2,ゲームを勧めてくる父親
私の父は、頭がいい。
勉強とか機械いじりとか動画編集とか、色々よくできる。
それはいいんだけど、
その他がわりとクソだということに最近今更気づいた。
始まりは、2年くらい前だと思う。
母がいない時に、私が勉強していると、父がリビングで堂々と音ゲーをやり始めた。
私は昔から目が悪いせいで母にゲームを禁止されているというのに。
もちろん、まだスマホを持っていなくて音ゲーを全く知らなかった私は興味を持ち、覗き込んで見てみた。
そこで父の一言。
「やってみる?」
これのおかげで私の人生が変わったといっても過言ではないと思う。
最初は全然出来なかったが、母がいない時を見計らってちょこちょこやらせてもらっているうちに、だいぶ上達した。
ついには、3年間音ゲーをやり続け相当上手い部類に入っている父にすら追いつきかねない程にまで。
父いわく、もともと瞬発力や集中力があるし、ピアノをやっていることもあってリズム感もあるから音ゲーの才能あるんじゃないか、と。
ちなみにその集中力は勉強やピアノには発揮されないことは私が一番分かっている。
そしてついには、
「ねえ、ちょっと疲れたから残り消費しといてくれる? 勉強終わってからでいいから」
とまで言われるようになった。
既に音ゲーにだいぶハマっていた私は、早くやりたくて、勉強を半分くらい終わらせたあたりで、「終わったよ」と言って音ゲーへ。
ほら、もうこのあたりから雲行き怪しいよね?
私、ダメな方向進んでいってるよね?
いや、父親のせいにするのもどうかと思うけど、こういう部分も含めて私の性格ひねくれたのは何でなんでしょう…泣きたいです
まあそんなこんなで、2年ほど経った。
ここまで長かった。
母がピアノの生徒のレッスンしてる間に音ゲーやらせてもらい、母が来そうになった瞬間早ワザでゲーム止めて父におしつけ机まで走り、準備しておいた勉強道具を手に持ち、さも勉強していたかのようにする。父は父でスマホを受け取って瞬時に隠し、音ゲーのためにテレビの音を消していたのを怪しまれないように、テレビの音も元に戻す。見事な連携プレーだ。
この連携によって、ゲームをやっていたことは未だにバレていない。私も父も頑張ったと思う。
だが、それももう終わり。
なぜなら、私はスマホを手に入れたから!
スマホを買ってもらい、母に「明後日渡してあげるからね」と言われたその日の夜。
父に言われた。
「今だけ1日一回10連無料だけど、インストールする?」と。
まだスマホはもらってないが、1日一回10連はありがたいから、少しでも早く始めたら? と。
もちろんyesだから、即インストールしてガチャひいたりして。
そして今に至ります。
ものすごい、尋常じゃない勢いでプレイヤーランク上がってフルコンボもしまくってるなんてことは、まあ、ね? 経験者だし? 一応。
その他もろもろいくつかゲーム入れて掛け持ちしてるから、最近はすごく忙しい。
もはやピアノをやる気はゼロ。
勉強もしかり。
そんなこんなでもうすぐ夏休み。
部活に行き、母いわくたまに部活を休んでピアノの練習をし、宿題をやり…
頑張らなきゃなー、と思いつつ。
今一番考えているのは、あれとあれのイベントとこのゲームのランク上げと小説書くの、どれを優先させようかなー
ということだったりする。
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