第6尾穹星神話祭(汗と涙の運動会)
9月31日、四つの軍団、青軍、朱軍、白軍、玄軍で戦う。A組が青軍、B組が朱軍、C組が白軍、Dが玄軍であり、アリスはC組なので白軍である。
「今日は何の日だ! そうだ、actor達の見せ場である運動会だ、お話らのactを観客に見せてやれ!そして、勝ってこい、楽しんでこい! 」
そして、午前9時、戦いの火蓋は切って落とされた。
さて、まずは徒競走。
「位置について、よーい、ドン! 」
その掛け声と発砲音で4~5人の選手が走る。
が、アリスはこの競技に出ていなかった。
次は玉入れである。この競技にはアリスは出ている。
「さて、ちょっと時間貰うよ。」
そう言ってアリスは計算し始めた。
「おい、妖狐まだか。」
「大丈夫、もう最適解は出ているから。天羅ちゃん。」
「何だ、妖狐。ん、成る程理解した。」
そうして、天羅とアリスはactを使い、玉を籠に入れた。
次は、騎馬戦、4人一組のチーム戦で、そこにもアリスはいた。
「よっと、ちょっと考えてるより安定感がない。でも、いいや、下の先輩達お願いします。」
競技は接戦であった取ったら取り返す。そんな戦いだった。
が、しかし白軍は取られる事なく競技をしている。何故なら知将のアリスと猛将の龍成の二人で完全試合をしたから。
次はチャンバラバトルロワイヤルである。この競技は勝ち抜き戦で、頭にある紙風船を割り、残った人が次の戦いに参加出来る。最後まで残ったチームが勝ちである。
「さて、やりますか…。」
そう言ってアリスは舞台へと行った。
「さて、先輩達、悪いけど一瞬で終わらせてあげる。『剣撃剣舞・霊装演撃』!! 」
その宣言通り、勝敗は一瞬で決した。アリス以外の風船か壊れていた。
生徒達は頑張って戦った、特に応援は白熱した。
そして、最後の競技、代表選手徒競走。
アリスは一年生代表で出ている。
そして、アリスの番。
「頼む! アリス! 」
「了解! 」
バトンを受けたアリスは速かった。その姿はまさに獲物を狙うハンターの如く、躍動する狐の様な速さであった。
「先輩バトンお願いします。」
「よくやった後は任せておけ。」
そのアリスのおかげか白軍はこの競技を一位で勝った。
そして、優勝発表で白軍は見事、優勝した。
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