第315話 音読3(夜)
晩御飯を食べている間に、お友達がDMくれていた。
ブラインド・ガーディアンのザ・バーズ・ソングを紹介してくれていた。
吟遊詩人の歌だそうだ(『指輪物語』がテーマ)。
旅を感じる……長い長い旅路を歌と共に過ごしてきた彼らの詩だ。
立ち寄った酒場や宿屋の食堂で飲み交わしつつ、盛大に騒いだり、霧の寒さ沁みる夜にエールをあおりながら焚火を囲んで陽気に歌う姿が浮かんできそうだ。
こういうのって、いいな……。
楽しいって、こういうことを言うんだな。
自分の人生がいかに窮屈でつまらなかったかを思い知る。
うん、時代はロックだ! 味わおう。
お友達がおすすめしてくれる音楽は、ヘヴィーメタルなんだけれども、非常にスピリチュアルな高揚感を感じる。
カリスマだね。
酔わされるというか……なにしゃべっているのか、よくわからないんだけれども(英語にも聞こえないという……)。
ブラインド・ガーディアンの演奏を見聞きしている間、わたくしは旅人になれる。
遠く深淵なる真理をもって世の理を謎といていく……というような。
思わず厨二かと思ってしまうが、それがブラインド・ガーディアンの音楽の力なので、卑下しない。
するとすれば、己の言語能力の低さだな……。
お友達は現在進行形で頑張っている。
努力したものが報われる世界であってほしいよなと願う。
20時15分、第三章の中途から再開。
……だ、だめだ。
DMでお友達が複数の音楽を紹介してくれて、一つ一つ聴いていたら、拝読する時間が無くなってしまった。
そのうえ、フィンディルさんの小伏史央さんへのフィン感がUPされていて、拝読していたら9時Pmを過ぎてしまい、眠気が襲ってきてしまった。
フィン感の序文は十分に理解できたし、鋭いメスさばきに小気味よさを感じた。
だけれど、わたくしはおこちゃまなのだ。
眠気には逆らえない。
ダウン! ダウーン!
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