第3話 【コンビニ店員】~由衣編~


 

 1回目、2回目と、見た目重視で雇って失敗?したコンビニの店長。

今回雇った人物は、見た目は”どうにも不安要素”ではあるが、見た目に騙されてはいけないと思い、きっと中身はちゃんとしているであろうと希望を持ち、なにせ、あの某有名女子高校の卒業者なら間違いはないはず!(3回目w)と確信し、店長は今日も働きます。

 どんな物語になるやら?最凶アルバイターシリーズ第3話です。

どうぞ、お楽しみください!


 


 「いらっしゃいまxxx~~~!」


いきなり、卑猥な挨拶をした新人アルバイト由衣。

店内に居るお客さんの男性客の何人かがコケた(笑)


 「な、な、なんだ、そのフザケた挨拶は!!!」


バコッ!(頭をはたく音)


 「痛った~~~い!店長なにすんのよ~~~!!」

 「ちゃんと挨拶したまえ!」


 「これがあたしのちゃんとした挨拶だよ~~~」

 「ふ、ふざけるなっ!ちゃんとやれ!!」


 「あ、あの、これ、温めてください」


お客さんがレジで言った。


 「ぅわぁお♪すっごいイケメン!ねぇねぇ?今から、あたしとデートしない?」


 「え?あの、ちょ、ちょっと、お弁当を温めて欲しいんですけど??」

 「わかったわ、それは、あたしの愛で温めて、あ・げ・る・♪」


バコッ!(頭をはたく音)


