3.(ぼく) ビット線-ワード線 乗り換え訓練
訓練はさらに続く。
ぼくは、
浮遊ゲートの頭を押さえている『
ぼくは
ロイディンガー博士の指導が伝わってきた。
「
ぼくはなぜか、くすくすと笑い出してしまった。
「うふふ……」
「ハッシー、どうしたのだ?」
「ごめんなさい。ぼく、何だか面白くて」
博士も笑い出した。
「ふふふ、お前は、ユーモアが分かるようになったのだな」
「博士、お願いです。もう一度、言ってくれませんか?」
「このやんちゃ坊主め。いいだろう。
「ふふふ、あはは……」
ぼくは、酸化絶縁膜に
「
博士は、
「いいか、『クロックパルス』に逆らうな。クロックパルスは、
「はい!」
ぼくは酸化絶縁膜を
そこは、例えるなら、満天の星々がきらめく、
制御ゲート層の最上部は、アルミニウム製の『リード』につながっていた。ここから先は『ワード線』という、フラッシュメモリーの
この訓練は、E-ロボットが
ぼくはそれからも、ロイディンガー博士のもとで様々な訓練を積み重ねた。
ぼくにとって電子回路は、最初の
ぼくが、
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