第311話 音読2(午前)

 は~なんか、あんまり調子よくないぞ~~。

 かったるいし、眠い。

 夜は11時(23時)までには眠らないとな~~。


 9時になったけれど、エンジンがかからない。

 バッテリー切れかにゃ。

 一旦寝ます~~。


 あ、そうか、DHAを飲んでなかったんだ。

 飲もう~~。

 コーヒーも。


 猫舌だから、すぐには飲めないけれども~~。

 お友達よ、ごめんなさい。

 9時08分、開始します。


 9時13分、第一章、中途。

 目がしみる~~。

 やっぱり、寝る~~。


 お友達が、のどを酷使したんじゃないかって心配をしてくれたけれども、ううんちがうのちがうの~~。

 普段あまりしゃべらないから、のどが弱いのと、暖房で空気がよくなかったのでWパンチだっただけだから~~。

 今日は空気のいいところでヨムから、大丈夫だから~~。


 老化で痛み始めた足(膝とアキレス腱)のために、痛み止めと消炎剤を飲み、生ごみを出す。

 現実ってこうもダサいのね、わたくし~~。

 ガンガン意見するくせに、自信がないのはこういうところなのよ。


 昨日、「誤字を指摘するとき、ビクビクしなくていい」って、お友達に言われたけれども、するわよ~~ビクビク、しちゃうわ~~。

 お友達は「文章の指摘より、誤字の指摘は絶対」って言うから驚いちゃって~~。

 お話、よく聞いたら「文章は人それぞれだけれど、誤字は逆さに読んでも誰が読んでも誤字ですから」って! なんか、かっこいいな~~。


 それについてのわたくしの意見はというと、明らかな誤字って、作者だってすぐわかるわけでしょう? わざと間違えてる可能性だってあるわけだしさ~~。

「これを見つけることができるか、どう指摘するのか?」って、試されてる気がしちゃうわけ。

 お友達への信頼が試されてるように感じちゃうわけなの。


 変なのかな、わたくし~~。

 いっぱい意見するくせに、こういうところで「気を揉むんですね」って言われちゃう。

 そりゃそうよ!?!? 意見なら人それぞれ違う考えがあるっていう逃げ道があるし、結局は作者さんにおもねるところがあるわけだから、好きにツッコむわよ? けど、ケアレスミスなのか、わざとなのかわからないものはさ~~。


 お友達は「指摘されるのが嫌なら公開しなければいい」ってはっきり言う! ひゅ~~。

 でもまあ、考え方の違う人の意見も貴重だから。

 そこはどちらも同意見ってことで。


 あ~~まだ眠気がとれないな。

 特大のマグカップに二杯目のコーヒーを淹れて、窓辺に置く。

 なにかリフレッシュの方法を考えなきゃだな~~。


 CDから『道化師の朝の歌』(ラヴェル)が聴こえてくると、なぜか猫が逃げ出した。

 うん、ちょっと不穏な感じはするかもしれない。

 でも、これで目が醒めた! ヨムぞヨムぞ~~!!!


 10時11分、再開。

 第一章で、どうしてもつっかえてしまう箇所を報告。

 ノリが大事な場面だから遠慮してきたけれども、読みやすさは大事だと思いきった。


 ぬるいコーヒーでDHAを飲み下し、再開。

 うーん、文章をより丁寧に扱うための句点と、キャラの言葉遣いをちょっぴり意識してみる。

 報告。


 なぜかわからないけれども、文調を整えた方が美しく、読みやすいと感じた文章を指摘、報告する。

 あれほどパーフェクトだと思っていた第一章で、こんなにもつっかえるという事実に唖然とし、疲れを感じる。

 中途だけれど、休憩をいただく。(10時46分)


 明るい窓辺によってぬるいコーヒーを飲む。

 少し考えて日焼け止めを塗ってからカーテンを開ける。

 ざらつくガラス窓。

 大みそかくらいしか磨かれないためか、ここのところの雨のせいか、曇っている。

 そのままコーヒーを干す。

 ガラスに映る自分の影を、ぼんやりと眺めつつ、ふと。

「唇の形がいい……」

 と思う。

 いや、コンプレックスだったのだ。

 わたくしの唇は、上の方が分厚く、下の方は垂れていた。

 それが今、立体的に整って見えるのだ。

 そのまま、鼻、瞼、額、と見ていって、感想。

「老けないな……」

 元から童顔だけれども。

 内臓が若いのかな、とも思う。

 若さを過信して、窓枠に指をひっかけ体重移動。

 背中をそらして、指だけで体を支えてみる。

 両腕ががくがくと震えた。

 馬鹿なことをした。

 ちゃんと、歳はとっている。


 11時08分、陽の光を浴びてセロトニンが出たので、気分爽快。

 読書再開。

「の」が多くて文の構造が複雑怪奇になっている点を指摘。


 11時22分。

 指摘するために読んでるわけじゃないのにな、と因果に思う。

 まだ第一章目で足踏みしている。


 フィンディルさんが、以前に直しを入れるところは「序盤に集中している」とおっしゃっていた。

 ならば、わたくしも序盤に力を入れよう、と思う。

 読者にとって読みにくさがないように、この作者やるな、と思わせるために。


 11時37分、細かい言い回しをつつきまわす。

 わたくしってサドだよなぁ。

 好みの問題なんだけれども、ヒロインの涙を端的に書いてしまうか、少し濁してみるかで趣が違うと思うんだよなあ。


 12時03分、微妙な違いが気になって、報告。

 聞こえなかったみたい、と聞こえていなかったみたい、では違うと思うんだけれども。

 あと、表現が矛盾を感じさせる点を指摘。


 12時11分、第一章、読了の旨、報告。

 昼食をとって、休む。

 お友達は、何を食べたのかなあ? なんて思う。





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