第33話 海の家 ~Q~

 私に最近とても残念な事がありました。遂に私にもアレが生えてきてしまったことです。クラスの仲の良い方々からは生えていなくて羨ましいと何度も言われました。インターネットなどでは、そういった女性の方が男性から行為の際にウケが良いというのもあります。時を同じくして、ホントに産毛よりも少し濃いくらいのが見えるようになってから一度涼さんと交わりましたが、それ以降、抱いてもらっていません……。やはり、アレのせいなのかと何度も思いました。

 しかし、朝からずっと抱いて頂いたときはとても嬉しかったです。涼さんに体中を撫で回してもらうのもクセになりそう……。でも、やはり男性の方は、ずっとアレをしていると疲れるのでしょうか?、あの液体もどんどんサラサラした感じになってきて、すぐに垂れちゃうんですよね……。まぁ、涼さんが、他の女子のアレに反応したのには怒っちゃいましたけど……。



 あと、涼さんの海の家での仕事ぶりとかを好意的な目で見ているメ……いえ女性が結構いました。まぁ、モテるのは彼女兼妻としては嬉しいのですが、それでもいい気分ではありませんね。ちょうどお食事のところに店でよく見かけたメ……女たちがいましたので、ここぞとばかりに「あ~ん」しまくりました。涼さんもお疲れの様子でしたので仕方ないですよね……♡。









 さて、海の家も終了となったは良いが、零のイチャイチャに付き合うのも相当な体力を要することに気が付いた。食事も終わり、海へ向かおうと水着に着替える。まぁ、慣れてしまったことに零は全裸でタオルも何もせずに俺の前で堂々と着替えるにである。今日は、ピンク色の水着らしく、女の子らしい感じである。そして、俺の腕にピタリとくっつき、砂浜に行くのである。



 「零、今日はどうする?、この頃、結構海で遊んでるし……」


 「そうなんですよね~。結構海を満喫してるんですよね。」


 水着に着替え、砂浜まで来たはいいのだが、海でかなり遊んでいる日々を過ごしているために次なる遊びが欲しいところである。そこで、俺が見つけたのは、連日に比べて大きめの波である。そうか、あれが出来るではないか……。


 「じゃあ零、今日はサーフィンでもしない?」



 「え?、サーフィンですか?」


 「そう、結構楽しいと思うよ。」


 「じゃあ、やってみます!」



 とサーフィンを決行することとなった。サーフィンをいつやっていたかと言うと、臨時で水泳部に入っていた時の強制的に参加させられた合宿での療養日である。その場のノリでやり、元カノに良いところでも見せようとしたのが始まりである。これを言ってしまうとまずい状況になるのは目に見えているので零には絶対に隠しておく……。


 サーフボードをレンタルし、俺が零に手本を見せる。まぁ、物事は何でもそうだけどその人なりのコツを掴んでもらうのが一番早いって思いもあるが、一応ね。


 「ほら、零、こんな感じね。」


 「うわぁー、すごいです。(カッコ良すぎてヤバい♡)」


 「じゃあ、零もやってみる?」


 「えー、すぐに落ちちゃいそうですよ~。」


 「大丈夫だって、そばについてるから。」


 「じゃあ、ちょっとだけ。」


 すると、零はものの見事にバランスを取ることに成功し、様になった状態で後は波が来れば完璧という状態だった。


 だが、そこになぜかは知らないが、今日一番の大波が俺たち、いやそこいら一体を飲み込んだ。零は叫びながらボードから転落、いい感じに俺の胸元にダイブ。


 「すごい波だったな、零、大丈夫。」


 「こ……怖かったです…。(涼さんに抱き着くチャンス~、涼さんにお尻触ってもらってる~幸せ、赤ちゃんになった気分♡)」


 「ほら、大丈夫だから、波が来てもちゃんと傍にいるから。」


 少し泣き目になって俺に正面から抱き着きながら、頭を横に振っているのがとても可愛い。


 「じゃあ、二人で一緒に波に乗ってみようか?」


 「え?」


 「波の中がいかに美しいか見せてあげるよ。」






 その頃、浜辺にいるもう一方のカップルは、のんびりとトロピカルジュースを片手に歩いていた。


 「東雲さんたちは、サーフィンしてるな。」


 「でも、零ちゃんさっきから萩原君にくっついて離れないよ。」


 「あれだろ、さっきのやたらデカい波で怖くなったんだろ。」


 「ああいうのって零ちゃんがやると可愛いんだけど、他の女だと媚び売ってる感じするよね~。抱き着くチャンスって思ってさ~。」


 「おいおい、女ってそんな怖いのかよ……。」


 「そんなもんだよ!」



 



 そして、海では……。


 「よいしょ、まぁバランスは問題ないな。」


 約束通り、零を二人でボードに乗ってみる。零のバランス感覚の良さもあって意外と簡単に乗れてしまった。


 「じゃあ、零、俺の腕から外れるなよ。」


 「はい!(あぁ~、涼さんの腕がお腹に♡)」


 零をまた波の餌食としないように後ろから零の腹部を覆うようにして支える。まったく、ホントに白くて、すべすべしてるよな……、意識が波じゃくてそっちに行きそうだよ…。



 その後、結構な回数、波に乗った。零が楽しそうでしたので……。おかげで、疲労困憊である。


 


