫小説賞に応募される作家様たち何人かが聴きにきてくださって嬉しかったです。多少でも参考になっていれば幸いです。

 こっそりと、七海様とかlager様まで聴きにきてくださっていたとかとか。

 カクヨムで告知してなかったのに、lager様はどれだけベストタイミングでTwitterに訪れたのか。恥ずかしい……めちゃ、恥ずかしい。





   *    *    *


 現在、つばさ文庫小説賞の作品は二作品とも書き上がっております。

 うち、最初の作品は七月頭に公開開始しますので、よろしかったら読んでみてください。

 総文字数約八万文字。タイトルは『セイギノミカタの味方』です。

 セイギノミカタになりたい主人公が、宇宙人に出会って、共にセイギノミカタを目指すお話になります。

 物語自体はとても単純ですね。

 今回は昨年のセブンワンダーズのようなギミックは封印しました。

 あれって、大人が読むと面白いかもしれませんけど、複雑になる物語は子供向けじゃないかなぁなんて、たくさんの作家様の意見を聞いて思った次第です。

 もっとストレートに楽しい話を書きたい。なんて考えで生まれた話なので、皆さまお楽しみに。

 あ、私お得意の人外オスが出てきます。(知る人ぞ知る)


 二作目は七月から改稿して、八月の公開になります。

 総文字数約八万文字。タイトルは『私の指先ガーディアン』です。

 内容はちょっと言えないのですが、こちらは八月の公開までお待ちください。

 全然違うタイプの話になっていると思います。


 さて、いよいよアツい夏がやってきます。

 毎年ですが、つばさ文庫小説賞の公募は、強力なライバルがいっぱいです。

 もうすでに、ラストまで公開している作家様もいますね。

 七月に入ったら、もっと増える事でしょう。

 一昨年がカクヨムから七十作くらい。昨年が九十作くらい。

 今年は百作超えますかね?

 今年もアツい夏がやってきます。

 皆さま、目一杯楽しみましょう!

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