 「痛ったああああああああ~~~い!」


 「お弁当の温めで宜しかったですか?熱め、普通、ぬるめ、いかが致しましょう

 か?」


 「それじゃあ、普通で」

 「かしこまりました、普通で温めさせて頂きます」


 「店長さ~ん、電話鳴ってますよ~」


 「きみが出たまえ!」

 「は~い!もしもし~?あなたの○○○○マスコットの由衣ちゃんだよ~!」


 「お客様、少々、お待ちくださいませ」


・・・と言って事務所の由衣に向かってフライングクロスチョップをする店長。


 「ぎょえええええええ!!!」


由衣は店長の一撃を食らって床にうずくまっている。


事務所からそんな声が聴こえて来る。

店内のお客さんたちは、「何だ?何だ??」と思い、レジから事務所の中を覗いてざわついている。


 「お電話代わりました、店長の山本です・・・あ、これは、○○店のオーナー、お

 元気ですか?」


 「さっきの電話出た子、新しいバイトなのかね?」

 「あ、いや、違いますよ、親戚の子です、あんなの雇うわけないでしょ~!はは

 はは・・・(汗)」


 「そうか・・・悪いがヘルプを出してくれないか?急に人が休んで困ってるん

 だ」


 「ヘルプですか?こちらもギリギリなんで、回すのは難しいのですが・・・」


 「ううっ・・・」

 「ど、どしたんですか?」


 「もしもし?すみません、オーナーが心臓発作で倒れました。急いで救急車呼び

 ます!!!」


 「な、なにっ!?大丈夫か?」


 「すみません、大至急来て頂けませんか?アルバイトの私1人じゃ、お店を回せ

 ません」


 「わ、わかった!すぐ行くから、それまで頑張れ!」

 「はい、お願いします」


 「すまないが、きみ・・・(いや、まずいよなぁ、”こいつ”に任せるの

 は・・・)」


 「どったの?店長??」

 「ちょっと留守番を頼めるか?無理なら、いいぞ!」


 「オッケ―♪」

 「え?」


 「大丈夫よ~ん♪」

 「ほんっっっっとうに大丈夫なんだろうな?(念押し)」

 「まっかせなさ~い☆」


 「私はすぐに戻るが、代わりのバイトも呼んである、あまり変な対応はするな

 よ?」


 「変な対応って?」

 「さっきみたいな挨拶のことだ!!」


 「あ~あれ?普通なのになぁ・・・」

 「じゃあ、普通じゃない、真面目にやれ!いいな?」

 「へいへい」

 「返事は、はい、だ!」


 「は~い」


 「いいか?分からないことがあったら、”わかりません”でいいからな!無理にやろ

 うとするな!」


 「はいは~い」


この当時、携帯電話がまだ普及しておらず、何かあったら、電話をするっていう選択肢が無かった。


 「本当に任せてもいいんだな?本当に頼むぞ??いいな???」

 「分かったってば~!早く言って来なよ~あっちのお店で大変なんでしょ~?」

 「そ、そうだった!じゃあ、行って来るからな!!頼んだぞ!」


 店長は、慌てて、お店を出て、ヘルプの店へと向かった。

代わりのアルバイトがやって来るまで由衣は1人となった。


 「あ~なんかノド渇いちゃったなぁ・・・なに飲もうかなぁ?これでいいか♪う~

 ん美味しい!飲み放題!食べ放題!読み放題!なんて素敵なアルバイト!!!」


 「すみません、お願いします」


 「見て、分かんないの?ぼくぅ?あたしは今、休憩中なの」


 「え~?だって、オバサン、レジに居るじゃん!」

 「誰がオバサンよ(`Д´) ゴルぁ!」


 「じゃあ、何歳なの?」

 「20歳よ」


 「オバサンじゃん」

 「(`Д´) ムキー!」


 「早く会計してよ、オバサン」

 「うるさいっ!ガキ!!あっちいけ!」

 「うわ~~~~ん!(泣)」


子どもは泣きながら店を出て行った。


 「_( ゚Д゚)ノ彡☆ギャノヽノヽノヽノヽ!! ノヾンノヾン!! この漫画超面白~い♪」


 「おい、レジやれよ」


男性客が言った。


 「あ?あたしに命令すんなし、ばか」


由衣は悪びれた様子もなく、答える。


