第310話 音読。(夜)

 のどが痛いー。

 最近、声の伸びが悪い。

 カラオケもしてないし。


 21時から、続きを拝読予定。

 物語はクライマックスに突入している。

 できればノンストップで読了したい。


 また夜にでもDMで話せるかもしれない。

 と思っていたらDMが来た。

 お互い、お礼を言い合っている。


 お互い感謝し合っているから、それでいいじゃないのか、というところにまとまって。

 でも、過去にわたくしがいたした指摘が気に入ってくれて、それで今があるんだという話をされてとても嬉しかった。

 しかし、実はお友達の指摘に感動して、この方ならば信頼できると思ってしてきたことだったので、そんな風に言ってくれてとても意外だった。


 これもカクヨムの引き寄せた運命だ。

 さあ、責任もってお支えするぞと、小説にむかう。

 今21時15分。


 開始。

 21時38分、キリのいいところで休憩、野暮用を済ませる。

 いや、水分補給とか、猫のトイレの掃除とか・・・。


 わたくしは人のセリフを反芻する癖がある。

 お友達はDMでこう言った。

 タイトル名は伏せるけれども、以前にこんなことがあったらしい。


「ちなみに、**********や********でも何度も読んでもらって指摘をしてもらったので、***や********もお願いしたんですよ。

 水木さんは覚えていないかもしれないですけど。

 なので、その時から、水木さんの指摘は凄いなって思っていたんですね。

 改稿すると言った私に「読ませて」と言ってくださったのがとても嬉しかったです。」と。

 わたくしは「そうでしたか。

 なにかのタイミング的に、いろいろ具合が良かったみたいですね。」

 と返信した。

 お友達は重ねてお礼を言ってくれて「水木さんがやってくれた事は、本当に誰よりも嬉しかったです。」と、何度も繰り返した。


 この友情を終わらせたくない、と強く願った。

 さて、キッチンでなにかしていたらしい猫が、にゃんにゃん鳴くので部屋の扉を開けて呼ぶと、とんとんと足音を鳴らして降りてくる。

 部屋に至ると、彼女は猫草を食べた。


 かまってほしいと、足をちゃいちゃいさせてくるので、洗濯ネットをとりに行く。

 廊下の隅にあった赤い三角コーンが邪魔で足をぶつけた。

 母に苦情を言ったら、だったら母の部屋の隅にでも置いておけばいい、というので本当にそうする。


 洗濯ネットをとってきたら、猫は気が変わったのか廊下へ出て行ってしまった。

 拍子抜けだ。

 しかし、部屋が冷えるので、ドアを閉める。


 まあ、またかまってくれといってくるさ。

 21時57分、続きを拝読する。

 22時06分、第六章、読了。


 いよいよクライマックスだ。

 怒涛の展開(大げさでなく)が待ち受けている。

 また激しく情動が起こるだろうと思うと少し、覚悟が必要だ。


 22時14分、キリがいいところで、水のみ休憩。

 猫が撫でて欲しそうだったので、背中をきゅーっとなでる。

 抗議の声がしなかったので、正解だったのだろう。


 愛猫が、今日のわたくしを気に入ってくれたのか、狭いベッドに乗りあがって、体をひっつけてきた。

 かわいい。

 しかし、すぐに飛び降りた。


 これ以上かまっていたら、今日中に読み切れない。

 心を鬼にして、22時19分、再開。

 猫はトンネルボックスの中に入りこんで毛づくろいをしている。


 22時31分、キリのいいところで、水分補給する。

 さあ、いよいよ盛り上がってきた!

 猫をトンネルボックスごと抱き上げて顔をのぞきこむ。


 珍しくゴロゴロ言っている。

 気に入ったらしい。

 トイレ休憩をはさんで、水をがぶ飲み。


 22時36分、再開。

 22時40分、キリがいいので、休みたい。

 わたくしは物語が終焉に近づくほどに、拝読ペースが落ちる。


 ハラハラドキドキが心臓に悪いというのもあるけれど、物語が終わってしまうのが寂しい。

 だけれど、この作品は違う。

 ラストに近づくにつれて、大盛り上がりを見せ、怒涛の展開で魅せてくれる。


 さあ、再開だ。

 今は22時44分。

 ラストスパートだ!


 まさにクライマックスもたけなわ! ここのシーンは作者さんの実体験がもとになっていると聞いた。

 うん、迫力も臨場感も、緊張感も最高レベルで、頭が飽和状態になる。


 だけれど、こちらはまだまだ続く。

 いいぞ! 主人公はどうなる? どうする? 期待値がはねあがります。

 22時52分、再開。


 22時55分、これまでにない大ピンチにあるシーン。

 23時06分、第七章で、なぜだかわからないのに、不思議になる文章があった。

 報告する。


 23時20分、第七章、読了。

 すごかった。

 なにせ奇跡の瞬間を描いてある。


 作者の力量のほどがあらわれている。

 すばらしい!

 最後はエピローグさ(23時23分)。


 23時29分、エピローグ、読了。

 なんとか、今日中にヨムできました! やったね。

 お友達が、今日指摘があったところを直したと言っていたから、明日も通しでよみますぞー!


 寝る前に、あらすじがどうなったか、聞いてみたいな。

 勝手に見せてもらったけれども、丁寧に組み立てられている。

 心配はいらなさそうだ。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る