第165話 2020/01/15/水 なんだかなあ。

 うっうっう。

 悲しいことがあった。

 毎年誕生日に、コース料理の案内をよこしてくれるサンマルクカフェが、なんと母親の誕生日あてにわたくしの名前ではがきを送ってきた。


 そして、母がそれに触れると、黒い制服を着た女の人は。



「さあ、はがきを送っているのはわたしではありませんので」



 っていう対応をした。

 宛名を間違えて、さらに誕生日も間違えておいて、人のせいにしたのだ。

 業者との連携がうまくいっていないのを吐露した。


 しかし、ここの料理はおいしいのだよ。

 パンが食べ放題なのもいい。

 お腹いっぱい食べました。


 もちろん、テーブルの上の赤い蝋燭にも火を入れてもらったし、蝋が溶け出して水の器に流れ出す姿は花びらのようでかわいかった。

 祖母は、コースは分量が多かったらしいので、チキンとデザートだけわたくしがいただいた。


 帰りにアンケートを勧められたが、母は不愉快だったらしく、断った。

 もう、あそこへは行かないだろうな。



 それより、今日はコロコロの発売日である。

 母はローソンでコロコロを買い、600円に値上がりしてたわというから、消費税が上がったせいでは? と指摘した。

 ともあれ、それをもって、母は孫のところへ行ったのだ。


 きっとうっぷん晴らしをしてくると思った。

 オフハウスで上着とシャツと、孫娘のワンピースを買い、妹たちを訪ねたら、孫たちが成長して喜ばしかったと言っていた。

 気分転換になってよかったわね。





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