期末テスト編
第26尾.22の正と逆位置
3月2日、今日から期末テストである。
期末テストは特殊である。
そのテストの内容は、タロットに沿った人物を10人選出し、もう10人は上級生(2年生)から選出し、10対10の戦いである。
だがタロットは22枚である。
そう、残った二人は、「世界」と「愚者」の
2枚であり、その2人は「生徒」対「先生」の特殊な対決である。
そして、その「愚者」に選ばれたのは……。
「妖狐、今年は、お前が『愚者』だ!」
「……。えっ? わ、私。大丈夫かな。」
「さて、今回戦う相手は、物理の先生。『
「えっ、あの重力を使い、ちょっと根暗なあの先生。」
「いや、自信過剰でちょっとナルシストなやつだ。」
「だ・れ・が根暗で、自信過剰で、ナルシストだ! バカアリス。後、イナホさんも、尾ひれを付けないで下さい。まぁ、なんだ、俺のact、『乗倍する重さ(プラッツ グフィート)』の攻略方法を考えるのだな。」
「……バカって、先生。」
「カッカッカッ、重也先生、そうかっかしない。」
「まぁ、あれだ、合格目指して俺を倒してみろ。」
「分かりました、先生。明日頑張ります。」
そこから、時間が経ち、放課後になる。
「そういえば、龍成や鵺ちゃん達はどうだった?」
「俺は『力』に選ばれた。」
「私は『女教皇』でした。」
「私は『皇帝』だった。」
「私は駄目だった。」
「……。そっか、まぁ、私は知っての通り、『愚者』だよ。」
「そうか、そうだよな……。おい、今て言った?」
「いや、だから。『愚者』だよ。」
「ウソだろ?校長は妖狐を殺しにかかっているのか? で、相手は妖狐。」
「えっと、『二条橋』先生だけど。」
「……。あー、まぁ、あの先生だったら、
いいかな?」
「でも、あの先生は物理の専門者で、物質の
重さを2乗にするからな。
後は、噂程度だか、あの人のactは、私達
とは、一つ上の段階にいっているらしい、さしずめ……、」
「『actステージ2rd』と言ったところかな?」
と、妖狐達は雑談していた。
そして、翌日テスト本番……。
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