 「ああ?(怒)お前、店員だろうが、やれよ!それにお客様にバカって言うな」


男性客は言った。


 「あたしはいま休憩中なの、もうじき、代わりの人来るから、待ってなさいよ」


由衣は意味不明なことをお客さんに言った。


 「なに言ってるんだ!お前は!!その代わりが来るまではお前の仕事だろう

 が!!」


男性客は正論である。


 「だから、あたしは休憩中なのよ!」

 「休憩中って、なんだよ!いま店内に、お前しか従業員いねーじゃねぇかよ!」 

 「あたしは留守番だからね、仕事はしなくていいって店長に言われてんの!残念

 でした!!」


 「な、なんだとぅ!?ふざけんなっ!2度と来るか、こんな店!!」


男性客は切れて、店を出て行った。


 「2度と来んな、ぼけ!」


由衣は、捨てセリフを吐いた。


 「お~新しいバイトじゃん?」

 「また、ガキかよ」


 「ガキっていうなよ、オバサン」

 「さっさとお家に帰ってママのオッパイでも吸ってなよ!」


 「言ってくれるじゃねぇか!赤毛のババア!!」

 「あ?(怒)」


 「なんだよ?(怒)こっちは客だぞ!」

 「だから、なによ?」


 「それがお客さんに対する態度かって言ってんだよ!」

 「ぷっ!」


 「なに笑ってんだよ!」

 「いや、小さいな~って思って・・・ぷっ!」


 「育ち盛りの中学生なんでまだ小さいのは当たり前だろが!」

 「背のことじゃないよ・・・ぷっ!」


 「じゃあ、どこ見て言ってんだよ!」

 「さぁねぇ~?」


 「タカシ―?」

 「おう、遅ぇじゃねぇかよ!」

 「そんなに怒るなよ~ちょっと遅れただけだろ~?」


 「そのせいで、このババアとモメてんだよ」

 「おお?泣く子も黙るタカシにケンカ売るやつ居んのか?どれどれ??」


 「あんたも小さいね」

 「ああ?なにがだよ??」


 「な?こいつ、入ったばっかのくせに、やけに態度デカくて、ムカつくだろ?」

 「ああ、見るからに赤毛でバカそうなくせにな」


 「なんだってぇ~?クソガキが~!」

 「うるせぇよ、赤毛ババア!」


 「バカのくせに威張るな!」

 「誰がバカよ!」


 「じゃあ、平方根やってみろよ」

 「へいほうこん?って、なに??大根なら分かるけど??」


 「わははははは!コイツ、マジもんのバカだよ!!」

 「わははははは!ひでぇな!!こいつ、歳いくつだよ?マジかよ!!」


 「ば~か!ば~か!!」


・・・・と言いながら、店を出て行った子どもたち。


 「あんの野郎・・・言うだけ言ってぇ~!マジむかつくぅ~~~」

 「お?新しいバイト??イケてんじゃん!」


今度は高校生らしき男の子の客が言った。


 「ん?なんだ、またガキか~」

 「ガキっていうなよ、アンタとそんなに変わんねぇだろう?」


 「へぇ~そうなの?いくつよ??」

 「16歳だよ」


 「歳じゃないよ、ばか」

 「はあ?じゃあ、なにを聞いたんだよ」


 「サイズよ」

 「サイズ???服の?」


 「あんた、ばかなの?サイズって言ったら、コレに決まってんでしょが!」


 「うおっ!?ど、どこ触って言ってんだ、てめぇ!!」


 「ふう・・・小っさ!」

 「な、なんだとおおおお!??」


 「そんなサイズじゃ、あたしの相手は100年早いわよ、帰ってママのオッパイ

 でも吸ってな」


 「て、てめぇ~~~!」

 「ケンジ~!どうしたよ?何か揉め事か~??」


 「聞いてくれよ、こいつがさ~」

 「なるほどな~、欲求不満ってやつだな、若いのに、可哀想なねーちゃんだw」


 「ガキのくせに生意気な!男に困ってなんかないわよ」

 「どうだか、なんなら、俺たちが慰めてやろうか?」


 「小さいくせに、エロ本読んで、○○でもかいてなさい」

 「言ってくれるな、おい(怒)」


 「どうする?仲間呼んで、ヤっちまうか?コイツ」

 「あら?言うわね、なるべく、大きい人連れて来てくれるなら大歓迎よ、粗○○く

 ん♪」


