後書き~海野しぃる~

 限界男子が二人集まったので地獄になるかなと思ったんですが、そんな事は特になかったです。やっぱり恥ずかしさを感じつつも赤裸々に創作語っている時の方が限界男子やってる時よりも、ずっと格好良くてグッと来ましたようさぎや先生。俺たちプライド捨ててるくらいがちょうど良いんですよ。天才じゃないのに頑張ろうとしてるんですから。


 お互い「対談やろ~ずぇ~?」「い~ずぇ~」みたいな流れでその日に決まって即対談みたいなあれだったんですけど、思ったよりも語ることがあってびっくりでしたね。僕がアカハラ(誇張表現)で疲れ切ってなければ後一時間くらい話したかったあれがあります。そんな状況なのに一時間話して良い感じにオチもついてしまったので本当に良い対談ですよこれ。掲載分はほぼノーカットノー編集です。僕の一人称がブレブレなのもそのままです。リアルでも話す時一人称めちゃくちゃ変わるんですよ僕。


 努力型とか言ってる癖に「ええ感じで書いている」ってなんだよって思うかもしれませんが、このええ感じって多分小説を読む人ならみんな感じるブツだと思うんですよね。全ての人間がそれを感じるかは別として、小説を読んで楽しいって思う人ならばそのが多分なんですよね。僕たちは技術やロジックを積み重ねて自分のをうまく説明しようとしているんです。


 これは今思いついたことなんですけど、今回で言うところ天才型の人たちは体の中にある創作エネルギーが尽きることなく勝手に溢れ出て文字になるんですが、僕やうさぎやさんみたいないわゆる努力型は技術やロジックをポンプ代わりにして自然と溢れ出るほどじゃないエネルギーを汲み上げているんですよね。そこの技術がなんとかなってしまえば、あとはある程度対等な条件で各自のだけをぶつけ合えるようになると思います。そういう「web小説におけるいわゆるテンプレートとは似て非なる方法論」を生み出したいのです。各個人のええ感じをエンタメとして抽出する方法を研究することで、人間全体に共通する特性への理解が深まり、それでまたより良いエンタメ作品を送り出すことができるようになるみたいな状態を作りたいですね。


 今回の対談はこれでおしまいですが、もしかしたら他にも色々な方に会いに行くかもしれません。作家として志向するジャンル以外がよく似ているうさぎや先生とお話をしたのでこういう感じの「あ~それ~」「わっかる~」みたいな話になりましたが、まったく違うタイプの方やあるいは同じジャンルで頑張っている方とお話したら雰囲気も違ってくるかもしれません。今後も似たような企画をやるかもしれないのでどうぞお楽しみに。


 最後にうさぎや先生の作品集のリンクはこちらとなっておりますので、興味が湧いたらぜひお読みください。


https://kakuyomu.jp/users/usagiya_supon


 本当にクソみたいな余談なのですが僕だって美少女と対談したいです。

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