114.≪お使い≫バージョンアップ
「殺ったか・・・。」
初めての接近戦、初めての強敵、初めての死の覚悟など理由はハッキリ分からないがとにかく極限までに高まっていた緊張が一気に解けて俺はその場で膝から崩れ落ちた。
はぁ、もうこんな戦いは二度としたく無いな。
「ソラ!さっきのは何だ!俺がほとんど傷付けられなかったドラゴンが真っ二つになったぞ!」
「ブヒブヒ」(とにかく倒せて良かったぞ)
(ミンナブジ)
「みんなありがとな。みんなが頑張ってくれたお陰で危ない場面もあったけど何とかドラゴンを討伐できたよ。みんな疲れてると思うから休憩しよう。パッシー飲み物とお菓子が頼む。」
俺は銀貨を出してパッシーに《お使い》を使ってもらう。
「ブヒブヒ」(オウ任せてくれ)
パッシーに頼んでアク○リアスとチ○ルチョコを買って来てもらった。
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お使いのレベルが上がりました。
次回からパンが購入できます。
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おお、菓子パンに惣菜パンが食べれるようになったぞ!
「どうしたんだソラ?ニヤニヤして。」
「パッシーの《お使い》で新しい物が手に入るようになったんだ。」
「何!それも買おうぜ!」
「今回はチョコっていう甘くて美味しいお菓子を買ったから次回な。」
「うぬぬ、分かったぞ。絶対だぞ!」
「ブヒブヒ」(はやく食おう)
(ノミタイ)
使い魔達にそれぞれ飲み物とチ○ルチョコを渡して休憩に入る。
「おお、この黒いお菓子この前のとまた違ってすごく甘くて旨いぞ!」
「ブヒブヒ」(俺はコッチのほうが好きだな)
(オイシイ)
俺はアク○リアスを飲みながらスキルを確認する。
まずは竜殺剣技と弓道を使用して古武道を獲得する。
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・古武道
日本古来から使われた武術の集大成に武道の考えを取り入れた心技体を兼ね備えたもの。
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全員が竜殺しの称号を得て新しいスキルを獲得している。
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ジンは《闘気》が《竜闘気》に変化しました。
ジンは《魔闘気》が《竜魔闘気》に変化しました。
パッシーは《ドランゴンブレス化》を獲得しました。
ポックルは《植物魔法》が《竜樹魔法》に変化しました。
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どのスキルもいままでと比べられない程強力になっている。
いまならみんなさっきのドラゴンに一定以上の傷を負わせられるな。
おそらく《断絶》を使わずに倒せるはずだ。
だけどあんなのと戦うのはコレっきりにしたいよ。
さてさてそれではみんなも休憩が終わったみたいだし、アレだけの大物を倒して出てきた宝箱の中身を確認することにしましょうかね。
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