第二部は少しコメディタッチな感じだったので、終始ニヤニヤしながら読み進めてしまいました。
こちらは第一部で人間関係や各々の個性を把握できていたことで、読み手がより心地良く感じる章になっているのだと思います。
加えて相変わらずテーマとストーリーを結び付けるのがお上手だなあと思いました。
また、ここまで星原さんにされてもまだ気付かない月ノ下君は相変わらずちゃんと主人公してるなあと安心しました笑
作者からの返信
シリーズ二作目にもお付き合いいただきましてありがとうございます。
前作で登場人物が出そろって関係性も固まったところなので、ここからようやく主人公月ノ下くんと頼れるヒロイン星原さんコンビの活躍が本格的になってきます。
「頭の中のイメージを具体化するのって本当に難しいな」というのが今回のテーマですね。これは今でも物語を作るときに悩んでいます。
ほぼ気持ちは通じ合っていると思うのですが、なかなか進展しない二人です。
第一パート終了しました。
雪世さんの人物描写の巧さが光りますねぇ。綾瀬さんみたいな人、中学の時に居ました。
勿論、悪い人ではなかったですがやっぱり苦手でしたね……。
星原さんと綾瀬さん、性格が合わず互いが苦手なのに、微妙に互いを気遣ってますよね。テニスのフォームが崩れ不調にならないかとか、月ノ下君の曖昧な態度が星原さんの不安になっていると発破をかけるとか……。
そこがまた青春……『角が取れ丸くなる』頃には互いの笑い話になっていそうですよね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
綾瀬さん自身は特に悪人という訳ではなく、自信家でそれなりの成功を収めてきたために「できない人間」「弱い人間」の心の機微に疎いだけの人です。
星原さんとも、敵同士というより、ちょっとそりの合わない間柄という感じですね。
拝読させていただきました。
相変わらず上手いなぁ。
冒頭の話から、まさかあんな計略に繋がるとは。
ぼけっと口を開けて読んでおりましたw
最初は講談社コミックの方の「Q.E.D. 証明終了」16巻収録の「サクラ サクラ」を思い出しておりましたが、当たり前に関わる人物が違えば展開も違う物になるわけで。
真守に燈馬(件の漫画の主人公です)のような「大事なものと、そうでないもの」を峻別する厳しさが出たのかと期待してしまったのは、私が引っ張られてますね。
彼らはこのぐらいのペースが良いのかもしれません。
作者からの返信
「Q.E.D. 証明終了」はタイトルは知っているのですが読んだことなかったです。
名作とは聞くのですが。
少しずつ関係は深まってはいるのですが、この先どうなることやら。
月ノ下くん!月ノ下くぅん!!そこまでいったならもうちょっといってくれぇ!
やっぱり読み始めたら止まらない〜
作者からの返信
コメントありがとうございます。
月ノ下くんとしても、ムード的に「関係が進展するかな」と期待するところはあったのですが、会話の流れで濁す形になりました。