知らない
「いたぞ、変人」
大学の六番会館内、第二講堂。
臨床心理学の講義を受けるために教室へ入った私に向かって、彼女は大声をあげた。彼女――里沙は一番奥の机に座ってこちらに手を振っている。周りのことなど気にしていない。
「おい、亜美、はやくこっちこいよ!」
「……里沙。変人、というのは私のことですか?」
私は彼女の隣の椅子に腰を下ろして、鞄からレジュメとルーズリーフを取り出す。そしてレジュメの半分を彼女に手渡した。
「お、いつも悪いな。ここんとこバイトが忙しくってさ」
「一応、分かりにくいところは補足してあります」
「かーっ、やっぱ優等生は違うね。文学部棟にお前の学生番号張り出されてたぜ。今期優秀成績者一覧ってな……あ、ちなみに、俺の学生番号も張られてたわ」
「至急事務室に来るように、でしょう」
「そうそう! やっぱ単位足りてないのかな」
「……さあ、そこまでは私も把握していません」
里沙――正確には高岡里沙――は、見た目通りの性格をしている。一人称は、『俺』。普通ならイジメの恰好の餌食なのだが、彼女は違う。むしろ彼女が『私』などと称すれば驚くほどの違和感があるだろう。
彼女は私と同じ大学の同じ学部に通う、同回生である。ただし、過度なアルバイトによって、このままでは私よりも遅れて卒業する羽目になってしまうだろう。……理由について、里沙は殆ど口にしようとしない。ただ、時々。
「金が無くてさ」
と、こぼす。
彼女は大学に程近いアパートで一人暮らしをしている。本人の言によれば、それは逃走に近い行動だったそうだ。彼女が逃走しなければならなかった相手は、家族である。
ただし、それ以上のことを彼女は語らない。どうやって入学金などを捻出したのか、私は一切知らない。ただ私が知っているのは、彼女がアルバイトによって学費を稼ぎ、また、学費以上の金額を何らかの用途に使い果たしてしまっていると言うことだけだ。
「……それで、変人呼ばわりについて、何か言い訳はありますか?」
「え……いやいやいやいや、違うって、お前の事じゃないって!」
「じゃあ、何なんです?」
「お前が言い出したんだろ!」
「……はい?」
「何か、面白そうな変人に会ったら教えろって。小説のネタにするからって」
「……そうでしたっけ」
「そうだよ!」
私の趣味は小説を書くこと、だ。
何かの機会でそう自己紹介すると大抵は奇異なものを見る目で見られる。次いで、「へえ、すごいね」などといった、あからさまに反応に困っている答えを返される。
そういうものだ。
小説を書くことはおろか、小説を読むことすら教科書以外では少なくなった現代に、わざわざ何故そんなものを趣味にしているのか、心底理解出来ないという人も多いだろう。正直なところ、私自身ですら何故書いているのか分からなくなることがよくある。
それでも、書く。中学生の頃に初めて小説を書き上げて以来、私は一貫して書き続けている。都合の良いことに高校と大学には小説を書くことを目的とする部活動があり、私はそこに所属してひたすら小説を書いた。今もなお、書いている。
ところで、私の趣味が小説だと知った相手の殆どは、このような質問を投げかけてくる。「どんな小説を書くの?」と。
これは、発言者の想像を超えて回答に困ってしまう質問なのではないかと思う。自分が書く作品のせいかもしれない。私は、自覚する限り推理小説やSF小説といったような枠組みに当てはまる文章を書いたことがない。
そのため、私は次のように答えるようにしている。
「純文学です」
――多くの場合、ここで会話は途切れる。現代人は――私も含めて――純文学のことなど何も知らない。
「……ああ、思い出しました。思い出しましたけど。里沙、私がそうお願いしたのは、もう二年ぐらい前のことではありませんか?」
この世の中に、話すネタに事欠かない人間というのはそれほど多くないと思う。それと同じように素人と玄人に関わらず、モノを書く人間というのは常にネタ不足に陥っている。
そんな時、人間は三つの方法でネタを仕入れようとする。一つは自分の過去を引き合いに出すこと、二つ目は既存の作品を模倣すること。そして三つ目に、誰かの体験を持ち出してみることである。
「おいおい、二年も昔の話を忘れてなかったことに感謝しろよな」
「……それに関しては、ありがとうございます」
二年前、まだ大学一回生だった頃の冬に。私は里沙に確かにそのようなお願いをした。私なんかより遙かに外向性の高い里沙は、変人とよく出会うことを自慢げに話していたのだ。だから私は何の気もなしに依頼した。里沙は安請け合いしたが、叶えられるとは思っていなかった。
「それにしても、どうして今更、二年前のことを?」
