竜飼いの少女
知識とはいったものの、この世界の人々がどの位博識なのかわからないから歩み出すにも頭を回す。
この国は発展していても面積が少ない。だから隣国に攻めいられると負けてしまう。
つまりこの国に今一番必要なものは『領地』であって『勝利』ではない。つまり、事を良く持って行くには隣国との同盟。これから勝っていくには此処は最重要の起点になるであろう。
「まずは、自分達の戦力強化をしたいんだけどエイルは俺にあった竜はなんだと思う?」
「う~ん私も本格的な戦争には1度しかあったことないからあまりよくわからないかな」
「私の友達に竜の扱いにとっても強い子がいるから会いに行ってみよう」
エイルに紹介され、その人の下まで足を運んだ。
着いたのは木造の一軒家。こんな町外れにどんな人がいるのだろう
「おーいイブキちゃーん!」
エイルが大きな声で呼ぶとひとりの女性が二体の子竜を引き連れて出てきた。
「どうしたのエイル?」
その女性は金髪でゴシックな雰囲気を醸し出すが、どこか大人っぽい感じがする。
「カイト君にどんな竜を扱ったらいいか教えてくれない?」
「こんにちは自分の名前は雲竜カイト。昨日いきなりこの世界に召還されました。」
スッ
金髪の少女が一瞬で切りかかってきた。
喉元に短剣に息が出来なかった。
人が変わったように自分に問いかけてきた。
「私は王族の話は聞かない。」
さっぱり理由がわからない。なぜ自分が拒絶されているのか。
「イブキちゃん、カイト君は前戦争後に召喚された人だから大丈夫だよ。」
彼女は剣を収めて間合いをとった。
「それでも、私は王族を嫌っている。私を騙し多くの竜を殺した忌まわしき王族を。」
「では何故エイルは大丈夫なんだ?」
「エイルは救ってくれた。あの地獄のような虐殺現場から私たちを。王族でありながら…」
自分が召喚される前にそんなことがあったのか。
「イブキさん安心してください。私は虐殺なんてしませんし、私はそんなに竜を愛しているイブキさんを尊敬しますよ」
「…そう、ありがとう。いいわエイルのお願いでもあるしちゃんと選んであげる」
「じゃあこっちにきて適正竜を選ぶ上での特性を見るから」
どう計るのだろう。能力とか魔法とかそう言うのわけわかんねえだよな
家の奥に進んでいくとイブキさんはふと立ち止まって言った。
「こ、これは適正を見るだけだからね」
「ん?」
恥ずかしがりながらいきなり僕の手を胸に当てた
「!?」
「勘違いしないで。これはエイルのためなんだからね。」
彼女からは何かが溢れてくるような感覚が伝わってきた
「これは…?」
「これは
すると突然、体がビクッと跳ねた。
「これで完了よ。あなたの適正は
バタッ!!
イブキさんが体の力を抜くと、体が支えれなくなってしまって押し倒された。
「イブキさん!?!?」
「そうだった、これやったら一定時間体の力抜けるんだった」
自分の手には柔らかな、これでもかとつぶされた胸がいっぱいに広がる
「…//////!へ、変なことしないでどっかのえろ同人みたいに!!」
……
正直したい。自分も元は一般高校男児、欲が湧くのは生理現象だろう。
でも、そんなことしたら僕の人生は燃え尽きるだろう。。僕は犯罪者になりたくないんでね
すっと体をのけようとすると、勢いよくドアが開いてエイルが入って来た。
「二人ともどうし…た。」
重なる二人を見てその勢いのある声は更に勢いの有るものとなる
「何してるの二人とも!!」
誰もがこの状況をみたらそう言い出すであろう。
「竜適正検査が終わって力が抜けちゃって、そこをいたずらされそうだったの…」
さっきとは人が変わったかのように弱い者キャラになった。
「そうなの!取りあえずカイト君は退いてあげて」
不憫だが仕方ないことだからここは我慢する
「ありがとうございます。でも、知ってどういう能力何ですか?」
「え~とたしか、知は全体的なパラメーターは平均値位だけど、主従関係によって知能もパラメーターみ急上昇する感じだった気がする。でも知属性なんて聞いたこと無いけど。私のプレーナみたいに
その後、竜の選択について教授してもらい、外はもう日が
「今日はおしまい、なんとなく竜のことはわかった?」
「ありがとうイブキさん、きっとまたお世話になるかもだけどよろしくお願いします」
「今更改まる事もないでしょ、此方こそよろしくね。」
「じゃあ暗くなってきたし私たちは帰りましょうか」
「じゃあねイブキちゃん」
「バイバイ、お城でも頑張って」
ウィンドウからお城を選び移動する。
(イブキちゃんかわいかったな~)
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