 「マジむかついた!てめぇ、そのセリフ忘れんなよ!!」

 「おい、行こうぜ!」


 「てめぇ、クビ洗って待ってろ!!」

 「待ってるわ~ん♪」


 「すみません、これ会計してください」


 「これ?わぉ♪大っきぃ!」


 「ちょ、ど、どこ、触ってるのですか!」


 「え?これを会計するんじゃないの??」


 「ここ、コンビニだよね?店、間違えたのか?俺・・・」

 「ねぇ?あたしと1回どう??」


 「1回って、なにを?」

 「決まってるじゃないの~コレよ♪コレ!」


 「おうふ!だ、だから、触るんじゃないよ!!」

 「気持ちいいんでしょ?」


 「そ、それは、まぁ・・・って、そういうことじゃなくて!!」


 「あたし、もうじき、終わるからさ、行こう!」

 「行こうって、どこへ?」


 「ラブホに決まってんでしょが!」

 「はあ???いくわけねぇし!」


 「ちっ・・・イ○ポの早○、包○野郎かよっ・・・」

 「なっ!?なんだとぉおおおおおおお!!!」


 「恥ずかしいなら、最初から、そう言えっての!えんがちょ!!ヾ(>▽<)oきゃ

 はははっ!」


 「て、てめぇ・・・・・お、覚えてろよ!」

 「はいはい、用がないなら、帰ってね、お帰りはあちらです!ぷぷっ!」


 「これを温めてくれ」


レジに男性客の1人が弁当を持って来てそう言った。


 「どれ?これは、温めなくても、熱いよ~ぷぷぷっ!」


由衣は例のごとく、男性客の股間をまさぐっている。


 「きみは、いつも、そういうことをしているのかね?」


男性客は、冷静にそう言った。


 「まぁ、いつもじゃないけど、たまにしてるよ、気持ち良かった?」


 「いや、不愉快だ」


 「あっそ・・・」


 「弁当を温めてくれ、と言った」


 「ノリが悪い客には、やってあげな―い」


 「職務放棄かね?」


 「しょくむほ―き?」


 「包茎の仲間?ぷぷぷっ!」


 「私は非番なのだが、きみは、逮捕されたいのかね?」


男性客は持っていた警察手帳を由衣に見せた。


 「げっ!ポリかよっ!!先に言えっつ―の!」


 由衣はレジから、ひらりと、男性客の横をすりぬけるように、レジ台を飛び越えた。


そのとき、代わりのアルバイトが出勤してきた。


 「あ、由衣ちゃん、お疲れ様」

 「あと、宜しく!じゃあね~~~!!」


 「あ、ちょ、ちょっと、ひ、引継ぎは~~~?」

 「そっちで適当にやっといてぇ~~~!」


 由衣は、そのまま、コンビニの制服を着たままダッシュで逃げるように店を出て行った。


 「ただいま」

 「あ、て、店長、大変です!」


 「ど、どうした?なにがあった??」

 「電話が鳴りっぱなしです!取っても取ってもキリがないんですよ~~~><」


 「い、いつからだ?」

 「杜生さんと交代してからずっとなんですよ~!なんなんですかぁ?これぇ~」


 「アイツめ~~~なにやりやがったんだぁ?電話は私に任せて、きみはレジを中

 心に!」


 「はい、分かりました」


 「はい、私が店長の山本です・・・大変申し訳ございませんでした!はい厳重に

 注意して・・・それはもうお客様のおっしゃる通りでございます、はい」


 店長は、由衣が接客した多くのお客さんからクレームの電話を夜通し受ける羽目となり、一睡も出来ないまま、翌朝まで電話対応に追われた。ただでさえ、前々回のアレで、警察からマークされてるのに、また、警察官から厳しい目で見られる始末・・・あいつめ、出勤してきたら、どうしてくれようか・・・?

 ウォークインの中は飲みかけのジュースが何本もあり食べかけの弁当もあったし、バックヤードの菓子類も食い荒らされていたし、レジ付近には読みかけの漫画、それも商品としての包装が破られていた。

 あいつ、一体仕事中になにやってるんだ?防犯カメラを見る限り、レジで飲み食いしながら漫画読んで大笑いしてるとか、ナ、ナメやがってぇ~~~!男性客の股間を触ってるシ―ンも何度か観たし・・・。

 こ、殺してやりたい!!見た目通りのやつだったってことか、くっそ~!