「いやいや、俺も一応回らないこの頭で考えてみたのよ。亜美って奴はまあ頭がいい、顔もいい、スタイルもいい。まあ、だから、並の変人では納得しないだろう、と。そこで俺は一定のハードルを設定して、それを超えてくる変人を、今日まで待ってたってわけよ」
「……私を馬鹿にしてますよね、それ」
とは言え、確かに里沙の言う通りかも知れない。だからある程度の人間の生態というものは、それなりに想像で補うことができる。変人、というのもなかなか定義の難しい言葉だ。
「ともかく、そのハードルを超えた変人がいたわけですね」
「ま、そういうわけだ。と言うよりは……お前好みって感じかな」
ベルが鳴り、教授が入ってきた。しかし里沙は気にも留めず机の上に座ったままだ。彼女だけでは無く多くの学生が授業に向き合わず会話に夢中になっている。教授もそれを咎めようとはしない。いそいそとパソコンを教卓に設置し、スライドを映す準備を始める。
「内藤修一って奴なんだけどな」
「はい」
「……あー、そうだな、お前、『ブーン』って、知ってるか?」
「……知っている可能性があるんですか?」
「あるんだな、これが。『ブーン』っていうのは内藤のネット上の名前なんだ」
本日分のレジュメが配られる。この講義は出席点が無いから誰かのために複数枚取る生徒が少なくない。先週までの、私のように。
「内藤は今二十九歳なんだけど、一年ぐらい前までの数年間、ネット上で積極的に活動してたんだ」
「活動?」
「何て言うんだろうな、ああいうのは……。あ、見た方が早いか」
そう言うと里沙はコートのポケットから携帯を取り出し、何やら操作を始める。暑くないんですか、と言おうとして私は口を噤んだ。彼女は徹底的に素肌を見せようとしない。夏でも、彼女は必ず長袖を着ている。
「あ、ほれ、イヤホン」
「……音が出るんですか?」
「ああ、YOUTUBEだから」
私は里沙の携帯を手にとって眺め入る。
読み込みにしばらく時間がかかって、映し出されたのは真っ白い壁とベッドだった。小刻みに映像が揺れる。カメラのセッティングをしているのだろう。
「里沙、これは……」
「まーまー、見てりゃ分かるって」
言われて再び画面に目を戻すと、右側から人物が映り込んできた。対象物が無いからよくわからない。しかし比較的長身であるように見える。髪はボサボサでまるで整っていない。身につけているのは真っ黒なジャージだ。
くぁ……とその人物が大きく口を開けて欠伸をした。猫背をさらに丸め込むようにしてベッドに座り込む。俯いたまま、しばらく動かなかった。どこか遠いところで、カラスが鳴いた。
その直後、人物は大きな舌打ちをした。鳴き声に苛立ったのだろうか?そして矢庭に首をもたげた。長い前髪の隙間から覗く眼差しは――。
――狂気、と呼ぶにふさわしい光を湛えていた。
「東北の、大地震」
男はゆっくりと話し始めた。その声色は、落ち着きと激情が入り交じっているかのようだ。
「死者は、二万人を超えているそうだお」
「惜しいお、日本の一年間の自殺者には、足りないお。復興、復興、復興、復興……。自殺者の心は誰が復興するのか?その、一方では、政治や経済や、そのような、社会のシステムが、何事も無かったかのように回り続けているお。それこそが、復興への足がかりだと、言い訳をしながら……。復興となれば、いつもは、矢面に立たされている公務員が主導する公共工事が増加することとなり、いつもは批判されている土建屋が儲かることになるお。人間は、所詮、大災害と、日常を、別々に分けることでしか思考することができないんだお。その間に見かけ倒しのスローガンを挟むことしかできない……う、ううーーーーっ!」
突然男が叫び声をあげて自分の首を片手で締め付けた。
ベッドから転がり落ちる。その震動だろうか、カメラが大きく揺れて、映像が大きく転回した。
「はい、終わり」
私はしばらく沈黙してから、ほう、と疲労を混ぜた溜息をついた。時間にすれば一分前後というところだろう。大して長い動画ではなかった。しかし、妙に負担の大きい時間だった。言っている内容も、大したことでは無い筈だが……。
「これが『ブーン』。ネット上で、ほんの少しだけ有名になった男だ」
「……知りませんでした」
「まあ、そうだよな。三日間ぐらい、祭り上げられてただけだから」
「祭り上げられた?」
「『ブーン』は数年にわたってこんな感じの動画をアップロードし続けていたんだ。まー別に気に留める奴もいなかったんだが、ある時掲示板に動画が貼られてな。それを契機にそれまでの動画も発掘されて、いわば、『炎上』したんだ」
「はあ……」
「とは言え、そこまで面白いネタでも無かったからな。祭りは割とすぐ終息した。でもえげつないもんでな、当人はとっくに動画を削除したのに、どっかの誰かがコピーしたものをアップロードして今でも『拡散』されてるんだ」