 また4人で晩御飯を食べて、海の家は終わりだということを再確認したところで解散となった。まぁ、解散と言っても部屋は離れていないわけだが……。

 部屋に戻ると、零はご機嫌でくつろいでいた。俺は疲労がヤバいのでとりあえず一人で風呂に入ることとした。



 「あぁ~、やっと普通に休める~。」


 湯舟に浸かり、本音が漏れる。なんというか零と結婚したら、子供がどうとかの前に俺が持つのかという問題があるように思う。

 そんな考えをしているときに彼女は来た。



 「涼さん~、お背中流しますね~。」


 もはや慣れてしまったが、零が一糸纏わぬ姿で風呂に入ってきた。


 「あ、ありがとう。でも、その今日は、ホントに朝からで疲れて、だから今日は普通に…寝…」


 「あ♡じゃあ、今夜は私が一生懸命動くので涼さんは仰向けになってるだけでいいですよ♡。」


 「え、いや、そういのじゃ…」


 「涼さんは私の事お嫌いですか?」


 「分かった、仰向けにな」


 「はい♡(今のうちに涼さんと愛を育んでおかないと、いつまたビッチなメスが出てくるのかわかりませんからね!)」




 風呂を無事に終えると、零は俺にサプリメントのような錠剤を4個渡してきた。


 「零、これは?」


 「東雲製薬で開発した疲労に効くお薬です。開発グループの薬剤師にも涼さんのデータを送って確認してもらっているので大丈夫ですよ。」


 「へえ~、ありがとう。」


 そして、俺はそれを水で流し込む。まぁ、飲んだところで変化はない…まぁ、そうだよな。零がすんごく俺のこと見てるけど、どうかしたの?、何?、俺、もしかしてこの薬の実験台?。



 「じゃあ、涼さん、ベットに寝てください♡」


 「え、もう?」


 「はい♡」



 そして私は、涼さんのアレを十分に大きくして、馬乗りになって、涼さんのアレをすぽっりと入れました。


 「涼さん、どうですか?、気持ちいいですか?」


 「あぁ~、うん、もうそろそろヤバい。」


 「嬉しいです、じゃあそのまま私の中に…」


 いつもの事ですが、涼さんの大量の赤ちゃんの素を頂きました。



 「ダメだ、零。全然、収まんないし、なんか体の疲れが抜けてきたから、今度は俺が動くわ。」


 「え?、じゃあ、お願いします♡。」


 お薬が効き始めたみたいです♡。ホントは、男の人が超元気になるものでーす。色々と滋養強壮系のが入ってまーす。獣のように本能的になる効果のある成分も入ってるらしいです。まぁホントは2個までなんですけど、そこは、その乙女のミスってことで…てへっ♡

 でも、涼さんのアレ、すんごく大きくなってるし、目がホントのメスを前にしたオスの獣みたいになってます~。


 スー、ハー、スー、ハー


 「涼さん、どうかしたんですか?」


あれ、何か私、すごく匂い嗅がれてます。胸とかお腹とかアソコも……。


 「いや、零って可愛いし、ホントいい匂いするなって思って。あ、ヤバい」


 「そんな可愛いだなんて♡、あ、きゃああ~ん♡。」



 涼さんは匂いを嗅ぎ終えるとすぐ様、その先ほどよりもカチカチのアレを私の奥底まで突き刺しました。いつもと違って、少し怖いけど、なんかとってもいいです。



 数時間後


 「涼さん、そろそろ私も……疲れて…。えっと……もう10回も…」


 「スー、ハー、スー、ハー、あぁ、いい匂い。入れたい。」


 「え?、まだ?」


 そして、私はまたそのカチカチなモノでぐいぐいと突かれました。一回スッキリするとサイズが小さくなるのですが、私の匂いを嗅ぐとまたフルサイズに戻ってしまい、私のアレに入れたくなってしまうようです。言葉もあまり無く、メスを妊娠させようと必死なオスのようです。お薬が効きすぎみたいです……泣。




 翌日の昼(ベットにて)


 「あ、あれ、俺は……」


 「お目覚めですか?」


 「うん、なんか調子いいんだよね!、腰が痛いけど…。零の薬のおかげかな。まぁ、大分寝っちゃったけど…。」


 「そ、それは良かったです。」



 朝の8時まで涼さんの餌食となった私がまた嘘をつきました。ベットの上で朝チュンは良いのですが、今履いている下着は、行為が(涼さんが力尽きて)から履いたのですが、もうすでにドロドロです。


すると、電話が鳴る。


 「はい、雅さんですか?」


 「あ、零ちゃん、これからお風呂行こ~、今起きたばっかりでさ~。」


 「はい、わかりました。」




 大浴場にて……



 「ねぇ、零ちゃん、お尻から何か垂れてるけど、大丈夫?」


 「は…、はい、大丈夫です。」


 「(昨日はお楽しみだったのね!)そう、じゃあお風呂入ろ~」




 洗っても洗っても白いのが出てくるんですけど、もうどうしましょう?。これじゃ私がビッチなメスみたいじゃないですかーーーーー。




 海の家 完




 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る