第24話 痛み
翌日は大きい子チームをリツくんがみてくれたので、僕とさくらは一緒にちびっこチームを連れて回った。
まだ痛みがあったので、薬をのんで誤魔化しながらなんとか三日間は過ごしたが、ディズニーワールド後に予定していたロサンゼルスのリツくんのコンドミニアム滞在は次回にしてもらって早めに帰国した。
楽しみにしていた子供達には申し訳なかったが…
次回、必ずと約束した。
帰国したら、なんだか痛みもなくなった。
なんだ、さくらとリツくんのことだったのかな?
まぁ、念のため受診しておこう。
ロサンゼルスで仕事があったので
藤木家とはフロリダで分かれた。
一人でコンドミニアムに戻り
夕陽が沈むのを眺める。
伊豆のヴィラでのことを思い返していた。
あの時のさくらさんは
間違いなく俺を求めていた。
体だけではなく
全てを愛してくれていた。
いつも
はぐらかされていたけど
肌を重ねてはっきり解った。
さくらさんは俺を愛している。
だけど
関係を続けることはできない。
それが彼女の答えだ。
愛していたい。
これからも。
そして
俺に出来ることは
さくらさんの幸せを
守ることだけだ。
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