「……それで、その『ブーン』、と里沙がどのような関係に?」
「来たんだよ、うちの店に」
「……そうなんですか」
「あ、引いてるだろ、お前。しくったな……先に動画見せるんじゃなかった」
こういう人物が存在しているという事実自体には大して驚きはない。ありがちな狂人、だ。ただ、実際に目の当たりにするとどうコメントすればいいか分からなくなってしまう。重度の知的障害者と道ですれ違ったような後ろめたさ。仄かに湧き上がる罪悪感。
「里沙。世の中には恐らく、触れてはいけない人もいると思います」
「おいおい亜美、そりゃ差別だぜ。変人は変人だ。同じだよ。それにな、こいつはお前の思ってるタイプの変人じゃない」
「……はい?」
「なんつーかな、こう……腑抜けなんだよ」
「腑抜け……」
「そ、生気の無いただのアラサー」
「私が先ほど観た映像からは猛烈な躍動を感じたのですが」
「一年前までって言っただろ。今の『ブーン』……内藤はこういう活動してないの。本人が言うには、典型的な双極性障害なんだとよ。躁と鬱の間を行ったり来たり……まあつまり、奴は数年間、ずっと躁だったんだ。それが途切れて、鬱になってる。だから心配しなくてもお前に牙を剥きやしない」
「……それ、全部本人に訊いたんですか?」
「仕方ないだろ。あいつ、他に何もしないんだからよ」
更に里沙は続けた。
内藤氏本人曰く、自身が精神病を患ったのはもう十年近く前のことであるらしい。以来漫然と心療内科に通い、漫然と投薬治療を受けているが快復の兆しはないそうだ。YOUTUBEに動画をアップロードする行為も、今となっては自分の行いとは思えないという。
内藤氏は無職である。にも関わらず安アパートを借りて一人暮らしをしているそうだ。というのも彼の両親は若くして他界し、一人っ子だった内藤氏にはやや多い財産だけが残った。彼は働くことなく、ただその貯金を食いつぶすことによって日々を凌いでいるのだという。
「うちに来るのも月一ぐらいかなあ」
趣味はネット。殆どの日々をベッドの上で過ごす。気力が出ないそうだ。たまに出かけるとしても人混みは避ける。まるで逃亡犯のような具合で食料などを調達し、自宅へ逃げ帰る。食料以外はAmazonを使う。主な購入物は漫画、DVD。小説は集中力が持続しないので読めない。
「そうそう、昼間しか来ないよ」
内藤氏は精神障害者保健福祉手帳を所有している。等級は、二級。定義としては、『日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの』に該当する。
上記を勘案して、私はこう結論づけた。
「確かに、変人ですね」
「な、変人だろ」
そう言って里沙は私の目の前にメモ用紙を落とした。
「……なんですか、これ」
「えー、住所とメアドと電話番号……かな」
そのメモを取り上げて広げてみて、私は思わず眉を顰めてしまった。みみずがのたくったような字、という比喩は恐らくこういう場合に使うのだろう。電話番号はともかくとして、メールアドレスと住所はとても読めたものではない。
「暗号ですか」
「何か書けないらしいよ。手が震えるんだって」
「書かせるなら代筆してあげればいいものを……」
私はしばらくそのみみず達を眺めた。それから、「ん」と無意識に声を出して、里沙を見上げた。
「……これを、私にどうしろと」
「突撃」
「……良いんですかね、なんていうか、その人、国の認定? みたいなのを受けてる割には、その……結構自由に行動してるみたいですけど」
「あー、なんかね、その辺も説明してたよ。手帳と、障害年金? は別々でさ。あいつはほら、親の財産で食ってるから、国から、金銭的な補助は受けてないわけ。だからじゃないかなあ。ほっといていいのかよ、とも思うけど」
「……なるほど」
「で?」
「……いや、はい。里沙、ありがとうございました」
「こらこら、亜美ちゃん、逃げるんじゃない……当大学きっての無頼派が何を怖気付いてんだよ」
「名乗った覚えないんですけど」
確かに、とても、怖い。それ以前に里沙の突飛な行動にはついていけない。彼女の良いところは外向性の高さだが、反面、他人も同じように外向性が高いと思い込んでいるのが欠点だ。
軽い気持ちでお願いした過去の自分を恨む。しかしそれ以上に、そんな軽い依頼でこんな重い人物を連れてきた里沙を恨みたい。
「大丈夫、お前のことも大体伝えてあるから」
恨みたい。
「まー、どうするかはお前次第だよ。とりあえず俺の仕事はしまいだ……さて、帰るか」
「……また、バイトですか?」
「んや、ちょっと別の用事……ああ、それよりもよ、亜美」
