いつまでも卵であり続ければ、生まれ出たものに幻滅することもなく、歩き続けることができる。けれど、それでも生まれることを期待したり、いっそ放り捨ててしまったりしたくなる、未知のもの。何が出てくるのか分からない卵には、ロマンも感じます。
100話ですね、いつも素敵なお話を有難うございます。
作者からの返信
コオロギ様
ありがとうございます。「卵」の安らかさと怖さ・魅力は、まさしく仰るようなところにあるかと思います。
いつの間にか100話ですが、御付き合い頂き、感謝しております。こちらこそコオロギ様の作品群に魅了された側ですので、どうぞ今後ともその筆を振るって頂きつつ、合間にでも気楽に読んで頂ければ幸いです。
「それを心の奥底で知っているから、」のあたりから、なぜか、妙な安心感を覚えました。
卵というのは、どう転がっても不思議なものですね。
短い不思議な話・百話となりました…。勝手ながら、一読者として感慨深く感じています。
毎話、引力のある題名を含め、興味深く、楽しみに読ませていただいています。
充実した読書のひとときを、ありがとうございます。
作者からの返信
木子あきら様
ありがとうございます。「卵」の「転がる先」、或いは「転がって見せるかたち」など、面白い題材だと思います。この話ではせいぜい、ほうき星に化けた卵の尻尾を踏んだだけのような気もしますが…。
こちらで書き始めた当初より、温かい励ましの言葉や嬉しい感想を下さって、大変感謝しております。何より、御作の世界観や言葉の森の豊かさに、一読者として癒されてばかりです。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。