第47話 一集一品その7
オレ・レッチャットさん・ハラマ・おやっさん・アヴェンタちゃん!
此のメンバーで、リスルドが引っ張ってるリス車に揺られながら、
アヴェンタちゃんの居城建設地の下見に出かけたのだった。
途中にある村の、ケット村などにも立ち寄り、村長のレーニとも話など
していた。
ケット村にあるダンジョンなども視察したのは言うまでもない。
そうして、次の目的地は、堕天使族の集落を目指したのである。
出迎えには、長老のヨハンネスと長老の息子シーグルドが出迎えてくれた!
アヴェンタちゃんの私兵になる部族だったので、アヴェンタちゃんも
上機嫌になっている。
アヴェンタちゃんに取っては、私兵など初めて持つから当然であろう!
アヴェンタちゃんは、堕天使族がまだ、ガヤルド大陸の南部に居るのなら
配下に欲しいと言った所、長老のヨハンネスは心当たりがある言い、
南部地域の堕天使族に、臣従を誓わせると約束をしていたのだ。
堕天使族の私兵が、南部地域の領兵になるのだから、堕天使族も
嬉しかろう!
何せ相手は、辺境伯なのだ!その配下と言うと箔も付くからだ!
ヨハンネスの部族が、居城周辺の中央を守り。
その他の部族は、今住んでいる周辺の守護に収まる訳だ!
今までの暮らしからしたら、隠れ住む必要も無いし。
大手振って暮らせるのだ!
プライドの高い天使達にしたら、此れ程に誇れる事もなかった!
誇り高き天使達である。
ヨハンネスに、居城周辺の案内を任せている。
ヨハンネスは、子供の時は天界で暮らした事もある老人だ!
それなりの、博識で街作りなども理解していた。
おやっさんとヨハンネスさんに居城と街作りは任せておけば問題ない!
オレはそう確信したので、2人で街作りを任せると宣言したのだ。
アヴェンタ様も、此の場所を偉く気に入ったようだったし。
港街ガヤルドも、もう少しで完成するから、そろそろ居城作りを始めれる
様になるはずだ。
後は、アヴェンタちゃんの号令1つで全ての者が動き出す!
〈皆の者!良く聞くのだ!ボクは此処に居城を作るからね!手伝いを頼んだよ。〉
≪はっ!アヴェンタ様の為に懸命に働きます!≫
ヨハンネス達は、此の日の為に練習してきたのかと、思うくらい息が合っていた!
ふぅ~~オレの仕事は、まだまだ楽にはなりそうに無いな!
アヴェンタちゃんも、オレを扱き使うよな!
社畜はつらいよ!
〈ボクは一旦、港街ガヤルドに戻ってるから、お城が完成したら呼びに着てね!〉
≪畏まりました!≫
そうしてアヴェンタちゃんは、港街に戻っていった!
オレもレッチャットさんとハラマを連れて、コボルトの集落に向かうかな!
おやっさん!後の事は任せますよ!
『おう!エストーケ様・コンセプト様を連れてきてるから、
皆で打ち合わせしたら港街に帰るわい!』
それでは、お願いしますね!
オレ達はコボルトの集落を直ぐに見つけられた。
クー・シー族の情報通りの場所に集落はあったのだ!
アヴェンタちゃんのお城から、真っ直ぐに西に1日行った場所に集落はあった。
クー・シー族のランナル村長の紹介状を持参しているので
大事にはならずに、話し合いが開始された!
コボルト族の皆さん、初めまして私はアヴェンタドール様の配下をしてる
秋月蓮准男爵です。貴方達にお願いが合って遣ってきました。
【コボルト族・族長のマティアスです!お話をお聞かせ下さい!】
アヴェンタドール様の下で、コボルト族は御用商人になって欲しいのです!
【御用商人ですと!?】
はい!南部地域の商いに精通している、コボルト族だからこそ出来る仕事だから
こそ、此の仕事を任せられるのですよ!
【コボルト族は代々、此の地で行商人を生業にしてきましたが、
行き成り御用商人ってのは驚きました。】
驚かれるのは解りますが、本当の事です!
【私達で、本当に宜しいのですか?】
はい!南部地域の行商は此れまで通りお任せします。それと御用商人を頼まれてください。
【他の部族に怨まれたりはしないのでしょうか?】
その心配はありませんよ。行商をしてる部族は、コボルト族しか居ないと聞いていますから!
【確かにコボルト族しか行商はしてませんね。】
他の部族は、近い部族としか交易はしてませんので、その邪魔をしなければ
怨まれる事も無いでしょう?
【そうですね!気をつけます。】
アヴェンタドール様の居城は、此処から東に1日行った場所に古城跡があるのは知ってますか?
【あっ!あそこですか。】
そこに居城を建設を開始されました。もしも居城に行く事があるのならば、
ラプター士爵に会って下さい!私の部下です。
【解りました!1度ラプター様にも挨拶をしに向かいます!】
それでお願いします。
それと話は変わりますがぁ――
こうしてコボルト族は御用商人としてアヴェンタちゃんに扱き使われる仲間が
増えたのだった。
そしてオレは、コボルト族にある場所までの案内を頼んでいた。
そのある場所とは......
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