「はい」
「どうする?」
「何をですか?」
「アレ、あの、なんつーの。ほら……し、で始まって、つ、で終わる」
「……就活、ですか」
「ボケるところだ、そこは」
就職活動。
私たちが三回生であり、今が一月である以上、直視せざるを得ない現実。まさか里沙の口からその言葉が出てくるとは思ってもみなかった。
「どうよ、どうよ、やってる?」
「……まあ、一応は」
「あー、やっぱりだ。そうやってすぐお前は俺の一歩前を行っちゃうんだよな」
過剰な演技でショックを受けている里沙には申し訳ないが、私のしている就職活動は、およそ活動とは呼べないような消極的行為でしかない。ただ周りがやっているから、大学でチラシが配られているから、参加してみるだけだ。
何も決めていないし、決めようともしていない。
「それよりも、里沙は」
「卒業を心配した方がいいんじゃないですか」
「何その冷静な攻撃。刺さるわ。何よりも刺さる」
とりあえず逃げることにした。ただ、現実に現実をぶつけて相殺しただけの、愚策。
「……里沙、近日中に空いている日はありますか? 例えば、二人で、食事など出来る機会は」
「……んんー。や、ごめん、無いわ。ちょっと色々忙しくてな、悪い。でも感謝するぜ」
「いいんです。でも、それなら……耳を貸してください」
「ん、なんだ、どうした」
そう言いながら素直に顔を寄せてくる里沙に、私は少し躊躇いつつ、言った。
「その……アルバイトのことですが、あまり大っぴらにしない方がいいと思います。……この前、ネット上で、その、貴方の……写真が。個人特定まではされていませんでしたが、分かる人には分かると思いますので。貴方が、そういうことをあまり気にしないのは分かりますが……一応、忠告しておこうかと」
私の、持って回った言葉を里沙は黙って聞いていた。私が彼女の(で、あろう)写真を見つけたのは偶然にすぎない。適当なネットサーフィンの後に辿りついただけの話だ。
だからこそ、怖ろしい。誰がそこに至るか分からない。そしていつ、誰がこれを里沙だと触れ回るか分からない。
先ほどの内藤氏の話では無いが、ネット上の画像は、一度載せられれば最早、行く手を遮ることは誰にも出来ないのだ。用心しすぎることは無いだろう。
特に、里沙は。
「……そうか。まあでも、あれだろ? そんなヤバい写真じゃなかっただろ」
「ええ……」
こんな子が働いてるよ、と共に載せられていた無修正の里沙の顔写真。盗撮だろうか、それとも知り合いからの流出か。知る術は無い。その写真を彼女に見せつけることも、私には、出来ない。
「じゃあいいよ。わざわざありがとうな」
明朗にそう言い切った彼女を前にして私は口を閉じる。
「亜美」
「はい?」
そう答えた私の頭を里沙は右手で思い切り押さえつけた。彼女の掌で髪の毛が無造作にかき回される。私は何が起こっているのか分からず、されるがままになった。
「ちょっ……と、里沙!」
「可愛い奴だ、お前は。本当に可愛い」
「やめてください! 講義中ですから!」
そう大声を上げた私によって大教室は一瞬シン、と静まりかえる。
「そうだな、講義中だ」幾らかの学生がこちらを注目している中、里沙は私へ囁き返してくる。「講義中にもかかわらずお前ときたらまた変な話を……」
私が彼女を少し睨み上げると、彼女は快活に歯を見せて笑った。
「大丈夫だって。つーか、そんなことでいちいちビビってたらこんな仕事できねーよ……それ以前に、ホームページ載ってるし、写真。偽名だけど」
「……まあ、そうですが。仮にも有名大学、ということになってますから、ここ。それこそ、祭りになるかもしれないですよ」
「わーってるって。退学にはならないよう注意するよ」
そう言って笑う里沙の笑顔は、いつも通りの笑顔だ。私は時々、この天真爛漫な笑みに思わず見惚れそうになる。彼女の表情は、私を何よりも安心させ、そして信頼させてくれる。
だからこそ……だからこそ、私は時折、激情に駆られそうになる。彼女が請け負っている役割を糾弾し、それは違う、と叫びたくなる。しかしそれは出来ない。それは私の、些細なエゴイズムに過ぎない。何故なら、私は、彼女のことを何も知らないのだから。
「それじゃ、そろそろ行くわ」
「あ、はい」
講義のことなどまるで気にせず、彼女は悠々と去っていった。私は、自分が今日言うべきことを果たしたという安堵と、それでもまだ、彼女に何か言葉を告げたいという欲望の間で、ほんの少し葛藤した。
彼女は、高岡里沙。
彼女は、昼夜を問わずに働くソープランドの店員――所謂、ソープ嬢である。
フラジール @manseibien
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