2:僕らは皆変わってる
しぃる: 変な人ばっかりってあたり細かく掘り下げて!
しぃる: うさぎや先生を超える不思議なあれがあるんだろ?????
しぃる: 面白いってそれ!!!!!!!
すぽん: いや、前も言ったんですけど、文学って理系と反対で「考えなくてもいいぐらい簡単なことをわざわざ考えて複雑にする」って面があると思うんですよ。生きる上で絶対に必要のない過程。
しぃる: あれだろう、北方謙三先生よろしく「悩んだんならきれいなお姉さん居る店行こうぜ!」って言いたくなる感じのことを悩むんだろう
すぽん: 例えば普通に生きていたら「どうして俺はこんなふうに生きづらい思いをしなきゃならんのだ。何がおかしい。社会か。俺か。分析しよう」ってならないと思うんです
しぃる: ならないよね、俺も生きづらいけど分析って感じではないし
すぽん: 「どうして俺は綺麗なお姉さんの店に行くことにこんな興奮を覚えているんだ。この興奮はなんだ?」って立ち止まって考えてしまって仕方ない、みたいな人、そういうのがあって、考えた挙句何か結果が得られるわけない、という
しぃる: マジか、難儀
すぽん: そんな風に、生きることに変なエネルギーを絶えず消耗してる人、無意味に悩んで無意味に消耗する、それが嫌で小説を書くみたいなところがあるような気がする。
しぃる: 考えない為に綺麗なお姉さんの店行くと思うんだよね、うん
しぃる: それだったら小説という形にした方が良い感じになるよね……
すぽん: そうそう、それなのにそれができない不器用な民がいるんですよ
しぃる: となるとまあ小説なりなんなり文章ですわ。理にかなっている
しぃる: 同じ文章というものをやっているにしても、アプローチって違ってくるんだなあ……
すぽん: あと「この人はどういう人なんだろう」って逐一分析するタイプのやつもありますね。それで自分の中で意味を見出して、その意味を生むことに意味を見出してる人たち、みたいな。
すぽん: まあ、これはエンターテイメントの正解とやらとはどうしても離れてしまうっていうところがあるので、ぼくがエンタメやるのはかなり難関なわけですね
すぽん: まあ、これはぼくの考えですし、ぼくは文学部でもなんでもなく、今まで読んだ小説で考えた結果なわけで決して正しいってわけじゃないです!
しぃる: うさぎやさん、RPGで言うところの攻撃特化タイプの軽戦士みたいなあれが有る気がしますね
しぃる: その鋭さをエンタメに叩き込んでるからあの青木君の人の心に光を灯すあれが生まれるのだ
しぃる: すごい感動攻撃力だったもんあれ
すぽん: でもとりあえず邪心任侠のほうが話しやすいと思うので、まず邪心任侠の話から始めませんか
しぃる: おk
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