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2018年10月22日 23:53
もう、この言葉選びがすっごい好きです……!何というか、情景が匂い立つ様なこの描写が素敵過ぎます!私には書き出せない雰囲気。これぞ幻想的。個人的ですが、喉を鳴らす音と、世界を「セカイ」と表現しているところがとても好きです。あと、ステラを闇の一輪の花と称しているところも。第一話以降のリヴェルの心境を描いてくれていて嬉しいです。わざとぼかして書いたところを、適度に書き出してくれたのも嬉しかったです。これくらい書いても良かったかなあと後で思っていたので、色々と参考になりました。推敲して下さり、ありがとうございました!
作者からの返信
この推敲にたどり着くまでの、長い道のりでした。下書きと2300字Ver.を踏んでの到達ですが、書き方が慣れてなくて、どうしてこんな文章になったのか、自分で書いたんじゃないみたいな気がしてます。すごく頑張って書いてるという感じが出てなくてよかったな、と思ってるのですが、書きながら本体と同量のメモをとってます。普段の執筆でメモと言えば、やることリスト的な注意事項メモなんですが、最終推敲では言葉を捨てるためのメモを取りました。その場の要求をクリアした言葉なら、問題なく書き記せるのですが、思い浮かんだ文章が、物事の一側面をうまく表現していても、それで終わりだと、字数がかさばるだけなので、内容を書き切れてるの? もう少し詰め込めない? もう少し短くまとまんない? (削ろうと必死)でも思いついた言葉がキラキラしてて引力から目がそらせない! という訳でいったんメモって捨て、気に入った言葉は諦め切れず表現を変えながらメモってメモって、結局、捨てるためにしつこく検証しただけ、という言葉の残骸のようなメモを取ってます。がんばってる感じがしないのは、この作業でもう一度原作を味わえたからかな、と思ってます。内容としては2300Ver.を短縮してますが、頭から話を編むつもりで原作の場面を短く言い表せる言葉を探しました。もっとシーンを理解しようと常に念頭に置いて、色んな角度から考えるため、書けるまでその景色を見ていたように思います。そのせいか、目の前の文章を書いてるという意識が、遠かったです。場面の意味に書かされた感じがします。脂をそぎ落とし言葉を捨てた果てに、どんどん自分が素になっていくようで、地味〜な飾り気のない感じが居心地がいいらしいな、と書き終えて思います。幻想的に描けていたら、それは原作の美しさのおかげですね。一輪の闇の花は、本文の方に出てくる表現で、印象的でした。本文にとっておくなら、プロローグでは控えるべきかな、とも思ったのですが、あんまりステラの後ろ姿が綺麗だったので。嬉しいと言ってもらえてほっとしてます。「セカイ」はマルクス・ガブリエルさんの影響ですね。新進気鋭の哲学者の世界という全体はないんだよ、のせいで世界って安易に書けなくなってしまいました。すごい説得力でナイって言うんだもん。悩んだ末、カタカナに逃げました。もひとつよかったな、と思ったことを最後に。推敲として意図せず、リヴェルが妖しい景色にあざ笑われても、綺麗だと思う部分に、ほんの少し彼の闇が出せたような気がして、それは、第12話の最後のセリフにぞっとさせられた意識が、心に残っていたのだろうな、と思うと何となく嬉しかったです。本を読むように漬かれた推敲でした。心地よかったです。どうしたらもちょっと原作のようにあざやかにできるのか、そこにいるような臨場感が出せるのかなどなど課題も残しつつ。推敲させて頂き、こちらこそ、ありがとうございございました。
2018年10月21日 19:27
日竜様の推敲は、いつもながら、原作の読みこみ具合がすごいな、と感動します!思わず和泉様のプロローグを読み返しにいってしまいました(*´▽`*)
原作が気になるなんて嬉しいと思ったけれど、う、ちょっと待って変わり過ぎ? と思うとハラハラします。文章に原形がほとんど残っていませんし、綾さんが推敲されたのも随分前になりますものね。(はうあ)本文につながるものは、展開上与えられ場面に、小まめにきゅっきゅっと詰められるだけ詰め込みました。
もう、この言葉選びがすっごい好きです……!
何というか、情景が匂い立つ様なこの描写が素敵過ぎます!
私には書き出せない雰囲気。これぞ幻想的。
個人的ですが、喉を鳴らす音と、世界を「セカイ」と表現しているところがとても好きです。
あと、ステラを闇の一輪の花と称しているところも。第一話以降のリヴェルの心境を描いてくれていて嬉しいです。
わざとぼかして書いたところを、適度に書き出してくれたのも嬉しかったです。
これくらい書いても良かったかなあと後で思っていたので、色々と参考になりました。
推敲して下さり、ありがとうございました!
作者からの返信
この推敲にたどり着くまでの、長い道のりでした。下書きと2300字Ver.を踏んでの到達ですが、書き方が慣れてなくて、どうしてこんな文章になったのか、自分で書いたんじゃないみたいな気がしてます。
すごく頑張って書いてるという感じが出てなくてよかったな、と思ってるのですが、書きながら本体と同量のメモをとってます。
普段の執筆でメモと言えば、やることリスト的な注意事項メモなんですが、最終推敲では言葉を捨てるためのメモを取りました。
その場の要求をクリアした言葉なら、問題なく書き記せるのですが、思い浮かんだ文章が、物事の一側面をうまく表現していても、それで終わりだと、字数がかさばるだけなので、内容を書き切れてるの? もう少し詰め込めない? もう少し短くまとまんない? (削ろうと必死)
でも思いついた言葉がキラキラしてて引力から目がそらせない!
という訳でいったんメモって捨て、気に入った言葉は諦め切れず表現を変えながらメモってメモって、結局、捨てるためにしつこく検証しただけ、という言葉の残骸のようなメモを取ってます。
がんばってる感じがしないのは、この作業でもう一度原作を味わえたからかな、と思ってます。
内容としては2300Ver.を短縮してますが、頭から話を編むつもりで原作の場面を短く言い表せる言葉を探しました。もっとシーンを理解しようと常に念頭に置いて、色んな角度から考えるため、書けるまでその景色を見ていたように思います。
そのせいか、目の前の文章を書いてるという意識が、遠かったです。場面の意味に書かされた感じがします。
脂をそぎ落とし言葉を捨てた果てに、どんどん自分が素になっていくようで、地味〜な飾り気のない感じが居心地がいいらしいな、と書き終えて思います。
幻想的に描けていたら、それは原作の美しさのおかげですね。
一輪の闇の花は、本文の方に出てくる表現で、印象的でした。本文にとっておくなら、プロローグでは控えるべきかな、とも思ったのですが、あんまりステラの後ろ姿が綺麗だったので。嬉しいと言ってもらえてほっとしてます。
「セカイ」はマルクス・ガブリエルさんの影響ですね。新進気鋭の哲学者の世界という全体はないんだよ、のせいで世界って安易に書けなくなってしまいました。すごい説得力でナイって言うんだもん。
悩んだ末、カタカナに逃げました。
もひとつよかったな、と思ったことを最後に。
推敲として意図せず、リヴェルが妖しい景色にあざ笑われても、綺麗だと思う部分に、ほんの少し彼の闇が出せたような気がして、それは、第12話の最後のセリフにぞっとさせられた意識が、心に残っていたのだろうな、と思うと何となく嬉しかったです。
本を読むように漬かれた推敲でした。心地よかったです。
どうしたらもちょっと原作のようにあざやかにできるのか、そこにいるような臨場感が出せるのかなどなど課題も残しつつ。
推敲させて頂き、こちらこそ、ありがとうございございました。