第38話 6年S組

 しかもボクの受け持つ六年S組は、ひと筋縄ではいかない生徒とモンスター 親御ペアレンツばかりだ。


 担任もコロコロ代わり、先日も

担任が胃潰瘍で倒れ、現在、新任のボクが担任代理を任されていた。


「よ~、クーちゃん😆🎶✨」

 不意に廊下を駆けて来た少年がボクに声を掛けた。

 クーちゃんと言うのはボクのアダ名だ。

 姓名が空牙クウガなので、生徒らからは、そう呼ばれていた。


「ねぇ、誰! この子? スッゴいコスプレじゃン❗❗❗ 何、忍者マニア😆🎶✨」

 シュートこと原田 秀人シュウトだ。

 頭は抜群に良いのだが、問題児の一人だ。


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