 そして、由衣が出勤してきた。




 「おっはろ~ん♪」


 「由衣くん、きみは今日働かなくていいから、ちょっと、こっち来なさい」

 「なになに~?店長~??」


 「私がヘルプに行ってる間、きみは何してたか言いなさい」

 「店長に言われた通り、お留守番だよ~ん♪」


 「それが何で一晩中クレームの電話の嵐になるんだ?え?おい!(怒)」

 「知らないよ、そんなこと、あたしは留守番しろって言われてしただけだし~」


 「お前、自分の家で留守番するのと仕事を一緒にしてねぇか?」

 「ああ~確かにそんな感じかもねぇ~♪」


 「バカか!お前は!!」

 「ばかって言うな~!バカっていうほうが、バカなんだぞ~~~!!」


 「お前、自分の家で留守番してたら毎回金が貰えるのか?」

 「貰えるわけないじゃん、バカじゃないの?」


 「バカって言うほうがバカなんだろ?じゃあ、お前はバカだな?」

 「ぅぐっ!」


 「留守番って言ったのは、代わりのアルバイトが来るまでちゃんと仕事しなが

 らって意味だ!少し考えりゃ、分かるだろ!20歳にもなって、小学生以下の頭

 の中身なのか?お前は?あ?(怒)」


 「ううう~~~!」


 「お前は、店に損害を与えた」

 「わかったわよ、辞めればいいんでしょ!辞めてやるわよ、こんなクソ仕

 事!!」


 「クソ仕事だとぅ?言ってくれるじゃねぇか・・・」

 「それじゃあ、はい!」


 「なんだ?その手は??」

 「1日分でも、働いたことには変わりないんだから、バイト代よ!ちょうだい

 よ!!」


 「給料は振り込みだ」

 「1日分くらい現金でよこしなさいよ!ケチくさいなぁ~」


 「いいだろう・・・1日分だな?ほら!やるよ」

 「どうも~」


 「そっちの封筒もやるよ、受け取れよ」

 「なになに?ボーナス??・・・・・・・なんじゃ、こりゃああああ!??」


 「損害賠償の請求書だ」

 「そ、そんがいばいしょう!??」


 「お前が、レジで飲み食いした分、ウォークインの中で食い散らかした分、包装

 してあった雑誌を勝手に破いて読み漁った分、それから、店の品位を低下させた

 分、その他諸々の金額を算出して請求させて貰う!必ず払って貰うからな!!」


 「こ、こんな大金払えるわけないでしょ!だったら、給料要らないわ」


 「給料要らなくても、請求はやめないからな、給料分の差し引きならしてやる

 が?」


 「絶対無理!そんなの払えない!!」

 「じゃあ、警察に行って貰う」


 「げっ!」

 「お前、現職の警察官に暴行働いたんだってな?」

 「ぼ、暴行って・・・ちょっと、軽く触っただけじゃん!」

 

「法律的には、立派な暴行罪なんだよ、お前バカだから知らないんで教えてやるけ

どな!」


 「う~~~!」

 「警察からはお前の身柄の引渡しを命じられている」

 「うううっ・・・」


 「だが、管理者責任が俺にもあるからな、お前の態度次第では、刑事責任は逃れ

 られる」


 「え?」


 「私がお前の身代わりとなって警察に怒られてやればいいわけなんだが?」

 「て、店長!」


 「だが、それはお前の為にはならんしな!罪を償ったほうがイイんじゃねぇ

 か?」


 「そ、そんなっ!」


 「反省もしてねぇようだしな!お前の為に、俺が泥を被ってやるいわれもないし

 よ」

 「反省してるよ~!」


 「あ?(怒)」

 「反省しています~!店長様~~~!!」


 「損害賠償は、どうするんだ?」

 「親と相談して、何とかします~!」


 「そうか・・・それじゃあ、まず、誓約書を書いて貰おうか」

 「せいやくしょって、なに?」


 「お前、アルバイト始める時にも書いただろうが!もう忘れたのか?」

 「テヘ♪」


 「警察」

 「すみません!店長様!!忘れましたです><」


 「うやむやにされたら困るんでな、ちゃんと書くんだぞ!ここに例がある、見な

 がらでいい」


 「は~い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・書けました~!」

 「汚い字だなぁ・・・」

 「ほっとけ!」


 「ああ?(怒)」

 「ほっといてください(泣)」


 「よし!支払いが遅れたり、払わない場合は、即、刑務所へ入ることになる、い

 いな?」


 「はい・・・(涙)」


 「少ないが、これを持っていけ、お前の最初で最後の給料になるかもしれん

 し!」

 「うううっ・・・ひどい(涙目)」


 「これに懲りたら人様に迷惑を掛ける行為は慎むんだぞ!」

 「うううっ・・・わかりました」


 「それじゃあ、もう帰っていいぞ」

 「へ~い」


 「返事は、はい、だ!」

 「は~い」

 「(こいつはまたどこかできっとやるに違いない)」


店長はそう思ったが口にはしなかった。

めでたし、めでたし?                  完


最凶アルバイター現る!

第4話 【コンビニ店員】~瑞希編~へつづく。




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