第15話 プロット
殺人的な熱さの中、皆様いかがお過ごしでしょうか? えーきちです。
ヤバいくらい暑いです。なのに革ジャン着て出歩いています。
感覚過敏で、太陽の光が苦手なんですよ。痛いんですよ、太陽が。なかなかこの気持ちがわかってもらえないのですが。
ええ、道を行く人が遠巻きに私を避けていきますからね。
わかってますよ、怪しいって事くらい。
この盆休みに、ふと思い立って『天気の子』を観に行きました。
面白かったです。
映像と音楽と物語のシンクロに圧倒されました。
まぁ、賛否両論ありそうなストーリーですが。特に書くがわにとっては。
しかし、これだけは言っておきます。
皆様が普段何気なく見ている空が、200%美しく見えるようになるような、300%好きになるような映画でした。
今でも、ふと空を見上げてしまいます。
いいね、空って。
* * *
スイマセン。まったくプロットとは関係のない話で。
さて、プロットです。
プロットとは何ぞやといった話は、今さらここで書く必要はないでしょう。それでも知りたい方はウィキでも見てください。
私は以前より、カクヨムで知り合った作家様方々に、「プロット書いた事ないんですよ」と言ってきました。
私の書き方は独特です。
フワッとした構想を頭に、いきなり書き始めます。
ストーリーは書きながら組み立てて、話のほとんどは結末すら決まっていません。酷い時は、登場人物の名前すら決まっていません。
タイトルも書きあがってから決めたりします。
約十万文字の『餅つき』は、八万文字が過ぎてもラストが決まっていなかったし、現在連載中の『ものくろ』は、書きながら登場人物の名前を決めて、書き上げた後名前を変更するという、訳のわからない書き方をしました。
そして、最近気づいた訳です。
皆様はお気づきでしょうか?
私が十万文字の作品を書き上げるのに要する日数は一か月くらい。
私は、一か月かけてプロットを書いていたんですね。
毎日毎日、考えながら文章を書き、作中にブレを感じても後で直せばいいやの気持ちで最後まで書き上げます。
一か月ありますからね。
設定だってコロコロ変わります。
もっと、こうした方が面白いんじゃないか、なんて案も出てきます。
ただ、目標文字数は常に意識しているので、いらないエピソードを削ったりしながら調整も行います。
そして完成したプロットを元に、書き換えがスタートします。
箱書きを前後させたり、加筆修正を繰り返し、伏線をちりばめ、整合性を取る。
一万文字くらい削る事もしばしば。削った後にエピソードを追加することもしばしば。
これが私の書き方です。
だからよく「どこまでプロットを書きますか?」と言った質問があちこちで上がっていますが、私の場合はたぶん、誰よりも詳しくプロットを書いているのではないでしょうか?
構想から最後まで書き上げるのがプロット。
私は一か月かけてプロットを書いている。
それはプロットとは言わないと言われてしまいそうですが、これが私のやり方なんです。
だから、いざプロットを書こうとしても書けなかったんです。
カクヨムで皆様の意見を聞いていると、プロットを書いている人が沢山いて、私もその必要性も感じました。
それで私がやろうとしていた事は、プロットのプロットを書こうとしていた訳ですね。上手く書ける訳がありません。
書き手様が十人いれば、十通りのプロットの書き方があると思います。
自分がやりやすいように書くのが、一番なのではないでしょうか?
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