第272話 抗議。
愛猫が、わたくしのお出かけをストレスに思うらしい。
カバンを持って、PCの前にいると、ワゴンの上からじいぃいっと見つめてくる。
目を細めて見返すと、今度は長いすに寝そべるけれど、どうにも落ち着かない。
わたくしの足先を前脚でちゃいちゃいってして、こっちへ来てって訴える。
で、餌場まで誘導されていくのだった。
シーバを一粒ずつキャットツリーのそこかしこに置いて、気がそれたすきに、部屋のドアを閉めてきた。
出かける時、玄関から逃走するのを防ぐため。
こないだなんて、玄関から道路の向こう側まで逃走してしまった。
追いかけたら素直に戻ってきてくれたのだけれど、それ以上逃走されたら、どうやってつかまえればいいのか、わからないからね。
あーん、マイクロチップ、埋め込んだ方がよかったかなあ。
一体なにが不満で逃げたがるのだろう。
一人が嫌ならにゃおにゃお鳴くでしょ? 普通の子。
うちの子は、黙って逃げ出すの! どうしてー?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます