　考えないようにしてたけど。

　わたくしって、そもそも妄想家じゃない。

「よし！　妄想するぞ」って思わないとしない。

　あとは血迷ったか、うつうつとしている状態のときくらいである。

　ココロはきれーさっぱり。ぺっかりこ。

　しかし理解に苦しむことに、あらいりゅうじ先生が著作のあとがきで、

「妄想をするほど頭はよくなる」

　と……。

　妄想なんかしなくても、シンプルに生きればいいじゃん？　とも思うけれど。

　危険な思想のあれやこれやを妄想のみにとどめておけるのなら、それに越したことはないわけで。

　リアルに実害がなければ、それは通常のレベルであり、あたまのいい部類に入るのだろう。

　そういう人は妄想作家になればいいし、多分間口も相当広い。ただわたくし、ちょっと違うんだなー。

　リアルが過激すぎて、妄想している余裕がない。

　思春期もすぎたし。

　小説を書くなら、構成を盗まないと、と真面目に思っている。

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