第291話 んー、もうちょっと馬力が欲しい。

 ダイエットを終えて、思う様牛乳を飲んだ。

 ぷはー!

 身体からカルシウムが抜けてって、思考まで溶けちゃったかと思ったわよ。


 ダイエットは、あれね、栄養失調になる努力ってことよね。

 いくら制限のためとはいえ、普通に暮らしていて体重が何キロも落ちるっていうのは、体にとっては異常事態っていうのかしら。

 それで、自己流のダイエットだとリバウンドしちゃうのだけれども。


 国立病院のダイエットメニューはそういうことがない。

 だから、今は安心して好きなものをドカ食いする。

 牛乳、チーズ、ヌードル、その他。


 その他っていうのは、普通の食事を普通に食べるわけ。

 それにプラスアルファでチーズを何切れも食べたりする。

 おめでとうわたくし。


 理想には遠いけれど、また節制に成功してしまったわ。

 途中で死ぬかと思ったけれど、乗り切ったし。

 今年はもう、十キロ近く落としたから、数値もよくなってるはず! これで悪くなってたら、もうダイエットなんてしなーい。


 口調が軽いけれども。

 今、暇つぶしに執筆している作品の、裏ヒロインがこんな感じなのでー。

 ま、作者が影響されちゃってる時点で書き手のメンタル豆腐っていうかー、その辺はお察しwww ズヴァリ! 憑依型の作者でっす! よろしく。


 ていうかもー、食べずに書けるかってーの! 断食するときの感覚をつかむんだったら有効よ? 食べると雑念増えるし、空腹も通り過ぎると身が軽くなっていくふわふわ体験が気持ちいい。

 だけどね。

 これでわたくしが作品に活かせなかったとしたら、それはまるっきりの無駄! 数値なんて無視して書いておけばよかったーってことなのよ。


 断食でこの八月の大事な時期を使ってしまったってことが、一番痛恨です。

 書き始めた作品、終わらなかったしねー。

 終わってからコンテストに出せばよかった……。


 今は傷ついた体を癒して、そろそろ回復しないかなと思っているところ。

 人間、食べなきゃ! ほんとよ。

 つらいわー。

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