第6話男の人は嫌い

 真守も多少は読まれたい。

『わああ! この文章面白いなー』

 と、思われたくないわけではないのだ。

 しかし営業(こう呼んでいる人がいた)にはなかなかいかない。

 じっと辛抱の子。

 しょせん、人から勧められたりして読んだ本は、楽しさが半減するものだから。

 だから、真守の作品は今でもあなたに読んでもらうのを待っています。じっと……。

 応援くれる方ばかりが読者でもない。

 気は遣ったほうがいいだろう。独りよがりにならないように。

 しかし、真守は自己完結しがちなのがいけないのか、コメントで絡んでくれる人が極端に少ない。

 まあ。

 営業に行ったわけではないけれど、悩みをつづっているから、助けてくれと何回かお願いしに行ったことはある。

 あれは救われた。

 本当にギリギリだったので、こんなこと書いたらダメだろう、とか考えてる余裕もない。

 そんな余裕のない文章を、読んでくださったのだ。

 真守の脳が以前より落ち着きを取り戻したのは、読んでくださる方々のおかげです。

 変人どころか、頭のイッチャッテルヤツになり果てるところでした。

 真守のリアルは、ジグソーパズル。輪郭を探すところから模索しなくてはならない。己の輪郭。普段は考えませんよね?

 意識がドロドロになってるわたくしは、己の客観視がたいへんむずかしい。

 外野からいろいろ言われるけれども、どれが正解かということはない。そこはそれ、人の数だけ真実はあるってことで。彼らの言うわたくし像も一つの真実足りえます。

 しかしそれは、事実をねじまげていいもんではありません。

 わたくしに暴言吐いたら、一言一句たがえずに憶えてますよ。だまっているけれど、むかっ腹がたってます。そういうことをリアルで言ったら、人間関係がおかしくなるので、建前上はわたくしも言われるがままなのです。

 けれどね、それでいいのかと。

 一生涯罵られて生きるのかと。

(働いてる方、すみません。真守は罵られるのが嫌で仕事を辞めました。あれはパワハラだったと思います。セクハラもあったし)

 そうではない、と思いたいじゃないですか。夢でも罵られるなんてやってられません。

 起死回生の反撃をしてみたい。それで後先どうなろうとも。

 実際、やってみると外野が驚くこと。一時的にでもビビるから、あーやらなきゃよかったなー、と思ったりもします。なんか、かわいそうになっちゃって。

 口先で攻撃してくる人って、ようするにコンプレックスがあるんでしょ? これは想像ですが、相手より自分が強いと思いたい。強いはずだと思ってる。じゃあ、なんで実の娘や部下を虐げるんでしょうね? 真守は相手に尽くしすぎだと思ってます。相手は自分が偉いもんだと思っちゃう。そしてわたくしを犬か何かのように扱い始める。

 そんなんだから、父の日やバレンタインデーにお金はかけません。バカバカしいもの。

 わたくしは、人を見下した時点で、己も見下されるものだと考えております。

 だから、おつき合いする人は、尊敬できる人であってほしい。そんな期待をこめて、あなたのドアを叩きます。

 じゃじゃじゃじゃーん!

 運命です。

 どうぞ、よろしく。

 とゆー感じでね。

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